今日のテーマは、『阪急電鉄の中吊り広告が、炎上したことに対する私見』です。
昨日、一昨日と、阪急電鉄の『中吊り広告』が世間を賑わしていますね。
これは、
『働く人を勇気づける言葉の企画』として、
某コンサルティング会社と阪急電鉄が、審議して選んだもののようです。
キャッチコピーは『全80種類』有るそうですが、
その中に、今回、一際『世間』の反感を買ったものがあるようです(笑)
それが、次のフレーズです。
『毎月50万円もらって毎日生き甲斐のない生活を送るか、
30万円だけど仕事に行くのが楽しみで仕方がないという生活と、どっちがいいか。』(*原文ママ)
どこかの『自己啓発本』か何かにも、出て来そうですね(笑)
この手の『question』には見慣れてしまっている事もあり、
正直、最初に見た際は、なぜ『炎上』しているのか分かりませんでした。
そういった点、私自身も、『世間一般』の感覚とはズレてしまっていますね(笑)
このフレーズを批判している方々の『ご意見』として、
紹介されているものには、主として次のような『声』があるのだとか。
『月収の基準が、(世間一般とは)ズレている。』
『(月収50万円というのは)高級住宅地のある阪急沿線の金銭感覚だ。』
『そもそも、現時点で月収30万円もらっていない。』
『生き甲斐を前面に出されても、リアリティが持てない。』
などなど。
ほう(笑)
『当事者』では無いですが、私も『民意』は受け止めました。
普段、
(金融機関に所属しない)独立系ファイナンシャル・プランナーとして、
多くの方々の、『ライフプラン提案業務』に関わらせて頂いています。
その中で、
会社員、自営業者、会社経営者、リタイアされた方々等、
『社会的立場』としても、様々なステージの方々に接している自負はあります。
当然、
『世間一般』の大多数を占める『会社員』の方々もいらっしゃる訳で、私も、
『月収30万円(*)』が、簡単な基準では無い事も理解しているつもりです。
(*恐らく、『手取り』の意味。『額面』支給で月40万円程でしょうか。)
ただ、
今回、阪急電鉄が掲載した『中吊り広告』が批判を集めてしまったのは、
個人的には、『金額の問題では無いのではないか??』と考えています。
そもそも、
『金銭感覚が阪急沿線のものだ!』という声もありましたが、
乗車する方々が同様の感覚を持っているなら、全く問題になりません。
関西の方々は分かるでしょうが、
他の『声』が指摘しているように、『阪急沿線』にお住いの方々の所得は高いです。
私自身、
大学時代の4年間は、神戸市の『山の手』で過ごし、実際に見て来ましたが、
阪急沿線から上側は、『会社員』では建てられないレベルの豪邸が続きます。
これが、
『神戸市』から『芦屋市』『西宮市』『宝塚市』『川西市』等へと続きますから、
『人口規模』では表しきれない、『阪神間』のポテンシャルの高さを感じます。
それで、
当然の話、『中吊り広告』は阪急電鉄の車内に掲載されている訳ですから、
『月収30万円』に対する評価が同じ人が見ても、批判は起こり得ません。
今回、
批判をしている方々は、恐らく、『阪急沿線』以外の方々でしょうから、
そもそも、『目にしない』のだから、批判する必要性すら無いと考えます。
例えば、
遠く離れた異国の地・ボリビアで起こった汚職事件(*)に対して、
私たち『日本国民』が、まったく腹立たしく感じない事と同義です。
*1つの例です。実際にボリビアで『汚職事件』が起こっているかは知りません。
人間というのは、
『自分に関係のあるもの』に対しては、善くも・悪くも『強い感情』を抱きますが、
『関係ないもの』『興味のないもの』に対しては、『無関心』な反応を示します。
そう考えると、
自身に関係のない『阪急沿線』の感覚など無視すれば良い話で、
わざわざ『遠征』してまで、『批判』する必要性は無いはずです。
もう1つ例を挙げれば、
世界中で、想像を超えるレベルで『お金』を稼ぐ人たちは存在する訳で、
私たちは、そういった方々に対して、いちいち『嫉妬』をする事も無い。
この辺り、『自分とは違う世界のこと』として、
とても良い意味で『割り切って』考えるように出来ています。
それでは何故、今回、炎上騒ぎになっているのか??
それは、
現在、得られている『収入金額』如何とは別の話として、多くの方々が、
『ライフワーク』という概念とはほど遠い人生を生きている事に由来します。
小学校から大学修了まで、
多くの方々が『16年間』以上もの間、『受け身』の勉強に慣れてしまい、
社会に出てからも、人生自体を『受け身』で生きる事に慣れ切っています。
日本の学校教育において、
それを通して獲得する、最も優れた能力は『忍耐力』ですから、
『指示されたこと』『決められたこと』を、忠実に実行する人間が求められます。
私自身、
『会社員』という職業を『7年半』経験したことがありますが、
もしも、『終身雇用』を期待して、『受け身』でこの期間を過ごしていたら、
きっと、30歳で独立を迎える時点では、確実に『思考停止』していました。
実際はそうではなく、
『30歳』を迎えた時点での独立・起業を目指していたので、
多くの方々と比較して、非常に『濃密』な20代を過ごした事になります。
『会社員』という立場を経験していたからこそ、現在、
『ライフワーク』に生きて、得られる『自由』に対しては『格別』に感じます。
勿論、
『権利』と『義務』、『自由』と『責任』は共存するものですが、
人生の『主導権』を握っている今の感覚は、自身の価値観の中で最重要なものです。
『収入の大小』という問題よりは、『生きるステージ』の問題ですね。
このワードも炎上しそうな要素満載ですが(笑)、
『カースト』のような階級(立場)の違いが、そこには存在していると考えます。
今回、
阪急電車の『中吊り広告』のフレーズが炎上した理由は、私見では、
『生きるステージ』の違いによる、我慢して生きている方々の『嫉妬』です。
自分自身も、『我慢』して生きる事に慣れ切ってしまい、
自身の周りの人間も、同様のステージで、同じ感覚の人間しか存在しない。
このような環境では、
『自由に生きられる!』『ライフワークに生きる!』という感覚すら、
そもそも、持ち得ることが出来なくなるのでは無いでしょうか??
そんな時、
いきなり『生き甲斐』を優先して、仕事をして生きられる!という人間が出て来た。
自分にとっては『異次元の世界』の事が目の前に出て来て、ある種パニック!(笑)
その結果が、今回の『批判』に繋がっているのだと考えます。
勿論、
何も『準備』せずに達成することは不可能ですが、
『ライフワーク』に生きることは、あなたが本気であれば、必ず出来ます。
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