『1億円あれば金利で暮らせる』は、果たして『真実』か??

今日のテーマは、『1億円あれば金利で暮らせるは、果たして真実か??』です。

 

 

冒頭、1つの質問から入らせて頂きます。

 

 

『タイトル』についてですが、皆さんは、どう考えられますか??

 

 

先ず、

 

 

『1億円』という、ある程度まとまった金額が入った際、

『金利』を得ようと行動する時点で、少し『賢い』人物ですよね。

 

 

普段から、

 

 

多くの方々の『金融リテラシー』に触れる機会が多いですが、

『1億円』という金額を『キャピタル』として捉える事なく、

『インカムゲイン思考』できる方々は『1%未満』です。

 

 

なので、

 

 

その『行動(金利を得よう)』を取ろうという時点で、

大前提として、その人は、日本では『少数派』の賢い人物です。

 

 

話を戻すと、

 

 

その日本では『少数派』の賢い人物ですが、

果たして、その方は『金利』で人生を経済的に『上がれる』のでしょうか??

 

 

これに対する回答として、大変興味深い『実験』を行なった方がいます。

 

 

兵庫県丹波市で農業に従事される『小西敏晴さん』という方が、

『1万円』を信用金庫へ、平成の『30年間』定期預金したというものです。

 

 

新元号『令和』がスタートして早2ヶ月半ほど経過しましたが、

『平成』が終わるタイミングで解約したこの話、少し話題になりましたよね。

 

 

少しだけ説明補足すると、

 

 

『昭和』最終日の『昭和64年1月7日』、小西さんは『1万円』を元手とし、

地元信用金庫に『3年複利』で定期預金し、『平成』最終日に解約をしました。

*『3年満期』を迎える度に更新し続けて、30年間経過しました。

 

 

更に、

 

 

所属する『古文書研究サークル』の仲間たちに、

クイズとして出題するという『お洒落さ』も発揮しています。

 

 

私も、こんなファンキーなおじいちゃんになりたいですね(笑)

 

 

これに対して、

 

 

回答者サイドのおじいちゃん方も、なかなか頭脳明晰な方がおり、

信用金庫に利率推移を問い合わせ、運用推移を独自計算した人物もいます。

 

 

皆さん、80歳を超えて、そこまで明晰な頭脳を持ち得ていますか??

 

 

いや、

 

 

『80歳』という歳をを超えていない今でも、そこまでの『緻密さ』なく、

『どんぶり勘定』『経験則(*失敗の典型)』で乗り切ろうとする方が大半です(笑)

 

 

果たして、

 

 

小西さんが、地元信用金庫に定期預金し続けた『1万円』は、

平成の『30年間』で、一体、利息を含めていくらになったのでしょうか??

 

 

それでは、勿体ぶらずに発表します。

 

 

なんと、、、、、、、、『1万3537円』!!!!

 

 

この数字だけ見ても、多いのか、少ないのか、瞬時には判断出来ませんよね??(笑)

 

 

そこで少しだけ計算進めると、

 

 

厳密には『30年5カ月』の利息合計額が『3537円』ですから、

複利運用考慮した『終価係数』から導き出すと、ほぼ『年率:1.0%』と分かります。

 

 

個人的には、なかなか『厳しい結果』だという印象ですね。

 

 

『平成』スタート当初『年率3.14%』を超え、

『平成9年』までは『年率2%』を維持していた定期預金も、

解約時は『0.01%』と異次元レベルの低水準に突入します。

 

 

前述の『利息合計金額』も、

 

 

『3215円(*全体の90%超)』は当初9年間で生み出されたもので、

それ以降、直近『20年間』では、僅か『300円』程しか無かったことになります。

 

 

特に、

 

 

最終更新した『3年間』に関しては、

『約1万3000円』の投資元本について付いた金利が『11円(3年合計)』。

 

 

本当に、『雀の涙』と言えますよね(笑)

 

 

ここで、『タイトル』まで話を戻したいのですが、

『1億円あれば金利で暮らせる』は、果たして『真実』なのか??

 

 

もう、お分かりになりますね。

 

 

結論から言うと、『無理』です(笑)

 

 

前述の通り、

 

 

現行の金利水準で見ると、30年トータルで考慮しても『年率1.0%』程度、

直近に至っては『年率0.01』程度しかありません。

 

 

例え、

 

 

投資元本が『1億円』という、ある程度まとまった金額であっても、

30年間平均として『年間100万円』、直近では『年間1万円』。

 

 

このレベルの利息しか生み出されなければ、

『霞』を食べて生活するより他の選択肢は有りません。

 

 

『資産運用』を考える際、投資元本が2倍になる年数を計算する、

『72の法則』という、とても有名な法則があります。

 

 

単純に、

 

 

『複利運用』で『投資元本』が2倍になる年数を計算するには、

『72』という数字を『運用利率』で割れば、その数字が出てくるというものです。

 

 

この法則で考えた場合、

 

 

『年率0.01』という数字を入力した際、

導き出される、『元本2倍』になるまでの経過年数は『7200年』。

 

 

え〜と、、、、今から『7200年前』となると、

『縄文時代』??、、、、『弥生時代』のどちらでしたっけ??(笑)

 

 

『元本2倍』にするという事が、人類史を懸けた『一大プロジェクト』になります。

 

 

その選択をした時点で、既に『負けゲーム』が確定します。

 

 

ところで、皆さん、『負けゲーム』をしていませんか??

 

 

これからの時代、所属する業界、置かれた立場に関わらず、

『資産形成』しないという事は、直結して『人生放棄』を意味します。

 

 

また、

 

 

前述の通り、『間違った方法』を選択しても、

私たちの『一生』が有限である事を考えると、得策ではないケースもある。

 

 

『令和』の新時代、『一生懸命』だけでは美談にも何もなりません。

 

 

『一生懸命』は大前提として、きちんと『結果』に結び付く、

『正しい努力』を積み上げて『財政基盤』を磐石なものにしていきましょう!

 

 

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『具体的なアクション』を起こすことでのみ、

人生は、本当に好転していくものだと思います。

 

 

ぜひ勇気を持って、新たな一歩を踏み出してみてください。

皆さんに、直接お会い出来るのを楽しみにしております。

 

 

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井上耕太事務所

代表 井上耕太

ABOUTこの記事をかいた人

井上 耕太

・独立系FP事務所【井上耕太事務所】代表。
・1984年4月21日生まれ。岡山県津山市出身。
・2008年 国立大学法人【神戸大学】卒業。

【保有資格】
・CFP®(国際ライセンス:認可番号 J-90244311)
・1級ファイナンシャルプランニング技能士(国家資格:認可番号 第F11421005598号)

【活動実績】
・個人面談【人生を変えるお金のセッション】受講者は400組を超えており(*2022年4月時点)、活動拠点・大阪のみならず、全国から面談依頼が舞い込む。

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