リセッション(景気後退)の『火種』は、欧州にあるかも知れない。

今日のテーマは、『リセッション(景気後退)の火種は、欧州にあるかも知れない』です。

 

 

SNS等直接繋がっている方々には情報発信させて頂いていますが、

一昨日、昨日と、2日間だけ東京に出張して仕事をしていました。

 

 

元々、

 

 

本業:ファイナンシャル・プランナーとしての顧客の方々も、

大阪、神戸を始めとする関西の方以外は、殆どが東京近郊に集中しています。

 

 

普段は、

 

 

私の活動拠点である大阪まで、面談受講に来て頂いていますが、

昨年から指導した『新規事業』の話もあり、最近は、不定期ながら上京しています。

 

 

少し昔の話になりますが、

 

 

独立・開業当初に2年間継続した『井上耕太起業塾』というものもあり、

私自身、『資産形成』同様、『ビジネス』という分野も大好きなテーマです。

 

 

特に、

 

 

日本経団連会長や、国家を代表するトップ企業・トヨタ自動車までもが、

『終身雇用の終焉』を、既に、オフィシャルに発表している世の中です。

 

 

この状況で、

 

 

『一生安泰』というものは、日本全国どこにも存在するはずがなく、国民一人一人

真剣に『ビジネス(独立・起業・副業・複業)』を考えていかなければいけません。

 

 

それは、あなた自身も例外では無いはずです。

 

 

7月から定期開催をスタートし、参加者に好評頂いているセミナーですが、

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『ビジネス』をスタートする際、必須となる『税務知識』をお伝えしますので、

ご興味持って頂いた方々は、是非、この機会に有効活用して頂けたら幸いです。

 

 

さて、本題に入ります。

 

 

昨日の公式ブログでは、

 

 

『欧州で展開されるマイナス金利:深掘りという迷走』と題して、

先週、欧州で発表された『ECB(欧州中央銀行):政策金利利下げ』の話題をご紹介しました。

 

 

ここ最近、

 

 

『米中貿易戦争』『日韓関係』『香港大規模デモ』等が話題に挙がっていましたが、

欧州でも、久々に『エポック・メイキング』となる出来事が発表されたと言えます。

 

 

昨日の記事中では、

 

 

意識的に、『政策金利の利下げ』という点をフォーカスして書き進めましたが、

実は、それ以上に『問題』となって来ると考えられるのは、その『手法』です。

 

 

昨日も少しだけ触れましたが、

 

 

今回、『利下げ』と共に決定された事項の1つに『金融緩和』があり、

今後、期間を設けず『月間200億ユーロ(2兆円超)』もの金額を、

市中に供給し続けていくことが決定されました。

 

 

そして、

 

 

その『供給方法』として、主に考えられている方法というのが、

EU(欧州連合)加盟国が発行している『債券(国債)』を購入し続けていくというものです。

 

 

一般的にあまり知られていませんが、

 

 

ECB(欧州中央銀行)の『国債買入れ基準』として、

ECBへの『出資比率』の応じて、国債購入額を決定するというものがあります。

 

 

この基準を観点とした時、

 

 

欧州内における覇権国2トップは『ドイツ』『フランス』の2強であり、

現時点で、この2大国が発行する『国債』は、ECBも大量保有しています。

 

 

特に、

 

 

『ドイツ』という、世界的に見てもトップクラスの財政健全国については、

高い信用格付けに裏付けされた『国債』が、低金利時代の人気商品であり、

既に、世界市場全体で見ても、かなり買い込まれています。

 

 

それに加えて、

 

 

今回のECBによる『追加緩和』決定により、更なる『買い込み』が進めば、

『利回りの低下(*勿論、現時点でマイナス金利)』が進行するどころか、

市場での『国債枯渇』すら、現実味を帯びてきます。

 

 

実際、

 

 

現時点で予想されるペースで『買い込み』が進行すれば、

早ければ2020年末に、『ドイツ国債』は市場から枯渇するとの見方も存在します。

 

 

そうなると、

 

 

上記『ECB買入れ基準』に適合しない国の『国債購入』も開始しなければならず、

現実には、代替品として『イタリア』を始めとした南欧諸国が買われる事になる。

 

 

これは、

 

 

明らかな『南欧支援』と取られる可能性があることに加えて、日本同様、

国債買い支えによる『マスキング効果』により、実体経済が消えなくなる恐れもあります。

 

 

また、

 

 

ECB(欧州中央銀行)『国債買入れ基準』には、もう1つの重要項目があり、

総購入量は、その国家が発行する債券の『3分の1』に留めておく必要があります。

 

 

しかし、

 

 

冒頭の『金融緩和』を継続する上で、その資金供給を維持していく為には、

この2つ目の『買入れ基準』についても、守られなくなる可能性が高まります。

 

 

上記では、

 

 

イタリアを始めとした『南欧諸国』の国債をターゲットに挙げましたが、

それら国家に留まらず、規模の小さな『EU加盟国』まで手を出し始めたら危険です。

 

 

皮肉にも、

 

 

この『迷走決定』を力技で推し進めた『ドラギ総裁』は、今秋でその任期を終え、

追加緩和の始まる11月からは、『ラガルド次期ECB総裁』の就任が決定しています。

 

 

いきなり、

 

 

前任者が残した『大き過ぎる課題』を抱えたままのスタートとなりますが、

その政策手腕・手綱の扱い方に、世界市場から注目が集まりそうな予感です。

 

 

次回の『リセッション(景気後退)』の火種は、『欧州』にあるかも知れない。

 

 

世界的覇権国2トップが、表でドンチャンと闘っている間に、

いつの間にか、『欧州』にもその『火種』が着々と仕込まれている事に気付きました。

 

 

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人生は、本当に好転していくものだと思います。

 

 

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皆さんに、直接お会い出来るのを楽しみにしております。

 

 

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井上耕太事務所

代表 井上耕太

ABOUTこの記事をかいた人

井上 耕太

・独立系FP事務所【井上耕太事務所】代表。
・1984年4月21日生まれ。岡山県津山市出身。
・2008年 国立大学法人【神戸大学】卒業。

【保有資格】
・CFP®(国際ライセンス:認可番号 J-90244311)
・1級ファイナンシャルプランニング技能士(国家資格:認可番号 第F11421005598号)

【活動実績】
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【クライアント】
・経営者、医療従事者(医師、看護師、薬剤師 etc.)、会社員(上場企業勤務、若しくは、年収500万円以上)

【活動理念】
・自らの情報提供・プラン提案により、クライアントさんの【経済的自由】実現を初志貫徹でサポートする。

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