今日のテーマは、『現代の感覚に毒されていない人ほど、自らの身を守ることが出来る』です。
連日、『お金』に起因する事件の報道が絶えませんよね。
元々、
それ自体(お金)に本質的な効用はないはずなのですが、
扱う人間により善にも悪にも転ぶのですから不思議です。
あくまで、
そのもの自体が幸せを与えてくれるものではないですが、
それだけ私たちの生活・人生に密接に結びついています。
さっそく本題に入ると、
現代的な感覚(利便性のワナ)に毒されていない人ほど、
お金のトラブルから身を守ることが出来るのは事実です。
私自身、
地方都市で生まれ育ち、身に付けた地に足ついた感覚が、
活動する上でも大きな利点として働いていると感じます。
実際、
職業柄、多くの『お金』に関する情報が持ち込まれる中、
怪しいものは、瞬時に、肌感覚で見抜くことが出来ます。
しかし、
それは私が、類稀な特殊能力を持っているからではなく、
無意識の判断基準を『自然の摂理』に設定しているから。
例えば、
日頃から不思議に感じているのですが、なぜこれほどに、
『ネット詐欺』が横行しているのか、理解に苦しみます。
仮に、
初めて出会う、名も知らぬ人物から手渡された食べ物を、
何の危機感もなく、口に運ぶ人がいたら相当ヤバいです。
にも関わらず、
ネット空間の『情報』となると、それらを鵜呑みにして、
無防備に信じてしまう人が、後を断つ気配がありません。
そして、
このようにアラート機能が正常に作動していない人物は、
これからの社会で一層と危機に晒されることになります。
先日、
オマハの賢人ウォーレン・バフェット氏がCEOを務める、
バークシャー社の年次株主総会が開催された席でのこと。
その中で、
神様・バフェット氏は、AIの持つ潜在的リスクについて、
専門家でないことを断りつつ、厳しく警告をしています。
言葉を引用すると、
『核兵器により、私たちは精霊を呼び起こしてしまった。
人工知能も同じようなもので瓶から飛び出しつつある。』
実際、
同氏をはじめ、世界的な有名人・著名人をモデルとした、
ディープフェイクは日々大量に生み出され続けています。
それらは、
一見するだけでは、誰にも真偽を見抜くことなど出来ず、
思考・判断能力のない人は簡単に暴露されてしまいます。
それでは、どうすれば良いか。
その答えは意外にシンプルで、インターネットではなく、
リアルに『人』と会って情報を得るよう心掛けるのです。
流石に目の前の人物がフェイクかどうかは見抜けますね。
私自身、
公式ブログを通じて、ネットで情報を発信していますが、
間違ってもそこにリアルでの『濃さ』を出すことはない。
事実、
未だに新規クライアントの面談は対面でのみ行っており、
お互いにとって最終ジャッジする場として捉えています。
誤解を恐れず言うと、
インターネットで得られて、完結できる『情報』の中に、
本質的な答えを持つものは絶対にないと断言が出来ます。
もしも、
あなたがこれからもネット空間の住人であり続けるなら、
真のゴールに辿り着くことは叶わないのかも知れません。
効率を追求し過ぎる現代の感覚は、諸刃の剣と言えます。
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昨年(2023年)よりセミリタイア生活に入っており、
今後の主催セミナー(オープン形式)の開催は未定です。
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井上耕太事務所(独立系FP事務所)
代表 井上耕太