今日のテーマは、『暗号資産(仮想通貨)は、法定通貨として成立し得るのか??』です。
以前の公式ブログでも、少しだけご紹介しました。
ビット・コインを法定通貨に定めた国がある、と。
中米・エルサルバドルは、6月中旬に法案決定し、
今月(9月)7日からの実行が、目前に控えます。
現時点、
同国では『7割』の国民が金融機関口座を持たず、
私達にとって常識の金融システムにアクセス不能。
そこで、
新たな『法定通貨』としてビットコインを採用し、
金融システムの利便性を向上させようと試みます。
実際、
『法定通貨』として米ドル並行運用が目前に迫り、
世界初となるこの動きに、海外諸国も注目します。
現在、
同国では取引に必要なATM設置が各地で進められ、
公式ウォレット開設も、政府主導で進められます。
『CHIVO(チボ)』という名の公式ウォレットは、
所定期間内の開設で、30ドル相当のコインを配布。
これを、
エルサルバドル政府が保証で行っているのですから、
『法定通貨』として導入する本気度が伺えますよね。
しかし、
暗号資産(仮想通貨)初の歴史的イベントを控えて、
政府の熱量と反比例して、国民サイドは懐疑的です。
某民間調査では、
同国民の約7割が法定通貨導入に反対意見を示して、
前述『CHIVO』活用に対して、8割近くが消極的。
主産業・観光業界でも、
将来的には『決済手段』として採用を検討するものの、
現時点、直ぐ導入する企業は少数派であると言います。
今回、
世界に先駆け、暗号資産を法定通貨とした同国ですが、
『エルサルバドル』という国家特有の理由もあります。
元々、
治安・政治・経済が健全とは言えない同国では、実に、
総人口の2割にあたる『140万人』が渡米し移民に。
そして、
彼ら・彼女らは、国内に残る親族に仕送りをしますが、
海外からの送金総額は、実に対GDP比2割に達します。
また、
自国通貨『コロン』は存在したものの、信用低下から、
2001年『米ドル』が法定通貨に採用される運びに。
そして、
20年を経て、2021年は遂に暗号資産の代表通貨、
『ビットコイン』を並行採用することが決定されます。
この動きについて、
政府内でも『財政リスク上昇』を指摘する意見があり、
同通貨の取引価格如何では、財政は一段苦しい状況に。
現時点、
同国累積債務は対GDP比88%と日本よりマシですが、
中米の周辺諸国と比較しては、高い水準を推移します。
つまり、
『暗号資産』の法定通貨としての採用は、言うなれば、
国家プロジェクトとして『博打』を打ったことになる。
今後、
同国が、財政的難局を乗り越えて『V字回復』するか、
それとも、一気に『窮地』へ追い込まれてしまうのか。
私たちは、その動向を注視していた方が良さそうです。
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