今日のテーマは、『人力車で月収100万円超プレーヤーが生まれる現状はバブルなのか』です。
昨年(2023)5月、
世界の潮流を完全に変化させた新型コロナ・ウイルスが、
感染症5類に移行してから、早くも1年が経過しました。
回復の速度は凄まじく、
私たちの生活も、コロナ出現前の水準を取り戻しており、
非常事態宣言・ロックダウンが為されていた頃も今は昔。
それどころか、
円安の進行により、インバウンドは過去最高を更新して、
観光業は、空前のバブルを迎えていると言われています。
その中で、
東京・浅草、京都・嵐山等に代表される観光地において、
人力車の引き手として、月収で100万円を優に超える、
スター・プレーヤーが全国各地で誕生しはじめています。
果たして、これもバブル(根拠のない高騰)でしょうか。
予め断っておくと、
皆さん既にご存知の通り、人力車の引き手という業界も、
決して『楽して高収入が得られる』ものではありません。
実際、
引き手志望の8割強が審査・研修中に脱落すると言われ、
そもそもプロとして現場に出られるのは全体の2割以下。
そして、
現場に出ること(プロになること)はスタートに過ぎず、
案内人としての知識習得、コミュニケーション能力向上、
引き手としての体力向上や健康管理なども欠かせません。
そのプロセスを経て、
月収100万円超のスタープレーヤーが生まれたとして、
母集団の総数から考えて、完全に1%未満の狭き門です。
この真理自体は、あらゆる業界に共通したことですよね。
ただ、
月収100万円超の一般水準での高収入はバブルでなく、
これからの時代、その最高値はどんどん更新されていき、
月収200、300万円プレーヤーも確実に生まれます。
冷静に考えれば、
輸送技術が進歩し、宇宙にも飛んで行ける時代において、
『人力車』というビジネスは究極のアナログ産業ですね。
しかし、
それ故『接客力』という観点の付加価値は青天井であり、
それに『お金』を支払いたい富裕層は山のようにいます。
恐らく、
今後は、幾ら『お金』を支払っても乗ることが出来ない、
『予約の取れない引き手』も間違いなく全国で出現する。
勘違いしてはいけないのは、
富裕層は、使い切れない『お金』を保有しているために、
金銭感覚なく何にでも『お金』を払う訳ではありません。
むしろ、
自ら価値を感じないものには、1円すら支払いたくなく、
反対に認めたものには『払いたい』とさえ考えています。
キーポイントは『支払う場所・機会を探している』です。
そして、
アナログな対人能力を向上させて富裕層を満足させれば、
彼ら・彼女らの収入も規格外にアップしていくでしょう。
これからの時代、
言語という狭義を超えたコミュニケーション能力を含め、
接客力を向上させることが人的資本・最大の武器になる。
アナログの対人能力と収入レベルは完全相関しています。
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昨年(2023年)よりセミリタイア生活に入っており、
今後の主催セミナー(オープン形式)の開催は未定です。
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井上耕太事務所(独立系FP事務所)
代表 井上耕太