今日のテーマは『日本人は金融平和ボケ国民』です★
小さい頃から親の世代を見てきて、そして、
『お金のセッション』をしていていつも感じることです。
いくつか例を挙げていきます。
①『日本円』の価値は一定だと思ってる。
ここ最近の急激な円安で、
流石に皆さんもこれが違うと気付いてきました。
しかし、まだまだ『ほぼ一定』くらいに思ってる。
そもそも、1971年のニクソンショックから、
世界中で価値を保証された『貨幣』はありません。
既に祖父母の時代で、この概念は崩れていました。
昨年末にかけて、
ロシアルーブルが大きく下落したのは記憶に新しい。
またそれ以外にも、
定期イベントになりつつある各国のデフォルトでも、
その国の通貨下落は普通に起こっています。
あなたが『価値がある!』と思って必死に抱えている『お金』も、
情報化社会では、一瞬で『流れ』が変わり、
価値を無くなることも十分可能性があるのです。
②銀行は、便利なロッカー。
この考えを持つ人も多いと思います。
『え?違うの?』みたいな声が聞こえそうです(笑)
あなたが銀行に入れていると思ってる『お金』は、
ただ単にあなたの口座に『数字』としてあるだけです。
その証拠に、みんなが一斉に銀行に押し寄せたら、
銀行さんは全てを払い出すことは不可能です。
僕たちの預金は、ご丁寧に『国債』購入に充てられます。
主に、日本国債と償還不能の米国国債です。
なので、皆さん間接的に『投資家』なんですよ(^_^)
で、安全な『ロッカー』だと思ってる銀行も、
有事の際には簡単に預金封鎖されるし、
保証される額も、最高で『元本1000万円+利子』だけです。
これ、安全ですか??(笑)
③『保険』は、少しでも多く返ってくればOK。
これも、日本人の『お人好し』全開の項目です。
例えば、『生命保険』とかで、総払込み金額800万円、
65歳以降になると解約返戻金が800万円を越えてくる、
みたいな商品をよく見かけます。*金額はまちまち。
30年間くらい『お金』を払い続けて、
30年後少しでも多く戻ってきたらOK!!
本来『自由』なはずの『お金』を、
使える『用途』『タイミング』を不自由にした上で、です。
日本人はなぜかこんな『取引』で満足してしまう。
海外の人からしても、金融機関からしても、
この事実は『世界の七不思議』に入ります。
ここでは詳しくは述べませんが、世界の常識では、
『30年間』という期間『お金』をフィックスされるなら、
もっとそれ相応の対価を求めます。
『日本のスタンダード』では、『お話』にならないのです。
④『ハイパーインフレ』は、日本には無関係。
皆さんも一度は目にしたことがあると思います。
『ハイパーインフレ』が起こった国で、
札束を抱えて買い物に行って、買えるのはパン1個、みたいな。
でも、『日本には関係ないでしょ』と感じてると思います。
正直、将来これが起こるかは誰にもわかりません。
『理屈』と『実際』は違うからです。
日本は『世界最大の債権国』ですが、
そもそも返済してもらえなければ『不良債権』です。
日本国債の累計1100兆円も、
『特別会計』とかの資源使って何とかせえよって感じですが、
政府としては、国民の金融資産額とリンクしたときに、
何かしら起こすのは絶好のタイミングです。
そう考えると、日本も『他人事』ではないかも知れない。
最悪の事態に備えて、
準備を進めても良いかも知れません。
『備えあれば、憂いなし。』
とりあえず、今日は以上です★
まずは、自分達が『常識』やと思ってきたことを、
少しずつ頭で考えて『判断する』ことから始めてみてください(^_^)