今日のテーマは、『肥大化する現代版:資本主義経済は、些細なことで歯車が狂う』です。
まったく『実感』ありませんが、『第4波』が襲来してますね。
本日(3月30日)時点、
活動拠点とする大阪の新規感染者数は『432人』を記録し、
首都圏・東京の感染者数を上回り、全国ワーストとなる数字。
一時期、
日内感染者数『100人未満』が続いたことを考えれば、
報道される数字上、確実に『感染者』は増加しています。
ただ、
多くの方々もコメントされている通り、検査数不明の為、
地域間、時系列的な比較も、参考程度にとどまりますが。
私自身、
気付けば、働き方も、殆どが『オンライン化』されており、
無意識のうちに、『感染リスク』の低い生活をしています。
以前は、
毎晩、クライアントさんと会食する生活が続いていましたが、
飲食店の自担営業が続く中、1ヶ月単位、夜の外食も皆無に。
もはや、
『ビフォー・コロナ』の生活スタイルがどうだったのか、
1年以上前の生活習慣も、思い出せなくなっていますね。
あ、ご理解いただいていると思いますが、ここまで、
『新型コロナ・ウイルス』の話題を展開しています。
今年に入り、
世界的に、『ワクチン摂取』もスタートしているものの、
『経済循環』は、想像していたほど戻って来ていません。
確かに、
世界全体の『新規感染者数』は、鈍化傾向にありますが、
『変異株』の問題等、解決すべき問題が山積しています。
果たして、
1年延長措置が採られている『東京五輪』は、
無事に、今夏は開催されるのでしょうか??
先日、
海外からの観客受け入れを断念した報道が流れましたが、
日本国内の状況を考えると、不透明感ばかり拡がります。
実質的な『経済回復』は、まだまだ先になりそうです。
にも関わらず、
これまでも、繰り返しお伝えしつづけて来た通り、
金融緩和により『高値圏』で推移し続けています。
昨日(3月29日)も、
米国市場の『NYダウ平均株価』は、過去最高値を更新しており、
それに引っ張られ、本日の日本市場も『微増』で終えています。
ただ、前述の通り、本格的な『回復』ではないですね。
『金融緩和』により、数字の『相対価値』が減少しているだけで、
『人』『経済』の循環が正常化すれば、更なる上昇を記録します。
投資家にとっては、楽しみな時期は、暫く続きます。
しかし、
ここに来て、世間から大きな注目は集めていないものの、
『不穏なサイン』が流れはじめていることも、事実です。
中には、耳にされた方もいらっしゃるかも知れませんね。
『野村ホールディングス、米子会社取引で2000億円超損失の可能性』
報道によると、
米国・某ヘッジファンドとの取引に関与していたという同社は、
保有株式の下落に伴う追証に、一時対応出来なかったとのこと。
また、
同取引において、クレディ・スイスも損失を被ると見られており、
損失額の公表はないものの、野村をも上回ると推測されています。
更に、
その影響は、他金融機関にも飛び火すると考えられており、
三菱UFJ証券も、『300億円』程の損失見込みを公表。
まだまだ、出てくる可能性はあります。
現時点、コメントは控えているものの、ゴールドマン・サックスや、
モルガン・スタンレー、UBS等も、影響を受けると見られています。
なぜ、このようなことが起こるのでしょうか??
今回、
某ヘッジファンドが仕掛けたとされる『ブロック取引』は、
証券会社を通じて、同一銘柄を大量に取引するという手法。
原則として、
『株式市場』は、『人気投票』の性質を持っていますから、
『買い注文』が集中すれば、必然、取引価格は上昇します。
また、
一金融機関を通じての大量取引は、思惑がバレてしまいますから、
マスキングの意味も込めて、取引する金融機関を分散するのです。
更に、
今回の取引で『追証』が発生しているということは、
それが、『レバレッジ』を掛けた取引だということ。
単純に、
『自己資金』の取引なら、ゼロになる事が最悪のケースですが、
『レバレッジ』を掛けた場合、損失額は天文学的に上昇します。
話題に上る、
某ヘッジファンドはポジション総額500億ドルと言われており、
日本円換算すると、『5兆円超』という巨大な規模に膨らみます。
現時点、
『保有株式(銘柄)』や『損失総額』は明らかにされていませんが、
同取引に関連する『損失計上』の報道は、出て来ると予想されます。
以前から、
『現代版:資本主義』と表現する21世紀における『世界経済』は、
金融緩和による膨張を前提として、成立するとお伝えして来ました。
この前提条件は、恐らく、今後も変わりません。
いつか、
『終焉』を迎えるタイミングが、来るのかも知れませんが、
その原因となる『衝撃』は、誰も回避が出来ないでしょう。
更に、
その『衝撃』の原因となる出来事も、明らかな『一大事』ではなく、
『些細なこと』が連鎖する形で、肥大化する可能性を秘めています。
前述した『5兆円』は、
『個人資産』の観点では、天文学的な数字と考えられますが、
『世界経済』全体としては、十分に『吸収可能な数字』です。
それでも、
そのような『些細なこと』が、連鎖的に連なることにより、
大きな影響を与える可能性も、考えておく必要があります。
1匹の蝶の羽ばたきが、竜巻を引き起こすこともあるのですから。
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代表 井上耕太