今日のテーマは、『最小を以って最大を成すの精神が、あなたの資産形成を成功させる』です。
読者の皆さんはタイトルの言葉を知っているでしょうか。
主に、
20世紀を生きた米国の思想家、発明家、建築家である、
バックミンスター・フラー博士により示された概念です。
当然ながら、もともとは英語で表された言葉であるため、
唯一無二の正解、完全なる日本語訳は存在していません。
しかし、
大切なのは表面的なことではなく、様々な表現の中から、
フラー博士が伝えようとした『真理』を理解する事です。
同氏は、
独自の『豊かさの概念』を持っていたと言われ、それは、
『小さく成すことで大きな結果を招く』と表現しました。
もちろん、『経済的な豊かさ』という狭義ではありません。
しかし、
『資産形成』においても、確実に当てはまる考え方です。
つまり、
経済的に豊かな人ほど、あらゆる面においてシンプルで、
豊かでない人ほど、人生全体を複雑化して生きています。
例えば、
前者は、無駄なものは持たないため、所有物は最小限で、
普段の生活・行動も、必要なものだけで満たされている。
また、
自らの『価値基準』も明確に定まっている為、一般的な、
流行り廃りに影響受けることなく、重要度が判断できる。
反対に、
後者は、自らの価値基準が明確でない為、周囲の影響で、
『不要なもの』をたくさん抱え込んでいるのが特徴です。
また、
普段の生活も、自らが目指すものと直結したものでなく、
行動の理由を説明するよう求められても回答できません。
かつて、
メジャーリーグのレジェンドとして活躍したイチローは、
『足す』よりも『引く』ことの重要性を語っていました。
つまり、
自らの『理想』を追求する過程では、付け加えるよりも、
不要なものを見極めて、削ぎ落とすことが重要であると。
この辺り、一流の人達に共通した考え方かも知れません。
あなたは『足す』ことで満足を得ようとしていませんか。
『セル・サイド:売り手』『バイ・サイド:買い手』が、
明確に分けられた今、後者は簡単に『餌食』になります。
もの・サービスが飽和する時代、足すものはありません。
『最小を以って最大を成す』という概念が根底にないと、
精神的にも、経済的にも豊かになることはないでしょう。
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2023年1月より【セミリタイア期間】に入っており、
今後の【資産形成セミナー】の開催は、完全に未定です。
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井上耕太事務所(独立系FP事務所)
代表 井上耕太