今日のテーマは、『騙されるものには、合法的・詐欺スキームも含まれている』です。
昨日の公式ブログでは、
『私は大丈夫と考える人ほど、簡単に、騙されるということ』と題して、
巷に溢れる『詐欺スキーム』に反応しないように、警鐘を鳴らしました。
著名な作家さんも、次のように述べています。
『地獄への扉は、日常生活の中に潜んでいる。』
本当に、その通りだと感じます。
特に、
社会的ステータスが高かったり、『先生』と呼ばれる職業など、
『狭い世界』で生きてきた方々は、引っ掛りやすいと考えます。
くれぐれも、気を付けてください。
そして、
本日お伝えしたいことは、あなたの大切な『お金』を狙うのは、
何故か『合法的』とされる、詐欺スキームも含まれるという事。
この言葉を聞いて、皆さん、ピンと来るでしょうか??
『いや、詐欺と言えば、非合法のものばかりやろう??』
『合法的なものの中に、詐欺スキームなんて含まれるんか??』
恐らく、多くの方々は、このように感じられますよね。
私自身、
後ほどご紹介する『詐欺スキーム』が、現代日本において、
何ゆえ『合法』と判断され、扱われるのか理解できません。
しかし、
その手法は、『非合法』とされる詐欺スキームに遜色はなく、
むしろ、『社会的信用』を拝借している分、さらに悪質です。
典型的な事例は、
某・日本郵政が、グループ全体として長年推し進めてきた、
主に、高齢者を対象とした『特殊詐欺事件』の数々ですね。
その手法は、『極悪非道』を極めます。
『契約者の許可を得ないままでの、新規契約や、契約転換。』
『認知機能が低下した高齢者をターゲットにした、契約斡旋。』
『架空名義人を活用した、売り上げの捏造。』
『顧客の許可を得ることない解約と、返戻金を活用した新規契約。』
などなど。
昨今、巷では『反社会勢力』という言葉も市民権を得てきていますが、
郵政グループが手掛けた組織的詐欺ほど、悪質なものは存在しません。
私も含めて、
『当事者意識』がない為、まだ、冷静に記載することが出来ますが、
自らの両親、親族が被害者ならば、はらわた煮えくり返る案件です。
責任者は勿論、
日本郵政グループの担当者、関わるすべての人間たちは、
自らの両親、親族にも、同じことをしたのでしょうか??
さらに、
これだけ、巨大な『組織的犯罪』を手掛けていたにも関わらず、
誰一人として、逮捕されず、責任追及されない事態に驚愕です。
これが『合法的』に扱われていることの、訳が分かりません。
それ以外にも、
日常的に、金融機関で販売されている金融商品の中にも、
実は、『合法的・詐欺スキーム』は蔓延しているのです。
2つほど、具体的な事例をあげましょう。
1つは、10年以上前から代わり映えしない、『外貨預金』です。
2021年現在、
日本の国内金融機関が提示する『普通預金金利』は、
『0.001%』前後の超低空飛行をつづけています。
先日、
『600万円』を入金している1口座に、金利が付いたのですが、
『30円』に満たない利息に、暫くの期間、気付きませんでした。
もしも、
幼少期に愛した『うまい棒』が、企業努力で価格維持されていても、
『3本』すら購入できない利息に、有り難みなどは感じられません。
そこで、
少しでも、高い利回りを得るよう『外貨預金』が勧められますが、
『TTS』対『TTB』の罠に、大多数の日本人が気付いていません。
要は、
対象通貨に対する、行って来いの『為替手数料』により、
『有利な預金利回り』など、一瞬で吹き飛ぶというもの。
仮に、
預け入れ時と、償還する際の為替レートに変動がない場合、
システム上は、最初から負け決定の『仕組まれた罠』です。
これは、『初級編』といった所でしょうか。
しかし、
長年、この『基本スキーム』一本勝負では、流石に心許ない為、
金融機関サイドも『中級編』となるスキームを用意しています。
それが、
『定期預金』と『投資信託』を、抱き合わせで販売するという、
『餃子の王将』のランチを彷彿とさせる、セット販売商品です。
仮に、
『定期預金』だけの契約では、『普通預金』より優遇されるものの、
超低金利のこの時代、そこまで爆発的なリターンは期待できません。
今の時代、『年率1%』の利息など、決して期待できません。
そこで、このようなオファーを出されたら、いかがでしょうか??
『投資信託とセット購入してくれたら、預金金利を年率3%にします。』
どうでしょうか??
一気に、揺らいでしまう方々も、出て来ますよね(笑)
でも、皆さんは、騙されちゃいけませんからね。
大体、こういうケースで提示される高利回り(?)の数字は、
契約開始から3ヶ月等に限定された『優遇金利』のことです。
上記事例の場合、
『年率換算3%』の金利は、3ヶ月換算すると『0.75%』、
100万円預金した場合では、『7500円』に相当します。
ただし、
これには、利子所得に対する『税金』も含まれている為、
実際に、契約者が受け取るのは『6000円』程度です。
さらに、
この『優遇金利』は、投資信託セット販売の特典でしたから、
『投資信託サイド』の手数料も、がっぽり持って行かれます。
当然と言えば、当然の展開ですね。
一般的に、国内金融機関で『投資信託』を購入した場合、
購入手数料・信託報酬等が徴収されることは周知の事実。
仮に、
前述の定期預金と同額『100万円』分の投資信託を購入した時、
手数料率『約4%』であれば、金融機関は『4万円』儲かります。
優遇金利で『7500円』支払っても、痛くも痒くもないですね??
皆さん、お分かり頂けたでしょうか??
巷に溢れる『詐欺スキーム』は、『合法的』なものも含まれます。
『わるい顔』をしている人が、全員『わるい人』でないのと同様、
一見、『良い顔』をした人も、全員が『良い人』とは限りません。
そのことをきちんと理解して、日々、お過ごし頂けたら幸いです。
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