今日のテーマは、『あなたが、魑魅魍魎の世界を賢く生き抜くために：後編』です。
昨日の公式ブログでは、
『魑魅魍魎の世界を賢く生き抜くために』というタイトルで、
『不動産』という業界にフォーカスをして話を展開しました。
直近、
放映スケジュールは完全不定期にも関わらず、某公共放送局、
『正直不動産』なる番組が、ネットで話題になっていますね。
元々、
饒舌トークでトップセールスを誇っていた不動産営業マンが、
突然ミエナイチカラの働きで『嘘』がつけなくなってしまう。
その結果、
営業成績が急降下してしまう話の展開なのですが、それだけ、
対象（不動産）業界に『嘘』が横行しているということです。
ただ、
それは、決して『不動産』という業界に限定した話ではなく、
私が所属する『金融』という世界でも、全く同じと感じます。
具体的には『銀行』『保険』『証券』の各企業が該当します。
例えば、
『保険営業マン』を例に取るとき、内資・外資には関わらず、
彼ら・彼女らは、あなたに『積立型：終身保険』を勧めます。
主に『円建』『ドル建』がありますが、大差はないでしょう。
何故、
幾多の商品（医療保障、ガン、所得保障 etc.）があるなかで、
彼ら・彼女らは『積立型：終身保険』を軸に提案を進めるか。
その理由は、
非常にシンプルに説明が出来て、彼ら・彼女らの営業成績は、
その（積立型：終身保険）の契約により大きく左右するから。
『既婚者はもちろん、独身でも、万一の備えは必要ですね。』
『解約返戻金のない掛け捨ては損！貯蓄感覚の積立てです。』
等々、凡ゆるセールストークを駆使して、契約を獲得します。
それでは、
彼ら・彼女ら（保険営業マン）は、顧客に真っ先に提案する、
『積立型：終身保険』を、自らも購入しているのでしょうか。
恐らく、
皆さんも予想されている通り、残念ながら、解答は『否』で、
『保険は掛け捨てが基本、保障額は最小限』と口を揃えます。
保険営業マンによっては、内部情報をきちんと把握していて、
それが『手数料率５０％超え』と知っているかも知れません。
期待値が『０.５未満』ですから、一般的な『宝くじ』と同等、
保険料『１万円』につき、『５千円以上』の手数料徴収です。
理屈を知っていれば、バカバカしくて、契約など出来ません。
基本的ロジックは、『銀行』『証券』の営業マンも同じです。
不特定多数を対象に開催するセミナーでも、個別の訪問でも、
金融商品を勧められた時、判断する効果的な質問があります。
『あなた自身は、当然、実際にそれを購入してますよね？？』
もしも、
それに対して『いいえ：ゼロ』という回答ならば論外ですし、
出資が少額（１００万円程度かそれ未満）なら聞く価値なし。
自分自身が、
実際に『出資』していないものを勧める人間は信用に値せず、
併せて、そのような人間の提案を聞く感性を理解し得ません。
私自身、
先ず、『資産形成』は自らの基盤構築からスタートしたため、
自分自身が実行しているものしか、顧客に提案していません。
これは、
『井上耕太事務所』開業以来、一貫しているスタンスであり、
これからも、絶対にブレることない『最重要ポイント』です。
対して、
いわゆる業者（不動産、銀行、保険、証券）の立場の方々は、
そのような理念などなく、対極のスタンスを取っていますね。
『自らが手を出さないものを、如何に顧客に売り付けるか。』
『言葉』と『行動』が一致している人物かどうかを見極めて、
アドバイスを求められることを、皆さんにはオススメします。
魑魅魍魎の世界を生き抜くために、賢くなるしか有りません。
オープン形式（どなたでも参加可能）の主催セミナーを、
対面・オンライン開催ともに、５ヶ月ぶりに再開します。
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井上耕太事務所
代表 井上耕太
