今日のテーマは、『日本は、アジアの雄・シンガポールの背中を追えるのか??』です。
皆さんご存知の通り、
2022年現在、日本は『少子高齢化』の進展に伴って、
社会保障(年金・健康保険)は構造的欠陥に直面します。
しかし、
これは、決して、日本に限定された特異的問題ではなく、
程度の差こそあれ、先進諸国も共通して抱える課題です。
現実に、
主要先進国の中で、国土内の人口が増加傾向にあるのは、
『米国』と『カナダ』の2ヵ国だけではないでしょうか。
しかも、
人口増加の要因は、両国とも移民受け入れによるもので、
出生数が死亡数を上回る純増(自然増)ではありません。
つまり、
2022年以降、成熟経済下にある、主要先進諸国では、
『人口が増加しないこと』が共通事象として存在します。
一般的に、
人口が減少すること、特に『労働者人口』が減ることは、
国家を運営する上で、危機的要因として扱われています。
何故なら、
人口減少することはGDP(国内総生産)の減少に直結し、
変遷期においては『社会保障制度』に歪みが生じるから。
この問題を解決する事は、想像以上に難しいと考えます。
そんな中、
アジアの雄・シンガポールは、先進的な取り組みにより、
華麗にも、国家が繁栄する道を切り拓こうとしています。
それは、
政府と、国内外有名企業が提携して進めるプログラムで、
国民の『リ・スキル』を国家を挙げて奨励する政策です。
直近では、
日本でも『学び直し』等の言葉が浸透しつつありますが、
一律の助成金を出すことで、労働生産性向上を狙います。
この制度の拡充により、シンガポールでは、2021年、
『約66万人』の国民が支援を受けたと言われています。
実に、
外国人労働者を除く、国内『労働生産年齢人口』全体で、
『25%』に相当する数字ですから意識の高さが伺える。
日本同様、
『人口増加の停滞』は既にスタートしている同国ですが、
生産性向上により、国家的危機を脱出しようと試みます。
因みに、
同国における1人あたり労働生産性は『17米ドル』で、
日本の『8万ドル未満』とダブル・スコアを記録します。
単純に、
シンガポール・日本の国民が『同じ時間』だけ働いた時、
生み出される『価値』に2倍以上開きがあるということ。
先日の記事中、
日本における、会社員の平均年収が過去30年近くの間、
『400万円』程度に留まっていることを紹介しました。
残念ながら、
『資本主義』をベースとして展開する現代社会において、
この水準で『豊かな暮らし』を送ることなど不可能です。
日本でも、
国民一人一人が、リスキリング(人的資本向上)により、
自ら生産性(収入)を上げていく意識が不可欠なのです。
それが出来ないようなら、正直、この先の人生も苦しい。
日本は、アジアの雄の背中を追うことが出来るのか??
それは、受け身のスタンスで『国家』に頼るのではなく、
『国民』一人一人、独立した意識改革にかかっています。
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