今日のテーマは、『経済的余裕のない人ほど派手さを求めて、ある人ほどシンプルに暮らす』です。
意図せずして、今週はお金持ちの特徴を紹介する週間に。
恐らく、
一般の方々が、経済的に豊かになるために求める情報は、
資産を効率良く運用して増やすためのノウハウですよね。
しかし、
本当に大切なのは『在り方』や『考え方』の方であって、
成功者の思考回路をマスターするほか実現はありません。
例えば、
今年に入り、株式投資を実行する人は急増していますが、
勝者は全体5%未満で大半の方々が夢敗れて退場します。
不思議なことに、
両者は、同じフィールド・同じルールでプレーしますが、
得られる結果は、正反対とも言えるものになっています。
つまり、
勝者(成功者)と同じツール(株式投資)を実行しても、
思考をマスターしなければ、扱い方を間違うということ。
最も大切なことですが、
抽象的、且つ、一朝一夕に体得することは出来ないため、
大半の方々が軽んじて、体得することすら放棄している。
タイパを重視していては手に入らないものの代表格です。
私見では、
経済的余裕のない人ほど、自分を大きく見せようとして、
目に見える形で『派手さ』を追い求めていると感じます。
例を挙げれば、
豪邸・タワマンに住んでいたり、高級外車を転がしたり、
その他は『SNS映えする生活』の言葉に集約できますね。
予め断ると、それを頭ごなしに否定する気はありません。
以前、
若かりし頃、私もそれに惹かれたことにも触れましたし、
上手くコントロール出来れば健全な向上心に繋がります。
ただ、
追い求めるプロセスのどこかで、このまま突き進んでも、
ネバーランド(幻想)しかないと気付くことも大切です。
野村総研の調査によると、
個人資産5億円を超える人たちを超富裕層と定義すると、
この基準には日本全体の0.2%、9万世帯が該当します。
また、
個人資産1億円超ー5億円未満を富裕層と定義したとき、
直近数十年変わることなく全体約2.5%が該当している。
*因みに、総資産が1億円を超える2.7%の世帯だけで、
日本全体の22%を占める金融資産が保有されています。
各々判断は別れますが『かなり居る』数字と分かります。
実際、
両者を合わせて、資産1億円超の世帯は2.7%にのぼり、
割合としては『40軒に1軒』存在しているということ。
1つの町内に、少なくとも1軒は富裕層が潜んでいます。
しかし、
彼ら・彼女らはそれを明らかにするメリットがないため、
目立つことなく、静かに、日々普通の生活を送っている。
その事実を、大半の方々(97%)が知らないだけです。
そして、
一般の方々は、目に見える形で『派手なもの』に集まり、
自らが本心で求めるゴール(本質)から駆け離れていく。
ちょうど、
コンビニ前に設置された駆除用ライトに引き寄せられて、
敢えなく散りゆく虫たちの様と重なるところがあります。
有名な話では、
世界一裕福な国家・シンガポールで、相手の信用を測る、
尺度の一つで用いられるのは地味さ(シンプルさ)です。
派手でギラギラしている人間は、全く相手にされません。
その事実も、私たちが認識しておく重要なポイントです。
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昨年(2023年)よりセミリタイア生活に入っており、
今後の主催セミナー(オープン形式)の開催は未定です。
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井上耕太事務所(独立系FP事務所)
代表 井上耕太