今日のテーマは、『経済的自由を目指す人が、変えなくてはならない概念とは？？』です。
２０２０年頃から、
『FIRE』なる、キャッチーな言葉も流行したことにより、
『経済的自由』の概念も、認知度は一段と高まりました。
しかし、
実現している人間が極少数派である為か、大半の方々が、
それに対して間違った『イメージ』を抱いてしまいます。
典型的なものは、
『お金持ちは、贅沢な暮らしをしている人』というもの。
現実には、
『お金持ちは、贅沢な暮らしをしていない人』である為、
世間が抱くイメージとは、完全に『正反対』と言えます。
そもそもの『方向性』を間違って（勘違い）してしては、
『目的地：経済的自由』にも辿り着けない為、深刻です。
最近では、
お笑い芸人としても活躍した、厚切りジェイソンさんが、
『FIRE達成者』という観点からも注目を集めていますね。
彼自身、質素・倹約な生活が身に付いているようですが、
まさに、それこそが経済的自由の『真骨頂』と言えます。
それでも、外食もせず、無駄な人付き合いをしないため、
友達が一人もいない生活は、少し徹底し過ぎですが（笑）
話を戻すと、
大半の方々は、真実と真逆、経済的自由を実現した人は、
『贅沢な生活』をするという、間違った幻想を抱きます。
この概念は大間違いで、早急に修正することが必要です。
以前、
その人物が『お金持ち』であるかどうかを知るためには、
『純資産』という基準で測定することをお伝えしました。
これは、
会計の基礎知識があれば分かり、『保有資産総額』から、
『負債』を除したものとして算出される数字がそれです。
確かに、
『収入額が大きなこと』は大きなアドバンテージであり、
『経済的自由』を実現する上で大きな可能性を秘めます。
しかし、
アドバンテージ（利点）を、有効活用できている人物は、
世間の方々が想像している以上に少ないことも事実です。
私自身、
２０代をMR（製薬企業営業職）として過ごしましたが、
世間がイメージするお金持ち（医師）を数多く見ました。
当時から、
FP資格を保有していた私は、彼ら・彼女らの経済状態は、
普段の生活を窺い知ることで手に取るように分かります。
職業柄か、幾度となく、試算をしたことがあるのですが、
『純資産』という観点で合格者は一人もいませんでした。
『収入額』は大きいが、それに伴い『支出額』も大きい。
経済レベルの『内情』は、常に『火の車』と言えますね。
翻って、
それぞれ、キャッシュで購入できる経済力はあるものの、
私自身、車や家といった資産（？）は保有していません。
これには、
『保有するものが少ないこと』自体を『善』としている、
独自の美的感覚も、大きく関与していることも事実です。
私にとって、
人生全体で、最重要視している価値観は『自由』であり、
それは、『自ら意思決定・決断すること』を意味します。
表現を少し変えると、
真の『経済的自由人』は、お金で購入できるものでなく、
直接的には、『お金で購入できないもの』を求めている。
この言葉を理解する事が、実現に向けた『第一歩』です。
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代表 井上耕太
