今日のテーマは、『日経平均が最高値更新した株式市場に、今から参入するのは遅過ぎるのか』です。
先週の公式ブログでは、
『投資の世界の眠れる獅子は遂に覚醒するか』と題して、
日経平均が過去最高値を更新した事象をご紹介しました。
驚愕のハイペースで、予想外に早い到達になりましたね。
そして、
先週末の米国市場が堅調に推移して終了したこともあり、
週明けの日本市場も、相変わらず好調を維持しています。
もちろん、
どこかで、一時的な調整が入る可能性は常にありますが、
中国不動産バブルが大きく弾ける等の想定外がなければ、
年内は、この水準から下落することなく推移しそうです。
基本的に、
株式に限らず、あらゆる投資対象に共通して参入時期は、
該当する市場が低迷している時というのが鉄則ですよね。
何故なら、
上昇相場で熱狂が始まってからパーティーに参加しても、
スタート前から会場入りする人と比べて伸び代は限定的。
また、
最高潮に近いタイミングで入場した人ほど興奮に飲まれ、
引き際(退出する適切なタイミング)を見誤りがちです。
それでは、
日経平均が最高値を更新し、熱狂が始まった株式市場に、
今から参加することは完全に得策ではないのでしょうか。
問いに対する回答は、目標設定により真反対になります。
仮に、
短期視点で今回の上昇のピークを最終到達点と定める時、
前述の通り上昇幅が限られるため回答はネガティブです。
もちろん、
銀行の預金金利(実質ゼロ)よりは恩恵に与かれますが、
引き際を見誤るリスクを考慮すれば、それも大きくない。
しかし、
最終到達点を次回以降の上昇と見据えて入るのであれば、
このタイミングから市場参入する意義は十分にあります。
冒頭、
日経平均がバブル期の最高値を更新したと触れましたが、
数字ではなく、実質的な価値を考慮すればまだまだ未達。
そもそも、
国家として資本主義の経済システムを標榜していながら、
34年間もの長期に低迷し続けたことのほうが異常です。
実際、
私自身、今年からスタートした新NISAを有効活用すべく、
成長投資枠を拡充するため、新たに積立設定をしました。
個別銘柄に手を出すのは、実に13年ぶりになりますね。
ただし、
その手法は一般的な『爆上げ銘柄』を狙うなどではなく、
10年先を見据えて、資産構築するものになっています。
ご存知の通り、
私自身、経済的に博打を打つ必要性はない状態ですので、
10年間の平均で年率8%のリターンが得られれば十分。
この精神的余裕こそが、資産形成を更に成功に導きます。
あなたは、常に、10年先を見据えて投資していますか。
1年、2年の短期で結果を求めるのは『敗者のゲーム』。
成功者の思考回路をインストールすることは最重要です。
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2023年1月より【セミリタイア生活】に入っており、
オープン形式の【資産形成セミナー】の開催は未定です。
*ビジネスに関するお問い合せは、直接ご連絡ください。
*井上耕太事務所(代表)michiamokota0421@gmail.com
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井上耕太事務所(独立系FP事務所)
代表 井上耕太