今日のテーマは、『国家に洗脳されてしまうと、あなたはお金持ちにはなれません』です。
久しぶりに刺激的なタイトルで書き進めたいと思います。
税制改正に向けた税制調査会の本格議論が始まりました。
その中の1つの話題として、
総所得『1億円』を境として、所得税の負担率が下がる、
所謂、『1億円の壁』が話題に挙がっていると言います。
何でも、
『税の公平性』を確保する為には、現行制度は不十分で、
『早期に是正すべきだ』との声が相次いでいるのだとか。
馬鹿げた議論を目の当たりにして、久々に頭が痛みます。
更に、
『所得税』と『社会保険料』を合計して考えた場合にも、
負担率減少の『1億円の壁』が存在し、集中砲火される。
もしかしたら、
『税の公平性』を、大上段から振りかざしている方々は、
この言葉を使えば全てが正義と考えるのかも知れません。
頭痛だけでは治まらず、『吐き気』まで催してきました。
念の為確認すると、
何故か、税制調査会から目の敵にされる『お金持ち』は、
税金・社会保険料負担が軽い訳では、決してありません。
確かに、
総収入(所得)に占める負担率は抑えられているものの、
『負担額』の大きさは、一般人のそれを遥かに凌ぎます。
事実、
私自身、税金と社会保険料の負担合計額は、それだけで、
日本人の『平均年収』と比較して数倍に相当しています。
恐らく、
この記事をご覧頂いている、あなたの『年収額』よりも、
私たちの納税額・社会保険料負担額の方が遥かに大きい。
そう考えると、
形骸化しながらも、辛うじて維持されている社会保障等は、
『お金持ち』の納税により、成立していると考えられます。
にも関わらず、
脳内に、どのようなロジックが存在するかは不明ですが、
税制調査会で、お金持ちは『悪者』と見做されています。
それでは、
彼ら・彼女らが、唯一無二、『絶対正義』として掲げる、
『税の公平性』が実現した社会が訪れたら、どうなるか。
もし仮に、
生産年齢に該当の全国民が『年収500万円』になれば、
公平性は実現されますが『税収額』としては激減します。
その結果、
現存する社会保障制度(年金・健康保険・福祉)はじめ、
日常的に受けられる公的サービスも、確実に崩壊します。
まさに、
『地獄』に続く道は、『善意』で敷き詰められてますね。
(*善意には『愚か者の』という枕詞が付いています。)
今回の議論は、他の事例で考えると理解し易くなります。
例えば、
運動会で徒競走(かけっこ)をするケースを考えたとき、
1番になった子供に『罰』を与えたら、どうなるか??
もちろん、
そんなルールの中で、『1番』を目指す人間はいないし、
『1番』になりたくない故、誰も走らなくなりますよね。
今、国家(バカ)がやっているのは、全く同じことです。
もしも、
本気で『税の公平性』を実現した世界が作りたいならば、
政治家・官僚から適切に徴税すれば、全てが解決します。
バカ(国家)に洗脳されると『お金持ち』になれません。
客観的視点で、この事実も理解しておくと良いでしょう。
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