今日のテーマは、『私は大丈夫と考える人ほど、簡単に、騙されるということ』です。
最近、巷に『浮ついた話』が溢れています。
これも、『新型コロナ・ウイルス』の影響の1つです。
何故なら、
昨年(2020年)、世界的に経済循環がストップしたことで、
日本国内も、経済面(収入)に大きな影響を受けた方々が多い。
一般的に、
人間の性(さが)として、『ピンチ』に追い込まれた場面ほど、
一攫千金、一発逆転を狙って、ギャンブルする人は増加します。
恐らく、
皆さんも、体験を通して、感覚的に理解できると思いますが、
『ピンチ』に追い込まれた場面ほど、冷静に判断出来ません。
不思議ですが、
こういう時ほど、二者択一、確率50%の問題に対しても、
尽く『正解』を外して、間違った解答を選んでしまいます。
更に、
『負け分』を取り返そうと、追加でギャンブルし始めたら、
いよいよ、『負のスパイラル』に飲み込まれて終焉します。
世間には、そのような事例が、溢れ返っていますよね。
決して、引っ掛からないようにして頂きたいものです。
話を続けると、
意外に感じられると思いますが、こういった『浮ついた話』に、
騙される方々は、『社会的ステータス』が高い方々が多いです。
具体的には、
大企業で要職に就かれていた方々や、所謂、士業で表される方々、
一般的に『先生』と呼ばれる経験がある人は、要注意と考えます。
誰でも、『先生』と呼ばれて持ち上げられたら、舞い上がります。
そして、その経験が長期間つづいてしまうと、もはや、
舞い上がっていることすら、実感できなくなるのです。
騙すサイドとしては、これで『一丁あがり』ですね(笑)
社会的ステータスが高く、舞い上がっている人の多くは、
『浮ついた話』が舞い込んでも、猜疑心が欠けています。
何故なら、
これまでの人生も、『特別扱い』をされて来てしまった為、
『自分は特別だから』と、都合よく解釈してしまうのです。
『自分自身は、特別なリターンに相応わしい人間だ』、と。
『特別な自分には、特別な話がやって来るのだ』、と。
成功哲学においても、『自己重要感』の大切さは、繰り返し述べられます。
しかし、
『過ぎたるは、及ばざるが如し』とは、良く言ったもので、
過剰に抱いてしまうと、途端に『過信』へ切り換わります。
その結果、
自分自身の視界に『スコトーマ(盲点)』が生まれてしまい、
冷静に判断できず、コロッと騙されてしまう事になるのです。
本日のタイトルにも、書かせて頂いた通りですね。
『自分だけは、大丈夫!!』と考えてしまう方々ほど、
簡単に騙されてしまうのは、この世界の『真理』です。
それでも、
自らに持ち込まれた話が、『浮ついた話』なのか、どうなのか、
判断する為の『基準値』は、ざっくり知っておきたいですよね。
後半では、少しだけ、その話を展開しようと思います。
先ず、
2021年現在において、大きく『償還リスク』を負うことなく、
『投資適格』とされる債権の運用利率は『年間4〜5%』程です。
つまり、
日本人が大好きな『投資元本』が保証されるという条件付きで、
リターンとして提示できる基準値は『年率4%』程ということ。
*それでも、『為替リスク』等は負いますので、
完全に『無リスク』という話は存在しません。
もしも、
この利率(年率4%)を超えて、リターン提示された話があれば、
それは、どこかの部分で『リスク』を孕んでいることになります。
因みに、
『年率10%』を超えるリターンの債権は、完全に投資不適格で、
一般的な『ジャンク債』という呼称を超えて『ごみクズ』レベル。
原則として、
『債権』とは、『償還されること』が大前提になりますが、
『年率10%超』のリターンを提示しているということは、
投資家サイドが『償還リスク』を負っているのと同義です。
増して、
巷には、『月利数%』を謳っている投資対象(?)もありますが、
どれだけ馬鹿げていることか、ご理解していただけたと思います。
*『年率10%』を単純割り算すると、『月利ベース0.8%』程度。
*『月利1%』を超える投資話(?)は、どこか綻びが存在します。
これは、『事業投資』という名目でも、まったく同様ですね。
いや、
むしろ、この業界(金融・経済)に明るい方々であれば、
『事業投資』というワードの方が、悪質だと分かります。
良くある話は、
某企業が『社債発行』でも『資金調達』するでも何でも良いですが、
上記基準値超えのリターンで、『配当』を支払っていくというもの。
そして、
この手の話に引っ掛かってしまう人は、日常生活においても、
『相手の視点に立つ』という、人間の基本的行動が苦手です。
普通に、考えてみて下さい。
1つの事例として、『月利4%』としましょう。
今から、あなたが投資しようとする、その企業は、何故に、
金融機関(銀行)から事業融資を受けないのでしょうか??
確かに、『マイホーム・ローン』ほど低率ではないでしょうが、
『事業融資』とは言えど、年率50%を提示されるはずがない。
それであれば、
『常識的感覚』で考えても、理解していただけると思いますが、
『年率50%』近い利率で、資金調達する意味が存在しません。
更に言うと、
どれだけ、『昇り竜』のように勢いのある業界が存在したとしても、
『年率50%』利息返済しながら、事業展開可能な企業など、無い。
これは、
『個人』レベルで考えたら、『闇金』を超える利率の借金を背負い、
資産形成(投資)に成功し、金持ちになる方がいないのと同義です。
ここまで話をしていくと、ご理解いただけるでしょうか??
この世の中に『一発逆転』が可能なツールなど、存在しません。
先ずは、『私は、大丈夫』という先入観を捨てることが重要です。
定期開催する『資産形成セミナー』は、2021年以降についても、
『リアル(大阪)/ オンライン(Zoom)』を並行して開催します。
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*上記ご案内ページにアップする日程以外をご希望の方は、
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*井上耕太事務所公式:michiamokota0421@gmail.com
井上耕太事務所
代表 井上耕太