今日のテーマは、『株式市場は停滞が続くほど、その後の飛躍は大きくなる』です。
先日、
年内最後のFOMC(連邦公開市場委員会)が開催されて、
米・政策金利が新たに『0.50%』引き上げられました。
この動きについては市場の予測通りであり、これにより、
米国の政策金利は、『4.25−4.50%』になりました。
しかし、
前述『市場の予測通り』の言葉と裏腹に、その後数日間、
株式市場は、比較的大きなレンジで下落し続けています。
この決定、
つまり、政策金利の引き上げは折込み済みにも関わらず、
なぜ、市場からの反応は『ネガティブ』なのでしょうか。
それは、
米国・政策金利のターミナル・レート(最終到達点)が、
従来予測するものよりも高まる可能性が出て来た為です。
それもそのはず、
当初の予測(予定)は、2023年末時点の5%前後で、
既に、上げ幅のバッファは『0.50%』しかありません。
2023年1月末、
次回FOMCで利上げが『0.25%』に縮小されたとして、
今後1年間で『2回分』相当の余力しか残っていません。
翻って、
米国内の物価上昇率は、ピーク時点から落ち着くといえ、
未だ前年同月比『7%台』と高止まりするのが現実です。
『気配』はあるものの、現時点『収束』には遠いですね。
残り2回の追加利上げ(しかも最小幅0.25%)により、
完全決着させるのは、現実的に考えて不可能と言えます。
必然、
米・政策金利の最終到達点は『6%』に近付く事になり、
このことが、短期視点で『ネガティブ』に捉えられます。
直近1年間、
『利上げ』の速度は当初の市場予測より早まりましたが、
株式市場の低迷は、2023年内継続するかも知れない。
『低迷』期間としては、従来の予測通りということです。
更に、
未解決の『リスク』も、複数孕みながら進み続けるため、
2023年初に掛けて、一段下落する可能性も秘めます。
しかし、私自身、そのことをまったく悲観していません。
何故なら、
市場の低迷が継続して、下落が大きくなれば、なるほど、
その後に訪れる『飛躍』も大きいことを知っているから。
短期視点では、暫く『面白くない時期』が続きますよね。
しかし、
個人的には、潮流が変化して、2024年以降に訪れる、
『ジャンプアップ』の時期を今から楽しみにしています。
オープン形式(どなたでも参加可能)の主催セミナーは、
対面・オンライン共、12月が【最終開催】になります。
——————————————————————–
■12/20(火)将来のお金の不安が2時間で解決するセミナー@大阪・梅田■
■12/21(水)将来のお金の不安が2時間で解決するセミナー@オンライン■
——————————————————————–
*セミリタイ期間に入る為、来年以降の開催は未定です。
受講希望される方は、今月開催を有効活用して下さい。
*個人面談受講を希望される方は、直接ご連絡ください。
*井上耕太事務所(公式)michiamokota0421@gmail.com
井上耕太事務所(独立系FP事務所)
代表 井上耕太