今日のテーマは、『激動の2021年が終了、果たして2022年の展望は??』です。
いよいよ、2021年も最終盤に差し掛かります。
皆さん、きっと、慌ただしくしている時間ですね。
パンデミック2年目、東京五輪も開催に漕ぎ着け、
何とか乗り切った感がある1年だったと思います。
国内では、
ようやく、直近2ヶ月ほど経済活動が活発化して、
2年ぶりに、年末の慌ただしさが戻って来ました。
願わくば、このまま事態も収束して欲しいですが、
足元、大都市圏を中心に新規感染者数も増加傾向。
果たして、
医療現場の逼迫具合等、実情は把握し兼ねますが、
数値的には、『不穏な空気』を感じ始めています。
昨日、
日本国内は『大納会』を迎えますが、終値として、
28年ぶりとなる高値水準で1年を終了しました。
ただ、
最終週、日経平均はランダム・ウォークを続けて、
最終日に至っては、微妙な下落を記録しての終了。
先ほど、
終値を28年ぶりの高値水準とお伝えしましたが、
決して、手放しで喜ぶ雰囲気となりませんでした。
来年以降、
短期的な市場動向を決定する、最も大きな要因は、
各国中央政府が展開する、政策の微妙なズレです。
例えば、
米国・FRBは、早い段階から緩和終了を明言して、
現時点、その方針を変更する事なく実行する予定。
その対局は、
私たちが居住する日本ですが、中央銀行・日銀は、
暫くの期間『金融緩和の継続』を明言しています。
実際、
年末にかけて、対米ドルの円安傾向は続いており、
現在『1ドル=115円超』の水準で推移します。
外貨資産を保有する方は、評価額が上昇するので、
精神衛生上は、健全な状態で新年を迎えられます。
ただ、
生活コストの海外依存度が高めな国家においては、
急激な円安進行は、メリットだけでは無いですが。
話を戻すと、
当初、FRBに同調していたECB(欧州中央銀行)も、
直近の新型コロナ感染者急増を受けて、方針を転換。
この辺り、
明確に『緩和継続』を打ち出すわけでは無いですが、
反対に『緩和終了』の語気も少し弱りつつあります。
先日、
公式ブログ中で紹介した通り、感染者急増の欧州は、
今後の動向如何で、最も影響受ける候補の1つです。
それは、EUを脱退した『英国』においても同様です。
このように、
世界共通で、オミクロンの不確定要素を残したまま、
2021年という年の終了が、数時間後に迫ります。
未だ、
各国政府・中央銀行も方針を決め兼ねるのが本音で、
主要国間で『歪』がある間、市場も不安定化します。
日本市場も一旦終了し、数日間の休みを挟みますが、
年始(1月)早い段階で、大きな変動も想定します。
来年も、市場は投資家を楽しませてくれそうですね。
期待と共に、皆さん、良い年をお迎えくださいませ。
オープン開催(どなたでも参加可)資産形成セミナーは、
現時点、2022年以降の開催スケジュールが未定です。
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井上耕太事務所
代表 井上耕太