今日のテーマは、『真に成功を追い求める人たちが、捨て去らなければならない言い訳』です。
昨日の公式ブログでは、
『楽して儲けたい人間ほどカモにされている』と題して、
幻想を追い求めることの危険性についてご紹介しました。
少しだけ振り返ると、
資産形成(投資)でも、ビジネス(事業)でも共通して、
『楽して儲けたい・お金が欲しい』と考えている人ほど、
手を変え、品を変え、徹底的にカモにされてしまいます。
最近では、そんな人たちを『養分』と表現するんですね。
合法・非合法に関わらず、如何わしいものを成立させる、
まさに養分となり得るのは青い鳥を追い求める人々です。
一刻も早く、そのような幻想は捨て去ることが賢明です。
それでは、
地に足を着けて『地道に頑張る道』を選択しさえすれば、
人は誰しも『成功』を収めることが出来るのでしょうか。
残念ながら、
特に、ビジネス(事業)という領域においては、決して、
そうとは言い切れない『厳しい現実』が存在しています。
一般に、
日本人は真面目で勤勉な国民性だと考えられていますが、
それだけで万事上手くいくほど世の中は甘くないのです。
例えば、
飲食店を開業したとして、どれほど一日中働き倒しても、
提供する料理が不味いと決して流行ることはありません。
大切なのは、
先ず『一生懸命働く』という言い訳から一早く脱却して、
美味しい料理を提供できるよう正当な努力をする事です。
そこから逃避して、
『一生懸命働く』ことを大上段にサービス提供されても、
お客さんサイドは嬉しくないため、まったく喜べません。
また、
『真面目で勤勉』が取り柄の人たちほど行動目標として、
資格・称号を取得しようと間違った努力を積み重ねがち。
実際、
過去には、コンサルタントとして独立・起業した知人が、
『中小企業診断士』の資格試験の勉強をスタートした為、
全く的外れですよと諭して、辞めさせた経験があります。
確かに、
一次試験、二次試験ともに合格率は20%前後と言われ、
ストレート合格する人の割合は全体の5%程の難関試験。
もちろん、
母集団のレベルが不明なため厳密な評価は出来ませんが、
少なくとも勉強することなく合格することは不可能です。
にも関わらず、
難関試験ゆえ、低い合格率の数字と比例するかのように、
一般社会における知名度・認知率も低空飛行しています。
そもそも、相手はそんなこと(資格)見てないですよね。
事例のように、
コンサルタントとして仕事を依頼する判定基準は実力で、
間違っても『◯◯の資格を保有していること』ではない。
実際、
私自身も、独立系ファイナンシャル・プランナーとして、
国家資格の1級技能士に加えて、最上級資格と言われる、
CFP(国際ライセンス)を保有した上で活動しています。
しかし、
顧客からライセンスカードの提示を求められた事はなく、
常に見極められているのはFPとしての『真の実力』です。
断っておくと、
私自身、『一生懸命すること』を否定する気は更々なく、
むしろ、物事を成功に導くうえで必要不可欠と考えます。
ただ、
それは、生きていくために呼吸をすることと同義なので、
それ自体をわざわざアピールする必要は全くありません。
努力するプロセスが正しければ、求める結果は得られる。
この世界は非常に理に適ってシンプルに機能しています。
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昨年(2023年)よりセミリタイア生活に入っており、
今後の主催セミナー(オープン形式)の開催は未定です。
*ビジネスに関するお問い合せは、直接ご連絡ください。
*井上耕太事務所(代表)michiamokota0421@gmail.com
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井上耕太事務所(独立系FP事務所)
代表 井上耕太