今日のテーマは、『トーゴーサンピンの言葉が示す、現実社会に溢れる理不尽さ』です。
あなたは、タイトルに採用した言葉をご存知ですか??
日常的に、なかなか出会わない言葉なのかも知れません。
勿体ぶらず話を進めると、
この言葉(トーゴーサンピン)は、実在する所得のうち、
課税当局(国税・税務署)が把握できるおおよその数字。
全体の所得に対しての『割合』を表しているものであり、
それぞれの立場により、業種間格差がある事を示します。
最も捕捉されるのは、
各種の税金・社会保険料等を源泉徴収により納めている、
『会社員』という立場の方々で、その割合は殆ど10割。
これが、
『確定申告』により自ら所得を確定する事業者になると、
ほぼほぼ半分の『5割』まで減少すると言われています。
更に、
様々な利権が絡み、国家から優遇を受けている特例業種、
農業・水産業・林業等の従事者は、『3割』ほどに限定。
海外諸国同様、
日本も『所得』に応じた課税システムを採用している為、
それを圧縮できれば、必然、税の負担額も軽減されます。
しかし、
国民の大半を占める『会社員』の方々は、前述した通り、
源泉徴収システムにより、ほぼ10割掌握されています。
これが、この階層に『お金持ち』が存在しない理由です。
確かに、
生命保険、住宅ローン、医療費、寄附、ふるさと納税等、
会社員の方々も『所得控除』を受ける仕組みは存在する。
ただ、
事業者(農業、水産業、林業従事者含む)と比較した時、
それらのインパクト(実際の効力)は相手になりません。
それ故、
昨今の日本では、『税の公平性』が声高に叫ばれており、
その観点で、事業者はよく『槍玉』に挙げられています。
*先日も、『1億円の壁』なるものをご紹介しましたね。
もちろん、
税法を犯す申告は論外ですが、合法的範囲内であっても、
ラインギリギリの申請は『けしからん』と非難を受ける。
一般的に、
『税』は、社会における富の再分配システムとされる為、
収入レベルが高い人間に対する負担増は当然とされます。
人間も、動物も、一旦『餌』をもらうことに慣れ切って、
それが習慣化されてしまうと中々覆すことが出来ません。
ただ、
事業者への不満は、会社員から不満が挙がるというより、
日本政府・マスメディアが煽っている感を強く受けます。
『収入レベルの高い人間は、工夫せずに税金払え!』と。
しかし、
ここで1つ補足が必要なのは、トーゴーサンピンが示す、
ピン(1割)は『政治家』を表しているということです。
彼ら・彼女らは、間違っても適切に納税はしていません。
社会通念上、『高い収入レベル』とされるにも関わらず、
課税当局の捕捉割合は『1割程度』しかないということ。
そもそも、
『収入』自体を、国民が納める税金から受け取りながら、
適切に納税しないことが慣例化されるなど由々しき問題。
この世の中は、『理不尽』により埋め尽くされています。
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