今日のテーマは、『リフレーミングしても、国内金融機関を使ってはいけない』です。
昨日の公式ブログでは、
『リフレーミングすれば、資産形成も上手くいく』と題して、
『資産形成』する際、『スコトーマ(盲点)』を外すことの重要性について述べました。
『平成』の30年間、
日本市場の代表的指数『日経平均株価』が全く伸びなかったのに対して、
『海外市場』のそれは、『日本』とは比較にならないほど成長を見せました。
また、
現行で『マイナス利回り』の異次元状態に低迷し続ける『長期金利』も、
海外諸国も低迷するものの、『日本』よりは高い基準を推移しています。
この2つのシンプルは事実を確認するだけでも、
『日本国内で全資産を保有しなければいけない』という盲点を外し、
『資産形成』において、私たちが『取るべき行動』が見えてくるのでは無いでしょうか。
人生のあらゆる物事で共通しますが、
自分の『先入観・固定観念』から知らぬ間に作られた『枠』の中で、
囚われ続けても、『解決策』が見つけられないことは多々あります。
そんな時は、
ふと、少し『視点』を引いて、自分自身を『客観視』することで、
『枠』は自らが作り出した『虚像』に過ぎないと気付くことが出来ます。
そすると、『解決策』は意外にシンプルに見つかりますよね。
『資産形成』の話で言えば、
『日本人』なのだから『日本国内市場に投資する』という枠を外せば、
『低成長・低金利』の時代においても、『解決策』はいくらでも見つける事が出来ます。
要は、
『資産形成』の大原則が、『成長市場』に対する資金拠出なのですから、
現代・今後の『日本市場』がそれに該当しないなら、『海外』に目を向ければ良い。
より分かりやすく言うと、『海外投資』すれば良いだけです。
むちゃくちゃ、単純な理屈ですよね(笑)
しかし、
私が、今日、公式ブログ読者の皆さんにお伝えしたいのは、
その時に、『国内金融機関を使ってはいけない』という最重要ポイントです。
象徴的な記事が、先日報道されていました。
『外貨建て保険の販売額が過去最高も、苦情件数は6年で4倍増』
なかなか、刺激的なフレーズですよね(笑)
1つずつ、情報を整理していきます。
昨年『2018年』の1年間で販売された『外貨建て保険』の販売額は、
前年『2017年』から50%増の『3.6兆円』となり、過去最高を記録しました。
上記数字は国内生保大手5社の合計額で、
販売最多は『第一生命』が売り上げた『1.7兆円』で、
この数字は、同社の『保険料等収入』2018年全体の『約3割』を占めます。
営業マンが、先ず、この商品を筆頭に勧めていることが伺えますね。
続いて、第2位は『日本生命』が昨年1年間で売り上げた『1兆円』で、
上位2社で、業界の販売額全体『75%』を占める計算になっています。
一般的に、
『外貨建て保険』は、生命保険会社が組成して、自前で販売する他、
『代理店』的な位置付けに銀行を置いて、窓口販売される割合も多くあります。
そして、
勘の良い方なら『ピン!』と来られると思いますが、
国内金融機関の『窓口販売』となると、ターゲットにされるのが『高齢者』です。
確かに、
『外貨建て保険』は、投資対象として海外債券・株式等が選択される為、
シンプルに考えれば、国内資産で運用するより『高いリターン』が期待出来ます。
実際、
拠出額『1万米ドル』に対して、満期償還額『1万2000米ドル』を謳う商品もあり、
同期間、国内資産を対象とした運用と比較した場合、『元本利回り』は有利に映ります。
しかし、
『国内居住』である以上、最終的には『日本円』に転換することが必然なので、
上記『外貨建て保険』には、契約者サイドが『為替リスク』が背負うことが自明です。
前述、
『苦情件数6年で4倍』という事実は、この事に大きく起因していると見られ、
『日本円ベース』で考えた際、『元本割れ』のリスクが説明されていなかったと推測します。
中には、
年齢90代の親族が『2000万円の豪ドル建て保険』に加入させられており、
総額で『日本円換算:180万円』の損失が出てしまった事例もあるようです。
『認知症』により、判断力が低下した人をターゲットにする輩もいるようで、
『売上必達』に目が眩んだ営業マンの中には、極悪非道な人間も居るようですね。
親族と離れて暮らす方々は、一度、確認を取ってみてください。
『外貨建て保険』について、
私が『国内金融機関を使わない方が良い』と考える理由は、他にも有ります。
1つは、
従来型のビジネスモデル(店舗有り・宣伝広告と人件費は莫大)の金融機関の場合、
莫大な運営コストを賄う為、顧客利益と逆走する『手数料ビジネス』に走りますが、
『対象通貨』と行って・来いの『為替手数料』が莫大で、運用利回りが低下します。
また、
2つ目は、海外金融機関(投資銀行等)が組成したファンド等を引っ張る為、
『手数料』が二重徴収され、純粋組成のそれよりも『利回り』が低下します。
勿論、
『海外投資』をする際には、『為替リスク』が存在するのは手段を変えても同じですが、
『国内金融機関』を活用した場合、そもそもの利回り低下からその『リスク』は増大します。
結果、
『手数料ビジネス』をしている金融機関サイドは安定的に利益が得られる一方、
契約者(投資家)サイドは、『リスク』を背負う割に、『リターン』が少ないのです。
昨日のブログで、
『リフレーミング』により『海外』に目を向ける事をお勧めしましたが、
それは、国内金融機関で『外貨建て投資商品』を買うことは、全く意味しません。
間違って伝わってしまっては大変なので、今日は『注意喚起』させて頂きました。
『金融リテラシーを高めて、具体的に資産形成をしたい!』という方に最適なセミナーを、
今月は神戸・三ノ宮7月29日(月)、大阪・梅田7月30日(火)の日程で開催します。
■2019年7月29日(月)開催!将来のお金の不安が2時間で消えるセミナーin神戸・三ノ宮■
****セミナーご案内ページはこちらをクリックください****
■2019年7月30日(火)開催!将来のお金の不安が2時間で消えるセミナーin大阪・梅田■
****セミナーご案内ページはこちらをクリックください****
『具体的なアクション』を起こすことでのみ、
人生は、本当に好転していくものだと思います。
ぜひ勇気を持って、新たな一歩を踏み出してみてください。
皆さんに、直接お会い出来るのを楽しみにしております。
セミナーを受講する間でもなく、
『今すぐ、具体的に資産形成をスタートしたい!』という方は、
ぜひ勇気を持って『お金のセッション』を受講してみてください。
****プライベートセッションご案内はこちらをクリック****
****『お金のセッション』ご予約はこちらをクリック****
井上耕太事務所
代表 井上耕太