『年寄り』笑うな、『行く道』じゃ。

今日のテーマは、『年寄り笑うな、行く道じゃ』です。

 

 

この言葉に、見覚えのある方もいらっしゃるかも知れません。

 

 

『子供叱るな、来た道じゃ 年寄り笑うな 行く道じゃ』

 

 

小さい頃から『温泉』『銭湯』といった『広いお風呂』が好きなのですが、

先日も、ふらっと立ち寄った温泉で壁に掛けられていた言葉です。

 

 

私自身、初めて聞いたフレーズではなかったので、

誰か有名な偉人が残された言葉なのかも知れませんね。

 

 

この言葉、肝に銘じる必要がありますよね。

 

 

ともすると、

 

 

私たちは直ぐに、自分のことは棚に上げて、

自分と違う世代のことを批判してしまいがちです。

 

 

数年前は、40歳を超えた方々から『近頃の若い奴は』と言われるのが心外でしたが、

私自身、『ゆとり世代は怖いわ〜』と言ってしまっていたら全く同じことになります。

 

 

普段、

 

 

幅広い年代のクライアントさんとお会いしていて感じることは、

本当は『年齢』なんてものは関係なくて、

『歳下』でもしっかりした人もいれば、『歳上』でも出来ない人もいます。

 

 

それでも、

 

 

積み重ねた『年齢』により経験、知識も増えることは確かなので、

年長者に対する敬う心を忘れず、年少者にも親切に接していきたいですね。

 

 

話を元に戻すと、

 

 

『年寄り笑うな、行く道じゃ』の部分、

『本当に笑える方々は、どれくらい居るのだろうか??』と、疑問に感じています。

 

 

少なくとも、

 

 

『経済的』な観点で言えば、現在『年寄り』がぶつかっている壁に、

今後は、より多くの方々がぶち当たっていくことになるでしょう。

 

 

先日、ある興味深い調査結果が報道されていました。

 

 

現在、『年金生活』をしている方々の、『懐事情』を赤裸々に調査した報道です。

 

 

それによると、

 

 

現時点で『年金生活』を送っている方々の収入は、

公的年金とその他の収入(配当、不動産等)を併せて、

単身者で『約11万円』、夫婦で『約21万円』です。

 

 

厚生労働省年金局が発表する、

『国民年金』『厚生年金』の受給額を平均するとこの程度なので、

この数字は、かなり実数に近い値になっていると感じています。

 

 

それに対して、

 

 

毎月かかってくる『消費支出』は、単身世帯で『約4万円』、夫婦世帯で『約5.5万円』。

 

 

それぞれ年間換算で、単身『約50万円』、夫婦『約70万円』が必要になってきます。

 

 

ここで考慮するのを忘れてはいけないのは、

上記支出が『消費支出』に限定され、年金、社会保険料等の支出は含まれていないこと。

 

 

ここまで考え入れると、

 

 

単身世帯でも『年間100万円』、

夫婦世帯ではそれ以上の金額を毎年、保有資産を切り崩しながら生活していることになります。

 

 

単純に、

 

 

『10年間』生きたら、単身世帯の方々でも『1200万円』が必要です。

 

 

『20年間』生きるのであれば、『2400万円』と単純に2倍になりますね。

 

 

年金受給開始は現在でも『65歳』ですので、

日本人の平均寿命の伸びから考えたら、上記計上は大きく違わないと考えます。

 

 

『65歳』で本格的な『リタイア』を迎えてから、

新たに『家』を1軒買うほどの支出額になるんですね。

 

 

しかも、これは『普通の生活』を送る上でかかってくる金額です。

 

 

そこに『人生の楽しみ』をプラスするのであれば、

必然的に上記金額は増加していくことになります。

 

 

更に、

 

 

もしあなたが『60歳』でリタイアして収入が断たれ、

60歳から65歳まで年金無需給の『魔の5年間』を過ごされたらいかがでしょう??

 

 

上記『消費支出』がまるまる自己資金対応になるので、

単身『約200万円』、夫婦『約400万円』近くが年間かかってくることになります。

 

 

5年間合計で、単身『約1000万円』、夫婦で『2000万円』の追加です。

 

 

これら全て勘定していくと、

 

 

単身世帯では人生を全うするまでに『約3000万円』、

夫婦世帯では『5000万円』近くの老後資金が必要になってきます。

 

 

現在、

 

 

東証一部上場の大企業でも、

この規模の『退職金』を出している企業は実質皆無で、よくて半分、

残り半分は、それまでに貯めた自己資金で乗り切ることになります。

 

 

更に更に、

 

 

この調査で発表されているのは『今』の状況であって、

今後、既存の『年金システム』が破綻に向かっていることは多くの方が知る所ですよね。

 

 

つまり、

 

 

『年金収入』は減少していき(人によってはストップし)、

保有資産からの『持ち出し部分』が増大していくことが予想されるのです。

 

 

、、、、、どうですか??

 

 

気を失いそうになっている方はいませんか??(笑)

 

 

『資産形成』していくことの大切さ、わかって頂けたでしょうか??

 

 

現在でさえ、

 

 

75歳以上の方々で、『経済的理由』をもとに、

働くことを辞められない方々が、全体の『25%』いらっしゃると言われています。

 

 

『4人に1人』、、、、相当な数じゃないですか??

 

 

工事現場などでガードマンをされている方々に、

高齢の方を多く見かけるのも、納得できるかも知れません。

 

 

『75歳』

 

 

よく考えてみたら、第二次大戦前後に生まれ、

戦後復興、高度経済成長、バブルと、日本の最も『良い時代』を生きてきた方々です。

 

 

『年金』の財源も、私たちの世代とは比較にならないほど潤沢で、

今の日本では、最も恵まれていると言っても過言ではない世代です。

 

 

その世代の方々が、経済的困窮から『25%』以上働き続けないといけない。

 

 

『私たちの世代』では、想像を絶する割合まで増大していそうですね。

 

 

『下流老人』なる言葉も、数年前から世間を賑わせるようになりました。

 

 

(*人それぞれ、様々な理由・事情はあるでしょうが。)

現役時代にしっかりとした準備をしてこなかった為、

リタイア後に経済的困窮し、惨めな生活を送っている方々の総称です。

 

 

20代、30代、40代のまだまだ身体が動いて働けるうちは、

そんなことなどイメージ出来ず、遠い将来のように感じるかも知れません。

 

 

しかし、

 

 

『年寄り笑うな、行く道じゃ』の言葉同様、

『私たちの世代』も、いずれ必ず向かう道なのは確かです。

 

 

その時に向けて、あなたは『資産形成』をしていますか??

 

 

『していない』という方々は、『今』以外に、いつスタートするのでしょうか??

 

 

ちょうど、明日から新たな2018年度がスタートするので、

『新たなチャレンジ』をするのに、これほど絶好の機会はありません。

 

 

『資産形成』をまったく考えずに生活している方々は、

今日のタイトルそのままに、本当に『笑っている場合じゃない』かも知れません。

 

 

一人でも多くの方々がこの事実に気付き、

『資産形成』をして、笑って老後を迎えて頂けたらと願っています。

 

 

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井上耕太事務所

代表 井上耕太

ABOUTこの記事をかいた人

井上 耕太

・独立系FP事務所【井上耕太事務所】代表。
・1984年4月21日生まれ。岡山県津山市出身。
・2008年 国立大学法人【神戸大学】卒業。

【保有資格】
・CFP®(国際ライセンス:認可番号 J-90244311)
・1級ファイナンシャルプランニング技能士(国家資格:認可番号 第F11421005598号)

【活動実績】
・個人面談【人生を変えるお金のセッション】受講者は400組を超えており(*2022年4月時点)、活動拠点・大阪のみならず、全国から面談依頼が舞い込む。

【クライアント】
・経営者、医療従事者(医師、看護師、薬剤師 etc.)、会社員(上場企業勤務、若しくは、年収500万円以上)

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・自らの情報提供・プラン提案により、クライアントさんの【経済的自由】実現を初志貫徹でサポートする。

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