『新型ウイルス』が炙り出す、地球上の『経済格差』のリアル。

今日のテーマは、『新型ウイルスが炙り出す、地球上の経済格差のリアル』です。

 

 

東京・神奈川はじめ、

 

 

首都圏では、『第二波』の到来リスクも高まって来ましたが、

その他、日本全国的には、一旦、落ち着きを見せていますね。

 

 

正確に把握していませんでしたが、

 

 

活動拠点とする大阪でも、直近では『新規感染者ゼロ』の日が続き、

『現在感染者数』も、『100人』を下回る水準まで低下しました。

 

 

『緊急事態宣言』発令当時、

 

 

東京都に次ぐ、全国2位の感染者数を誇っていた一時期は、

本当に、『ヤバイ状況』だと感じて、完全外出自粛していました。

 

 

今でも、

 

 

『外出自粛』の傾向は続き、人との接触も避けていますが、

明らかに、前述『ピーク』時の空気感とは異なりますよね。

 

 

ただ、

 

 

日本では『一部の例外』を除き、収束の兆しを見せる新型ウイルスですが、

世界的には、『新規感染者』は増大し続け、収束の気配を見せていません。

 

 

実際、

 

 

未だ、『10万人』規模で新規感染が確認される日も続いており、

世界全体での累計感染者数は、『650万人』を超えて来ました。

 

 

死亡者数も、

 

 

全体で『40万人』に迫る勢いとなっており、こちらについても、

『完全終息』を迎えるのは、暫く先の話になってしまいそうです。

 

 

冒頭、

 

 

『日本』において、落ち着きを見せてきたとご紹介した新型ウイルスは、

現在、その活動の主戦場を『途上国』に移し、猛威を奮いつつあります。

 

 

いくつか、例を挙げていきましょう。

 

 

ロイターの報道では、

 

 

メキシコで、新型ウイルス新規感染者数が、連日『過去最高』を更新しており、

累計感染者数は『10万人』、累計死亡者数は『1万2千人』を突破しました。

 

 

また、

 

 

南米・ブラジルでは、累積感染者数は『60万人』を突破しており、

6月5日時点で、死者数『3万人』を突破し、上昇し続けています。

 

 

直近では、

 

 

同国内で、1日に『約1500人』もの方々が亡くなっており、

人口規模(*)から比較しても、日本とは異次元が広がります。

 

 

*日本人口『約1億2000万人』に対して、

『ブラジル:約2億人』ですから、そこまで大きな差はありません。

 

 

更に、

 

 

中東・イエメンは、世界最大級の流行が懸念されており、

国連による人道・経済支援が打ち切られたことにより、

この『推定』は、ほぼ『確定的』になってしまいました。

 

 

元々、

 

 

内戦による動乱が続いてきた同国民は、栄養状態が良くなく、

慢性的な飢餓問題と、水道を始めとする衛生サービス不良に苦しんできました。

 

 

そこに来て、

 

 

世界的な流行拡大を見せる『新型ウイルス』が登場した訳ですが、

国内369病院のうち、約半数が、3週間以内の閉鎖を見込んでいます。

 

 

特に、

 

 

紅海を跨いで、今後の感染爆発が懸念されている、

『アフリカ』と隣接する地理的環境が、一層、不気味さを漂わせます。

 

 

今後、

 

 

同国の『5人に4人(約80%)』がリスクに晒されるとの推定もあり、

このままの状況を考えれば、この『推定』はそのまま『現実化』します。

 

 

想像を絶して、ヤバイですね、、、、。

 

 

現時点、

 

 

累計感染者数『187万人』、死者数『10万人超』を誇り、

どちらも『世界No.1』に君臨するのは、覇権国・米国です。

 

 

何故、

 

 

『世界で最も豊かな国』が、世界No.1の感染大国化しているかと言うと、

『世界一の富裕層』と『世界一の貧困』が、国内に同居しているからです。

 

 

前述、

 

 

『例』として挙げた、全ての国々に共通することですが、

流行拡大し続けている背景には、『貧困』が存在します。

 

 

当然の話、

 

 

栄養状態、衛生環境が整わない地域では、感染症は起こりやすいし、

マスク始め衛生用品や、除菌グッズ、防護用品購入には、お金がかかります。

 

 

また、

 

 

国際的な調査では、年収の高いほとほど『接触頻度』は減少するそうで、

格差は、流行語になった『テレワーク』の導入割合にも影響を与えます。

 

 

実際、

 

 

英国、スウェーデン等の欧州先進国では、約半数が可能な在宅勤務は、

アフリカ諸国では、良くて『5%』程に留まるとの試算も出ています。

 

 

このように、

 

 

地球上の大多数の人間が、『貧困』と『感染リスク』に晒される中、

富裕層は、着実に『保有資産』を増加続けており、異世界にいます。

 

 

直近3ヶ月、

 

 

『米国』に籍を置く富裕層全体の『保有資産増価額』は、

3月18日時点と比較して『約62兆円』増加しました。

 

 

『可能性ゼロ』とは言いませんが、彼らの『感染リスク』が、

『貧困層』の方々より低いことは、誰から見ても明らかです。

 

 

『格差』の大小はあれど、日本国内でも、そうかも知れません。

 

 

2020年、突如登場した『新型ウイルス』ですが、

その拡大状況を見ても、『経済格差』は炙り出されます。

 

 

仮に、

 

 

『新型コロナ』の問題が解決しても、これからも、

私たちは同様の『リスク』に晒される場面を経験するでしょう。

 

 

その時、

 

 

自身の『経済状況』は、リスクへの対応方法について、

『大きな影響』を与えることになると想像しています。

 

 

どちらサイドとして人生を生きていくか、

『決断・実行』するタイミングは、『今』なのかも知れません。

 

 

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井上耕太事務所

代表 井上耕太

ABOUTこの記事をかいた人

井上 耕太

・独立系FP事務所【井上耕太事務所】代表。
・1984年4月21日生まれ。岡山県津山市出身。
・2008年 国立大学法人【神戸大学】卒業。

【保有資格】
・CFP®(国際ライセンス:認可番号 J-90244311)
・1級ファイナンシャルプランニング技能士(国家資格:認可番号 第F11421005598号)

【活動実績】
・個人面談【人生を変えるお金のセッション】受講者は400組を超えており(*2022年4月時点)、活動拠点・大阪のみならず、全国から面談依頼が舞い込む。

【クライアント】
・経営者、医療従事者(医師、看護師、薬剤師 etc.)、会社員(上場企業勤務、若しくは、年収500万円以上)

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