今日のテーマは、『人生100年時代、女性を待ち受ける厳しいリアル』です。
『人生100年時代』
この言葉が聞かれるようになって、暫くの時間が経ちました。
公式ブログ読者の皆さんも、一度は耳にした事があると思います。
この言葉が表すように、
日本の『平均寿命』も毎年順調に伸び続けており、
2018年現在では、男性で『81歳』、女性で『87歳』を記録しています。
より踏み込んで考えると、
この数字は、若い年代で亡くなられた数字も含まれた『平均値』なので、
年齢を重ねる毎に、私たち自身が生きる『平均余命』も変化しますよね。
わかりやすく言うと、
(一定基準までは)今後も『生き残る確率』は上昇して行くので、
男性なら『81歳』、女性は『87歳』以上生きる可能性が高くなるのです。
例えば、
既に『50歳』を迎えている方々にとっては、
『人生100年時代』は『将来』ではなく、現時点で到来している話かも知れないのです。
途上国諸国は例外として、これは『日本』に限った話ではなく、
欧米をはじめとした『先進国』では共通の課題となってきています。
現在、
男女共、世界トップのちょく樹国となっているのは『香港』で、
『金融センター』らしく、現地で販売される金融商品は順次、
『人生100年時代』に対応出来得る商品へと変化するものも出てきました。
過去から続く物語の中にも『不老不死』を求めるものは多々ありましたが、
『不老不死』でないにせよ、その状況に向けて、世界は進みつつある様に思います。
ただし、
その状況は、果たして手放しで喜べるものなのでしょうか??
子供の頃にはまったく意識していなかったと思いますが、
私たちは、学生生活を終え、大人になり社会人をスタートする事で、1つの『事実』に気が付きます。
『自分自身が生きていくのに、コスト(お金)がかかる。』
とても『当たり前』の事実なのですが、学生生活を送り、
親の膝をかじりまくっていた『子供時代』には、なかなか実感する事が出来ません。
中には、
成人してからもそれを継続する『不届き者』もいる様ですが、
そこまで低レベルな人間に関しては、ここでは触れずにおきます。
それでも、
20代、30代の内は、体力も有り、しっかり働けますし、
一般的に見て『人件費』は低く抑えられるので、『就業機会』も恵まれています。
私自身もそうでしたが、
この状況においては、『お金』『時間』『労働力』も無限の様に錯覚され、
『宵越しの金は持たない!』戦略でも、人生を生き切れそうに感じてしまいます。
しかし、
冷静に考えれば、現実的にそんな事が起こり得る訳もなく、
私たちが、仕事から『リタイア』しなければいけない時期は必ずやって来ます。
自身が『労働』できた時は、
それに対する『労働収入』が対価として支払われる為、
収入の大小、生活水準の高い・低いあるでしょうが、最低限生きていく事は出来ます。
しかし、
自身の『体力』『能力』『就業機会』が限界を迎えた時、
生活を支えるのは『リタイアメント・インカム』だけに限られてしまうのです。
ほぼ『100%』の日本国民にとっては、『年金』だけですね。
この状況で、果たして『100歳』までを生き延びる事は可能なのでしょうか??
公式ブログでも何度かお伝えしていますが、
『既存の社会保障システム』というのは、
現在(2018年)では崩壊した『人生モデル』を前提として作られ、既に形骸化しています。
具体的には、
『結婚』『子供(出産)』という概念が当然の様に存在し、
2世代、3世代の家族が支えあって生活していくというモデルケースです。
奇しくも、
昨日まで放送されていた『27時間テレビ』において、
最高視聴率を獲得した『サザエさん』の様な家族構成ですね。
皆さんもお分かりになると思いますが、
『核家族化』が進み、『結婚』も人生の一選択肢になった現代では、
上記の様な『微笑ましい家族構成』の方が、かなり『特殊』です。
(*加えて、昨今では『離婚』もスタンダード化しましたよね。)
話を元に戻すと、
上記の様な状況を『前提』に作られた『社会保障システム』で、
現代の方々の『リタイアメント・インカム』の十分な確保は『不可能』なのです。
事実、
リタイア世代の『年金収入のみ』世帯は相当数に上り、
厚生労働省調査で、その受給者全体に占める『女性』の割合は、現時点で『63%』です。
更に、
そのうち『57%』の年金収入は『100万円未満』に留まり、
『相対的貧困率』は、日本の高齢者全体で『19.4%』まで拡大しています。
これは、
経済協力開発機構(OECD)加盟国の『平均値:12.6%』と比較しても、
『7ポイント』近くの差をつけて悪い値となっています。
繰り返しますが、『現時点で』の話です。
『日本国』の経済状況から見て、
年金の『受給開始遅れ』『受給金額減額』は避けられませんから、
この値は、今後、より一層悪化していく事が『決定』しています。
確かに、
男女の雇用機会は、昔と比較して平等になって来ていますが、
それでも、現実的に『完全にフラットか??』と言われると、そうでは無い。
就業時点でハンディを背負う女性もいらっしゃるかもしれませんし、
就職してからの『キャリア』も、完全に平等かというと疑問です。
更に、
最も現実問題として考えられるのは、結婚、出産を機とした退職で、
職歴上の『空白期間』を持つ女性が、再び働き出したとして、
十分な収入を得る事は、よほど高度な能力・技術を持たない限り不可能です。
そうなった時、
前述の『形骸化した社会保障システム』は、
あなた自身の『リタイアメント・インカム』として助けてくれるのでしょうか??
私は、常々、『一貫した想い』を持ちながら情報発信を続けています。
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井上耕太事務所
代表 井上耕太