『盲点』★

僕の『お金のセッション』では、

受講前アンケートをお答え頂きます。

そこで、ご自身の確認も含めて、

資産状況、収入、支出を全て洗い出してもらう。

その1つの項目に、

『投資経験はありますか?』というのがあります。

多くの方は、『無し』と。

でも、その後項目を進んでいくと、

負債の項目に『3,000~4,000万円』くらいのローンがある(笑)

まぁ確認するまでもないですが、

大概『住宅ローン』ですよね(^_^;)

この矛盾、あなたはわかりますか??

皆、『投資はしたことない』と思ってます。

でも、『皆買ってるから』と平気で家を買います。

これ、立派な?『投資』です。

日本人のサラリーマン家庭の多くは、

自身の『身の丈』から考えたら、

あまりにも資産配分が偏った『投資?』をしてます。

どういうことか??

簡単な例でご紹介します。

例えば、金融資産1000万円の30代夫婦が、

この頭金に4000万円ローンを組んで住宅購入する。

『貸借対照表』の知識がある人は、

イメージがしやすいです(^_^)

買った直後の時点での、

この夫婦のそれは次のようになります。

・資産額合計:5000万円(住宅購入金額)

・負債 :4000万円(住宅ローン)

・純資産 :1000万円(上記2つの差額)

しかし、購入した不動産が新築の場合、

捺印した瞬間に物件価格が下がりますから、次のようになる。

・資産額合計:4000万円(住宅評価額)

・負債 :4000万円(住宅ローン)

・純資産 :0円

このように、一瞬で資産を吹っ飛ばせる訳です。

『ヒヤヒヤ』は更に続きます。

よく見てほしいのですが、

この夫婦が持ってる資産は『住宅』のみです。

『住宅評価額』のアップダウンが、

もろに彼らの資産額合計に影響するのです。

運良く、住宅評価額が上がればいいです。

しかし、もしも下がってしまったら??

最初の方のローン支払いなんて、

『金利』部分を払う比率が高く、『元本』は減りません。

そのうちに、1年で評価額が『500万円』下がったら??

・資産額合計:3500万円

・負債 :4000万円

・純資産 :▲500万円、、、

1年前まで『1000万円』の資産があった方が、

いきなり『▲500万円』の負債持ちになるわけです。

住宅ローンが支払えなくなり、

家を手放したにも関わらず、負債は残る。

こんな人がいるのは、このためです。

『お金持ち』の資産保護の基本的な考え方に、

次のようなものがあります。

『キャッシュ』『貴金属』『不動産』

に3分割して資産を保有する。

昨日のblogにも書いた、『負けない戦略』にも繋がります。

一般的な会社員の方の『不動産購入』とは、

『不動産一括投資』と意味は同じです。

『投資』に関しての、身近な『盲点』★

それでも『買う!』というなら止めませんが、

そこまで理解した上で購入されることをおすすめします(^_^)★

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