今日のテーマは、『保険契約が、あなたの資産形成を破滅へと導く』です。
昨夜、日本に帰国しました。
12月上旬の陽気から一転して、冬本番を迎えていますね。
今日から、本格的に冬用のコートを持ち出し、
マフラーも巻いて、冬支度をスタートしました。
のど飴、イソジン、龍角散、ハリーゴールド(体調不良時の栄養剤)等、
手放せない季節になってきましたが、体調管理を万全に活動していきます。
さて、早速、本題に入ります。
完全なる余談ですが、私の資産形成のメンターは、
日本の銀行、保険、証券会社の事を『悪の枢軸』と表現します(笑)
*あくまで、『会社』の話です。
*そこにお勤めの『会社員』の方々にも、生活がありますから、
お金の為に働く彼等の事を、無下に批判する事は出来ません。
話を元に戻すと、
海外の外資系金融機関で勤務経験のある彼からしたら、
『日本の金融機関は、同胞を騙して暴利を貪っている』ように見える、と。
その中でも、
彼が最も悪どい『悪の枢軸』として嫌っているのが、
今日の公式ブログテーマとして取り上げる『保険』という分野です。
皆さんも、これまでの人生の中で、
何かしらの『保険商品』に加入された経験をお持ちですよね。
『今までの人生の中で、全く保険に加入した事が無い』という方には、
これまで活動してきて、残念ながら出会った事がありません。
反対に、
必要以上、若しくは、収入から換算して不相応に、
高額な『保険加入』をしている方々には、面談を通して時々お会いするのが実情です。
『保険』
日本人の場合、この『魔法の言葉』が付くと一気に思考停止してしまいますが、
これは、『金融商品』の一種類である事をしっかりと認識しなければいけません。
『金融商品』である以上、
『安心を買う』という言葉でふわっと契約するのではなく、
明確に『数字』で説明を受け、合理性を検討し、納得して契約する必要があるのです。
この事実に、まずはしっかりと認識する事。
そして、この観点で考えた時、
加入できるかどうかは別問題として、海外で販売されるそれと、
日本で内資系企業が売り捌き、暴利をむさぼる商品とでは、商品内容の次元が異なります。
生命保険商品の『保険料』を決定する際、
その数字は、下記の『3要素』を考慮して求められています。
①予定死亡率(大数の法則で求められます。)
②予定利率(保険会社が行う運用の利率です。)
③予定事業費率(事業を行なっていく上でのコスト。)
この『保険料決定の3要素』は、海外の保険会社と同様ですが、
その『コスト』の掛け方が、内資系企業を中心に、法外なものになっているのです。
例えば、
『日◎生命』という某国内最大手の保険会社がありますが、
皆さん、この会社が抱える『従業員数』をご存知でしょうか??
『保険営業』は入れ替わりの激しい仕事なので、
1人単位で正確にする事は難しいですが、『7万人』を超えると言われています。
ちょっとした、『地方都市』が出来てしまいますね(笑)
更に、
この某企業の平均年収は、有価証券報告書より『約650万円』とわかりますから、
年間にして、『約4600億円』ものコストが『人件費』として計上されています。
なかなか、大きな金額ですよね。
時価総額で『4600億円企業』を作る事が出来たら、
東証一部上場の『大企業』を保有しているのと同じことになります。
それだけ、大きな数字だということです。
ところで、この『年間4600億円』のお金、どこから捻出されているのでしょうか??
これも、ほぼ瞬間的にわかりますよね。
そう、保険契約をしている皆さんが、
毎月せっせと支払い続けている『保険料』の一部(?)から充当されているのです。
また、
『予定事業費率』の大きな部分を占めるものに、
『人件費』と並んで『宣伝広告費』があります。
こちらも、
日本国内営業している企業は膨大な費用かけていますから、
その分、『コスト』が嵩んで、『金融商品』としての魅力は失われます。
より分かりやすく言うと、
支払った『保険料』と照らし合わせた時、
イベント発生時に支払われる保険金、償還時等の返戻金が少なくなるという事です。
皆さんもよくご覧になられる、
国民的アイドルをインタビュアーに据えて、有名芸能人が多く出演するCMを流す、
某外資系保険会社の年間広告費は、『1000億円』にも上ると言われています。
この1社で、『年間1000億円』です。
そのお金、どこから拠出されているんですか??
そうです、これも皆さんの支払う『保険料』から賄われています。
こんなに膨大な『事業費率』を計上し続けていたら、
『投資家(保険契約者)利益』も、簡単に吹っ飛んでしまいますね(笑)
時代は変われど、手を変え、品を変え、
保険会社は根本的には変わらないことを継続しているのです。
これには、金融庁も業を煮やしています。
現在、企業経営者などに販売しまくっている『法人向け定期保険』は、
『保険料全額損金算入』を謳い文句に、年末商戦真っ最中となっています。
ただし、
これも、一部の企業を除いて荒稼ぎする商品構造になっており、
『付加保険料』を契約期間の後半に厚く乗せて、
契約スタート時点ではその上昇が分かりにくくなっています。
この『付加保険料』は、金融庁の保険商品審査を受ける際、
認可事項の『対象外』となる盲点のようなポイントです。
この『付加保険料』に細工をすることで、前半部分の返戻率を高く見せ、
後半になる程、保障リターンが薄くなる構造になっているのです。
このくらいの事、彼らは簡単にやってきますね。
『個人向け』で言うと、
『ドル建ての一時払い終身保険』を筆頭とする『外貨建ての貯蓄性(?)保険』です。
こちらも、
中盤部分で長々と説明した『予定事業費率』が仇となり、
提案用資料に描かれる『夢のある数字』からは乖離して、
『実質利回り』は、とてもお粗末な結果となっています。
このポイントも、
現在、保険会社各社が金融庁から目をつけられていて、
(契約者の)事実誤認の恐れがある為、『実質利回り』を示すよう迫られています。
ご紹介したのは『氷山の一角』ですが、
私がお伝えしたい事は、要は、『保険で資産形成』という事は不可能で、
そのような『幻想』は、早く捨て去ってしまった方が良いこと。
*その事をしっかりと理解している賢い(?)営業マンの中には、
自社の提供する保険商品に、全く加入していない輩もいると聞きます。
まずは何より、『お金を失う行動』を辞めてしまう事で、
あなたの『資産形成』のスピードは、格段に増していくと思うのです。
今日の記事も、是非、参考にして頂けたら幸いです。
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井上耕太事務所
代表 井上耕太