日本が『発展途上国』化している現実を、知っていますか??

今日のテーマは、『日本が発展途上国化している現実を、知っていますか??』です。

 

 

昨日の公式ブログでは、

 

 

『年金破綻のサインは、常に、発信し続けている』と題して、

国民年金・厚生年金の『財源一元化』法案検討による、

『公的年金システム』破綻のサインについてご紹介しました。

 

 

日々、

 

 

慌ただしく『仕事・時間』に追われていて、気付かないかも知れませんが、

『日本経済』没落に関する事への警鐘は、市場では常に鳴り続けています。

 

 

この点、

 

 

『アンテナ』を張っている人間からすれば、『気付かない』は有り得ませんが、

悲しい哉、『世間一般』の大多数の方々は、それが普通なのだと感じています。

 

 

先日の記事中でも、

 

 

『茹でガエル』という表現を使った場面がありますが、

『変化』も緩やかに、長期間かけて起こされると、

気付いた時には『致命傷』に至っているケースが殆どです。

 

 

正に、

 

 

現代の『日本国』が、あらゆる分野において、そうだと感じているのですが、

『失われた30年』の意味を正確に理解している人間は、『極少数派』です。

 

 

話は変わりますが、

 

 

SNSや公式ブログを通じた情報発信を通じて、

先日、今年ラストの香港渡航から帰国したことはお伝えしました。

 

 

仕事柄、

 

 

香港に限らず、定期的に『海外』に行かせて頂く機会が多いのですが、

毎回、『日本』に帰国した際、直後に実感させられることがあります。

 

 

と言っても、日本の『米』は美味いという事では有りません(笑)

 

 

いや、実際に、日本の『お米』は世界一美味しいのですが、

私がここで言いたいのは、『それでは無い』という事です。

 

 

皆さん、何が言いたいか、分かりますか??

 

 

定期的に『海外』に行かれる機会がある方は理解されるでしょうが、

帰国直後、毎回実感させられるのは『日本は、安い』という事です。

 

 

具体的には、

 

 

『住宅関連費』『食費・生活費』『物価』から『人件費』に至るまで、

現在の『日本国』は、居住に掛かるコストが先進諸国と比較して、相当安いです。

 

 

私が活動拠点とする大阪では、

 

 

心斎橋・難波の、所謂『ミナミ』と呼ばれるエリアは、

未だに外国人観光客の方々に占拠されており、

目隠しして連れて来られたら『日本』だと認識出来ません。

 

 

先日、

 

 

運動がてら、心斎橋から歩いて帰宅する機会があったのですが、

夜、お店が既にクローズしたアーケード街で、外国人観光客が、

『爆買い』した商品を荷積みする光景が、そこら中で繰り広げられていました。

 

 

こちらは『日本人』の気質的なものもあるのでしょうが、

『メイド・イン・ジャパン』の製品は、どの分野においても品質が良い。

 

 

その上、

 

 

現代は『日本=安い』という構図も、海外では『常識』となっている為、

裕福になりつつある、アジア諸国の方々が、大挙して『日本』に押し寄せています。

 

 

これが、

 

 

私が、まだ『小学生』だった四半世紀(25年)前であれば、

『日本』から見て、『アジア諸国=安い』の構図が成り立っていたと思います。

 

 

しかし、

 

 

成人してから海外渡航する機会が増えて気付いたことは、

約10年程前でさえ、『アジア=安い』の式は成立するけれど、

かつて、自身が抱いていた程のインパクトは無いという事です。

 

 

直近20年間の間に、かつて存在した『差』は急速に埋められてしまいました。

 

 

更に、

 

 

2019年現在、そこには既に完全なる『逆転現象』が起こってしまっており、

海外諸国から見れば、『日本=安い=途上国』という印象すら定着しています。

 

 

恐らく、

 

 

国民全体として、どんどん『内向的』になるこの国において、

その『事実』に気付いている方は、殆ど存在していないと推測します。

 

 

大多数の日本国民は、未だに、日本が『先進国』だと考えているのでしょう。

 

 

これは、『大日本帝国』が世界一の覇権国であり、

第二次世界大戦において、連合国軍おも凌駕すると考えていた思考回路に等しい。

 

 

若しくは、

 

 

『鎖国政策』を講じて、ちょんまげ・帯刀していた江戸時代に、

『日本』が世界をリードする『先進国』だと考えていた思考にも通じるものが有ります。

 

 

もしかしたら、

 

 

『思考的観点』において、『日本人』という人種は、

『島国』特有の国民性から、『過ち』を繰り返し易い国民なのかも知れません。

 

 

これ(日本=安い)については、先日、興味深い報道も出ていました。

 

 

失われた30年を経て、日本は『給料が低い国』に成り下がってしまった。

 

 

もしかしたら、『実感』『体感』のある方もいらっしゃるかも知れません。

 

 

公式ブログでは何度か登場していますが、

 

 

米大手人事コンサルタント会社・マーサーの調査によれば、

近年、日本国における報酬ベースの『地盤沈下現象』は、

海外諸国と比較しても、顕著に数字で表れているとのこと。

 

 

具体的には、

 

 

『2007年』を基準点(100)として定めたところ、

『2017年』における、日本人の平均年収額は『99』の数値となり微減。

 

 

この数値は、

 

 

日本同様、1900年代後半に栄華を極めて、『成熟経済』に突入した2国家、

『米国:119』『ドイツ:107』と比較しても、見劣りする値になっています。

 

 

また、

 

 

同期間で比較した場合、他のアジア諸国がどのような数値を取るかと言うと、

『中国:176』『インド:183』『タイ:210』と高数値を連発しています。

 

 

データを見るまで知りませんでしたが、

 

 

『タイ王国』では、直近10年間で収入が『2倍』には値上がり、

正に、日本の『高度経済成長期』のような期間を過ごしていたんですね。

 

 

どうりで、『国家』に勢いがあるはずです。

 

 

片や、

 

 

『失われた30年』を過ごし、未だに『出口』すら見えない日本国は、

国民の『平均年収』が400万円前後を推移し始めてから、もう長く経ちます。

 

 

この間、

 

 

『緩やかなインフレ』が起こっていたのは当然ですが、度重なる『増税』も有り、

総合的に考慮すれば、『可処分所得』という意味で、相当マイナスを記録しています。

 

 

果たして、

 

 

この状況を以ってして、『日本国』は、本当に『先進国』と言えるでしょうか??

 

 

残念ながら、言えません。

 

 

海外でそれを言ったら、恐らく、『普通の感覚』で笑われます。

 

 

その『後進国:日本』において、『社会保障システム』が破綻するのは、

冷静に考えてみれば、『必然』とも言えることなのかも知れません。

 

 

『栄枯盛衰』

 

 

古今東西、栄えるものは、歴史上、必ず一度『衰退』を見せます。

 

 

この『真理』をきちんと理解し、『古き良き時代』を引き摺るのではなく、

『これからの時代』をしっかり見据えて、行動していく事が大切と考えます。

 

 

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人生は、本当に好転していくものだと思います。

 

 

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井上耕太事務所

代表 井上耕太

ABOUTこの記事をかいた人

井上 耕太

・独立系FP事務所【井上耕太事務所】代表。
・1984年4月21日生まれ。岡山県津山市出身。
・2008年 国立大学法人【神戸大学】卒業。

【保有資格】
・CFP®(国際ライセンス:認可番号 J-90244311)
・1級ファイナンシャルプランニング技能士(国家資格:認可番号 第F11421005598号)

【活動実績】
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