今日のテーマは、『自身の甘い算段で取った行動から考えたこと』です。
2日ほど、公式ブログの更新が空きました。
また今日から、地道に、継続して情報発信して行こうと思います。
さっそく本題に入りますね。
『高校野球』が好きな方々はご存知のことと思いますが、
今日は、『夏の全国高校野球選手権大会』の決勝戦でした。
今年は『高校野球全国選手権大会』がスタートして103年ですが、
戦時中の3年間は休止されていたので、『100回目』にあたる『記念大会』。
大阪、兵庫、愛知、福岡、神奈川、千葉、埼玉の激選区は、
『南北』or『東西』二分して代表校を選出し、過去最多56校で頂点を競います。
序盤から接戦、逆転、ミラクルな勝利あり、ドラマあり、
例年以上の盛り上がりをみせ、高校野球人気にもさらに拍車が掛かりました。
事実、
大会期間中の観客動員数も92回大会を『10万人』近く上回り、
過去最高の『101万人超』という凄まじい大記録を打ち立てました。
その記念大会も、
昨年の『悲運の敗戦』から、春夏連覇を狙う大阪桐蔭が、
『史上初・2度目の春夏連覇』というおまけ付きで盤石の強さで優勝。
ドラフト候補が5名、6名在籍する信じられないドリーム・チームですが、
彼らが積み上げて来た『努力』、のしかかる『重圧』は想像を絶するものがあります。
公式ブログのコア読者の方々はご存知かと思いますが、
私は、自身が経験者でもあったので『高校野球』が大好きです。
幸い、これまでの人生も関西で過ごして来ましたので、
『春』『夏』とも大会期間中は、1大会、少なくとも2日程は現地観戦して来れました。
それ以下になると、『禁断症状』が出てしまいます(笑)
ただ、
今年は、事業家としては『幸せ』な事なのですが、
大会期間中も仕事の予定が満遍なく詰まっており、
現地観戦できたのは、ここまで1日(しかも半分の2試合)だけです。
『最後は見逃してなるものか!』と、
今日も早い時間帯からのクライアントさんとの面談終了後、
急いで、阪神甲子園球場へと足を運びました。
大阪・梅田を出たのは朝11時頃で、
その時点で既に、阪神電鉄では『甲子園球場満員通知』のアナウンスはしていました。
しかし、
『それでも、大丈夫やろ。今まで入れなかったことは無いし。』
『公式の発表は、いつもお袈裟に、責任回避的に言うからな。』
と、高を括って、意気揚々と西宮へと向かいました。
そうしたら!!!!
本当に、完全にチケットが全て完売していて入れなかったんです(驚愕)!!!!
(*今大会から外野席も有料化され、チケット制になりました。)
それでも、
『もしかしたら、場内整理して追加券を発売するかも知れない』と思い、
1時間ほど現地で粘ってみましたが、事態は、一向に進展を見せず。
『このままでは、中継観戦すら出来なくなる』と思い、
試合開始から1時間半前、12時半を過ぎたあたりで帰途につきました。
その帰途の中で、
今回、この『残念な結果』になった理由を、自分なりに考えたんですね。
『次回に活かす為』『同じ過ちを2回繰り返さない為』にです。
そもそも、
少し冷静に考えてみると、高校野球人気が過熱している中で、
当日券を当てにして、のこのこ11時過ぎに現地入りした行動に我ながら驚きです。
(*それでも、試合開始は14時で、3時間ほど前ではあるのですが。)
今年の決勝戦は、特に、
『大阪桐蔭:ドリーム世代』が有終の美として春夏連覇を達成できるかどうか、
また、ミラクルで勝ち上がって来た『金足農業高校』が東北悲願の初優勝達成か、
否が応でも注目が集まる一戦でした。
秋田では連日パブリック・ビューイングで県民が大熱狂し、
今日に至っては、航空会社が大阪への臨時便を運行するほどの過熱ぶりです。
実際、
後で調べると、昨夜からの徹夜組もかなり居たようで、
今朝の甲子園球場の開門時間は、『早朝6時30分』にまで早められていました。
そんな中、
『満員通知』は私が到着する直前『11時15分』に出ており、
今日は1試合のみなので、入場した観客の循環も起こり得ません。
結果、
1時間待っても、状況は『好転』どころか『変化』するはずもなく、
すごすごと帰途につくしか選択肢は残されていなかったのです。
今考えてみると、
決勝戦に観に行く予定が確保できるなら、『当日券』を当てにするのではなく、
ネット予約等でチケットを購入しておく選択肢もありました。
しかし、
実際にはそういった『行動』は取ることは無かった、、、、。
その理由として、私が抱えていた『甘い算段』は、次の通りです。
『これまで、過去に入場できなかった経験は無かった。』
(*例え『満員通知』アナウンスが流れていても、結局、入れた。)
『満員通知とか言うけど、結局は、どうにかして入場出来るだろう。』
本当に、この通りです。
自身の短く、浅い『経験』に中で全てを判断し、
『どうにかなるやろ』的な『楽観視』で行動した結果が、今回の経験に繋がりました。
ただ、
これが『甲子園球場に入れるかどうか』という話のレベルで良かったと思います。
(*個人的には、これはこれで大問題でしたが。)
決勝戦が終わり、夜もクライアントさんとの面談があったのですが、
その方が、とても興味深いことを仰られていました。
『井上さんとお会いして、自身が資産形成をスタートしてから、
お金と正面から向き合い、どんどん考えるようになっていった。』
『ただ、周りの人間がお金について何も考えていない事が、
それと同時に、はっきりとわかるようになってきた。』
決して、この型の周りの方々が特別な訳ではなくて、
世間一般的には、全体から見て『90%以上』の方々が、
『お金』に関して向き合わず、何も考えずに過ごされています。
これは、
今日、私が『取ってしまった行動』と全く同じで、
『どうにかなるやろう』的な楽観論で、人生を生き抜けて行こうとしています。
『親世代や祖父母世代も、なんだかんだで生活出来てたし。』
『年金無いとか言うけど、結局、どうにかなるやろう。』
こういった『甘い算段』のまま、私が甲子園球場に向かったのと同様、
『65歳』かそれ以降の『リタイア』に向かって進み続けているのです。
今日、
私が、自身の『行動』を通して私が学んだ事は、
何も考えず、楽観的に行動してしまっては、『どうにもならない』という事。
『どうにかなるやろう』『これまでもどうにかなったし』的な発想では、
実際はどうにもならないし、取り返しのつかない事態に陥ります。
現在34歳の私が、現行ルールでの年金受給年齢を迎えるのが31年後。
しかし、
そんなに『遠い将来』の話ではなく、もっと『近い将来』の話で、
『これまで大丈夫だったから』『結局、どうにかなる』と考えていた事が、
本当に『どうにもならない』時代がやって来るのです。
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井上耕太事務所
代表 井上耕太