『ギャンブル依存』に関与する、『脆弱性遺伝子』を知っていますか??

今日のテーマは、『ギャンブル依存に関与する、脆弱性遺伝子を知っていますか??』です。

 

 

『ギャンブル依存症』

 

 

なかなか、刺激的な言葉ですよね(笑)

 

 

皆さんの友人、知人、ご親族の中で、

そのご経験をお持ちの方はいらっしゃいますか??

 

 

また、

 

 

もしかしたら、皆さんご自身にその経験があったり、

今、その真っ只中だという方もいるかも知れません。

 

 

『ギャンブル』に限らず、『依存症』は怖いものですよね。

 

 

幸いなことに、

 

 

私自身、ここまで『依存症』とは無縁の人生を送っており、

『ギャンブル』についても、興味・関心が全く持てません。

 

 

当然の話、

 

 

『ギャンブル』と『資産形成(投資)』は、対を成す言葉なので、

依存に陥れば、現在のような『経済基盤』は無かったと考えます。

 

 

ただ、

 

 

この件については、自身でも疑問に感じることもあり、

『ギャンブル』という対象に対して、嫌悪感など無く、

何故、ここまで興味が湧かないか不思議に感じていました。

 

 

と言うのも、

 

 

9年前に亡くなった、実の父親は、

『依存症』とまでは行きませんが、

『ギャンブル』を愛する傾向にあったからです。

 

 

*勿論、合法の『公営ギャンブル』に限ります。

 

 

もしも、

 

 

『ギャンブル依存』が『環境要因』により決まるのであれば、

あまり胸を張れる事ではないですが、『サラブレッド』です。

 

 

小さい頃の記憶で、

 

 

保育園出勤(?)前に、パチンコ店に同行した記憶はありますし、

家族旅行には、何故か、当然のように『地方競馬』が入ります。

 

 

更に不幸な事に、

 

 

地元・岡山県には競輪・競艇という公営ギャンブルも存在し、

プロゴルファーという職業柄、選手達との繋がりも有りました。

 

 

ここまで、

 

 

記事を書いていて、だんだん記憶が蘇りましたが、

もしかしたら『依存症』だったかも知れませんね(笑)

 

 

しかし、

 

 

私自身、そんな父親が嫌いだったかというとそうではなく、

単純に、『ギャンブル』に関心を持たないまま育ちました。

 

 

『嫌悪感』なども、まったく存在しません。

 

 

この事について、

 

 

自身でも、客観的に『不思議』に感じていましたが、

最近、その理由となりそうなデータを発見しました。

 

 

それが、

 

 

今日のタイトルにも採用させて頂いた、

『脆弱性遺伝子』なるものの存在です。

 

 

米国・某大学の調査によると、

 

 

家族・親族に『ギャンブル依存症』がいる場合、

『依存症予備軍』は、『19%』の確率で存在すると言われます。

 

 

対して、

 

 

家族、親族に『ギャンブル依存症』がいない場合、

その発症率は『5%』にまで抑えられ、家族歴は、

依存発症リスクを、実に『4倍』にまで高めます。

 

 

ただ、

 

 

ここ終わると、やはり『環境要因』優勢という専門外で話ですが、

ゲノム解析し、DNAの塩基配列まで調査を進めていくと、

更に、『興味深い事実』が分かってくるのだとか。

 

 

専門外で恐縮ですが、

 

 

SNP(*)で『C』という遺伝子保有者ほど、

『ギャンブル依存』のリスクは高まりを見せ、

逆に、非保有者はリスクが低減すると言われています。

 

 

*SNP(スニップ):個人間の遺伝情報のわずかな違いのことで、

『1つの塩基』が『別の塩基』に置換されているものの事を示す。

 

 

実際には、

 

 

『依存症』発症リスクの最も高い『CC型』は、全体の約5%で、

『やや依存傾向』を示す『CT型』は全体の約35%を占めます。

 

 

そして、

 

 

残りの約60%が、『依存症』リスクの低い『TT型』の塩基配列で、

この方々は『ギャンブル』に対して、強く興味・関心を示しません。

 

 

つまり、

 

 

日米間の違いで、多少の人種差こそあるかも知れませんが、

全体の『約5%』、『20人に1人』という割合では、

ギャンブル依存の『脆弱性遺伝子』を持っているという事。

 

 

更に、

 

 

その他にも、約35%が『予備軍』として潜んでおり、

何かの『ティッピング・ポイント』を経ることにより、

突発的に、発症する可能性を持っているという事です。

 

 

この辺り、

 

 

話の展開が『面白い』と感じてしまうのは、

学生時代、『理系人間』だったものの性(さが)ですね(笑)

 

 

ドラマ『ガリレオ』での福山雅治さんではないですが、

『非常に、興味深い』という言葉が漏れてしまいます。

 

 

話を戻すと、

 

 

私の父親が『ギャンブル』に強い興味を持っていたのは、

『CC型』の遺伝子を持ち合わせた可能性が存在します。

 

 

また、

 

 

私自身『ギャンブル』に関心を示さないのは、

崇高な『自制心』が働いているからではなく、

単純に、『C』遺伝子欠損と考えることも出来ます。

 

 

*『メンデルの法則』に支配される『単純な遺伝法則』とは異なる為、

 『CC型』遺伝子保有者からの『TT型』生殖遺伝は十分有り得ます。

 

 

しかし、

 

 

当然の話、遺伝子配列は、自身でコントロール不能な為、

そこを変化させようとするのは、建設的では有りません。

 

 

よって、

 

 

『ギャンブル依存』には、『遺伝要因』が関与することを知り、

『家族歴』も考慮して、自らを客観的に捉えることが大切です。

 

 

最後に、『遺伝要因』以外のリスクも挙げておきます。

 

 

(1)『真面目』『几帳面』と言われるタイプ。

 

 

(2)自分1人で『ストレス』を抱えてしまうタイプ。

 

 

(3)ストレス発散を『ギャンブル』『お酒』に求めてしまうタイプ。

 

 

当たり前といえば、当たり前と言える要因ですが、

併せて、依存症対策にお役立て頂けたら幸いです。

 

 

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井上耕太事務所

代表 井上耕太

ABOUTこの記事をかいた人

井上 耕太

・独立系FP事務所【井上耕太事務所】代表。
・1984年4月21日生まれ。岡山県津山市出身。
・2008年 国立大学法人【神戸大学】卒業。

【保有資格】
・CFP®(国際ライセンス:認可番号 J-90244311)
・1級ファイナンシャルプランニング技能士(国家資格:認可番号 第F11421005598号)

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