今日のテーマは、『コロナ・ショックを機に、変われる人、変われない人』です。
リアルな『対人活動』を断つ生活をスタートして、暫く経過しました。
ZOOMを通した『人』との関わりは保っているものの、
流石に、少し、『寂しさ』を感じる日々が続きますね。
『出勤する』という選択肢しかない業種の方々を除いて、
大都市圏での『人』に流れは、大きく減少していると感じます。
先日も、
『人』と直接お会いする用事ではないものの、久しぶりに、
大阪・ミナミは、心斎橋〜難波エリアを訪れる機会がありました。
ご存知の方ならイメージ出来ますが、
ほんの数ヶ月前までは『訪日観光客』でごった返し、
『人』が溢れ返っていた街が、今は、
『閑散』という言葉しか、形容しようのない状況に。
想像以上だったのは、
『緊急事態宣言』を受けて、府からの『休業要請』が出た為か、
実際に、業種を問わず、街中ほとんどの店舗が、本当に『休業』に入っていた事。
悲しい哉、
大阪では、この『休業期間中』の空き巣被害が増加しているようですが、
日本第2位を誇る大都市圏が、完全に『ゴーストタウン化』しています。
大量のゾンビが出て来たら、正に『ハロウィン・ナイト』ですね。
当然、
心斎橋は、メインストリート・御堂筋沿いに連なる、
『高級ブランド店』も、軒並み、絶賛休業中ですが、
固定費が発生する事を考えると、恐ろしくなります。
この状況では、
今まで『不動産』『人件費』を抱えて、大きく商売していた所が、
最も大きく影響を受けて、急激に、立ち行かなくなりますよね。
『経済』の世界では、
『ルール変更』が起れば、『トップ』と『ビリ』は入替わると言われますが、
『コロナ危機』を通して、その『真意』を目の当たりにしていると感じます。
これが半年ほど継続すれば、
いかに、その名を世界に馳せる『超一流ブランド』と言っても、
事業縮小、撤退せざるを得ないことは、目に見えていますよね。
この状況では、
『固定費』が少なく、『息』を潜められるビジネスが生き残ります。
未だ、
現在(4月17日)ほど『人』の移動規制が厳格ではなく、
『緊急事態宣言』の兆しもなかった、先月(3月)ですが、
事業経営者は、皆さん、不吉な『気配』を肌で感じていました。
それは、
今ほど顕著では無いにしても、事態を敏感に捉える方々が、
少しずつ『リアル』での行動量を減少させる傾向にあったからです。
決して『数値化』だけで見えるものではなく、
『肌感覚』で感じるものと言えるでしょうか。
そして、
高度にネット社会が発達した、2020年現代でも、
『経済活動』の基本は、『人』の移動を介して、発生するということ。
勿論、
『入国制限』等で、訪日観光客が激減したことも大きいですが、
それ以上に、日本居住者の『活動制限』の兆しを、不気味に感じていました。
この時期(3月初頭)、
プライベートで、『会社員』という立場の方々と話をしていて、
『思考回路』『感覚』が合わない事に、もどかしさを感じたのを覚えています。
『事業家』サイドは、
視座が『現在』ではなく、少なくとも『半年』から『数年先』を見ている為、
その時点で、事態の『ヤバさ』を、切実に『自分事』として感じていました。
が、
『会社員』という立場の方々は、『視座』が『今』で固定化されている為、
どうしても、その『ヤバさ』に対して『リアリティ』を感じてくれません。
当然、
ある程度、『名』が知れた企業にお勤めの方々というのは、
自ら勤める会社が『倒産』するなんて想像すらしてないし、
自身の『雇用』に危機が及ぶことも、全く想定していません。
しかし、
それから『1ヶ月間』の間に、それらの『リスク』は顕在化し、
今頃、『あの時、仰っていた事、本当だったんですね』と、慌て始めている。
前述、ご紹介させて頂いた通り、
大阪だけでも、業種を問わず、多くの店舗が『休業』していますが、
相当な『経済的体力』が無い限り、『人件費』の満額支給など、出来ません。
また、
こちらも前述の通り、この状態が『半年』続けば倒産企業が続出しますから、
『満額支給されない、僅かな給与』さえ、今後、打ち切られる可能性が高い。
先日、
『緊急事態宣言』が、全国47都道府県へと拡大されましたが、
地方県知事の中に、『寝耳に水』という反応の人間がいる事に、正直、呆れました。
『オッサン、この1ヶ月、寝てたんか??』、と。
『日本』だけでなく、『世界』各国の流行状況を見ていると、
大都市圏に限った、緩い『緊急事態宣言』だけではなく、
全国的に『行動・活動制限』の必要性がある事は明らかです。
しかし、
地方自治体の多くは、大都市圏同様の『休業要請』は念頭になく、
その危機感を理解しているのは、私が知る限り、山口祥義・佐賀県知事のみです。
自治体長の多くがこの調子では、先が思いやられますね。
『新型コロナ・ウイルス』は、日本において、緩やかに蔓延し、
国家や自治体も、今後『場渡り的な対応』を継続するでしょう。
そして、
『経済』全体としても、『緩慢な自殺』をしているような状態が続く。
特に、
ここから1年、2年の間は、各々の立場に関わらず、
社会・経済がどのように変遷していくか、『先見性』が求められます。
先日の話に戻ると、
街中では、『100%』近い店舗が休業している中、
『営業』を継続している居酒屋さんの店内が、
『ごった返している』光景を目の当たりにしました。
一瞬、『錯覚』かと思いましたよね(笑)
その一部だけ、時空が捻れて『異次元』と繋がっているような。
この状況で、普段通り、どんちゃん騒ぎをしている人間は当然ですが、
『早く、コロナ危機が終息しますように』と願っている方々も、終焉です。
以前の公式ブログでも書きましたが、
人類全体として『免疫・耐性』を獲得し、特効薬・ワクチン開発されても、
『コロナ危機前』の状態は、今後も、決して戻って来ることは有りません。
当然、
『健康最優先』で生活する必要性は有りますが、『先見性』を持ち、
自らの『行動』を変化させることが出来る方が、生き残るのだと感じています。
1987年、
数学者であるグレゴリー・チャイティン提唱の『不完全性定理』が証明され、
4年後、宗教学者パトリック・グリムの証明により『神』の存在は否定されました。
『神頼み』は程々に済ませて、『自ら』を信じて、生きていきましょう。
尚、
今月(4月)度(*今後の事態の進展によっては、来月5月度も)開催予定の、
『資産形成セミナー』は、大阪・神戸とも『ZOOM個別受講』に切り替えます。
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通常は、
『1人(講師:井上耕太)対複数人(参加者の皆さん)』での開催ですが、
原則として、ZOOM対応は『1対1』の個別受講でご対応させて頂きます。
そうする事で、
通常開催(集合セミナー形式)より『濃い』情報をご提供出来ますので、
受講希望される方は、この機会を、是非有効活用して頂けたら幸いです。
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*受講希望日程・時間帯を、3候補挙げて頂けたら幸いです。
(平日、土日祝日に関わらず、挙げて頂いて結構です。)
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最後になりますが、
『新型コロナ・ウイルス』感染拡大に伴う事態の早期収束と、
皆様のご健康を、切に、お祈り申し上げておりますm(_ _)m
井上耕太事務所
代表 井上耕太