今日のテーマは、『ロシア危機に学ぶ、国家的有事を乗り越える方法』です。
『緊急事態宣言』の対象エリアも全国に拡大されて、
少しずつ、『事の重大さ』が共有され始めましたね。
前述の対象エリア拡大に伴い、
日本国として、初めての『経済支援策』も、
『国民一律:10万円給付』に決定されて、
ようやく、実行の『兆し』が見えて来ました。
これについて、
予想に反して、『現金10万円給付』への世間の反応は、
冷ややかで、批判的なものが多くなっているようですね。
この辺り、
海外諸国同様、『感染拡大』が叫ばれた当初、
直ぐに決定・発表していれば、全く違った評価になっていたと考えます。
僅か(?)、
『1ヶ月半(45日間)』という期間、対応が遅れただけで、
『国民一律:現金給付』という決定をしても、尚批判される。
『政治家』『官僚』という立場の先生方の商売も、大変なものです。
それでも、
安倍首相はじめ、麻生財務・金融担当大臣、菅官房長官等々、
『厚顔』な面子が並びますから、『メンタル・ヘルス』に関する心配は無さそうですが(笑)
以前、
『大都市圏』と『地方都市』間の意識格差はあるものの、
それも、後『1ヶ月』もすれば、無くなると予想します。
海外諸国の動向を見ても、
『ロック・ダウン』を掛けない場合の『感染拡大』は急速で、
現状、『日本国』が行っている対応の緩さ(放牧)を見ると、
全国一律の『感染拡大』は、1ヶ月で十分に『完了』します。
掛けた訳では無いですが、
本日、タイトルに採用した『ロシア』においても、
政府の『楽観論』は、今月に入り、消滅してしまったようですね。
先月(3月)初頭から、
震源地・中国以上(?)の『感染拡大』を見せた、欧州各国を尻目に、
広大な領土と人口を持つ同国は、感染者を劇的に抑制できていました。
しかし、
先月末(3月28日)時点、『約1200人』に留まった感染者は、
今月(4月5日)には『約5400人』になり、僅か1週間で激増。
その後も『勢い』は留まらず、
4月9日には『1万人』突破、14日には『2万人』突破と、倍々ゲームで増加し、
現時点(4月18日)は『4万人』に迫り、世界TOP10を射程圏に捉えています。
勿論、『日本国』も、決して『対岸の火事』では無いですね。
私自身、
4月に入り、『対人』の機会をほぼ100%解消していますが、
有り難いことに、『ZOOM』活用で、事業は順調に進んでおり、
現時点では、そこまで『大きな影響』は受けていません。
それは、
裏を返せば、このような『国家的有事』にも関わらず、
『新たな朝鮮』に踏み切る『面談希望者』の方々がいるという事で、
そういった『前向き』な方々に対して、本当に頭が下がる想いです。
しかし、
明らかに『長期化』することが目に見えている『コロナ危機』では、
私自身も、『労働収入』の部分に限定してみれば、必ず影響は出て来ます。
それぞれの『立場』は違えど、皆さんも同様と考えますが、
このような事態を、どのように乗り越えられるでしょうか??
その1つは、『歴史』に学ぶことが出来るように思います。
トリガー(引き金)は違えど、
世界的に『インパクト』を与えた、『国家的有事』の事例として、
1990年代に勃発した『ロシア危機』が挙げられると考えます。
論点がズレるので、
(ロシア危機の)説明は他に譲りますが、この『国家的有事』が発生した際、
『動乱の時代』を生き延びた国民には、いくつかの『共通点』が有りました。
『ダーチャ』
都市郊外に存在する、『家庭菜園付き別荘』を所有し、
『質素倹約』に、『自給自足』の生活を送ることが出来た人々が、そうです。
考えてみれば、『当たり前』ですよね。
『国家』全体が『デフォルト(破綻)』に陥っている状況で、
『個人(国民)』がどんなに頑張っても、状況打破には『時間』が掛かります。
『人間』一人の力で、『大河の流れ』を変えることは、出来ない。
『無駄な労力の消費』をするよりも、
『力を蓄える時期』というものが、戦局には、必ず存在しているという事です。
この歴史的事実から、『学ぶこと』は多い。
正直、
ここまで、世界全体で『経済活動』が抑制されてしまった現在、
『努力』という精神論では、挽回不能な『経済損失』が発生します。
確かに、
この時代の『転換点』に、既存の『生活スタイル』『思考回路』を一掃して、
『新しいこと』を、どんどん仕掛けていくという方法も、『一理』有ります。
しかし、
それが『唯一無二』の方法だとは、私自身、考えていなくて、
ここまで、『経済活動』がストップしてしまったのであれば、
息を潜めて、『充電期間』に入るという選択肢も有りです。
決して、
間違って伝わって欲しく無いのは、
後者は、『何も(新たな挑戦を)していない』という訳ではない事。
次のような事例で説明すると、分かりやすいですよね。
現在、大都市圏では『休業要請』が出ている飲食業界ですが、
政府・自治体提供の『経済支援』は、焼け石に水レベルの為、
苦肉の策で、『営業』を継続しているお店が有ります。
それでも、
『外出自粛』の波は大きなものですから、開店しているからと言って、
通常通り、『お客さん』が来るかと言えば、そんな訳は有りません。
大阪では、
本来であれば『高単価:接待』で使われるようなお店も、
『ランチ:テイクアウト』『お弁当販売』に踏み切る所もあり、
本当に、涙ぐましい『経営努力』を続けるお店も、存在します。
その一方で、
早々に『臨時休業』へと舵を切り、対外的には営業を打ち切りながら、
裏では『新メニュー開発』に移行しているお店も、確実に、存在する。
『危機収束』までは期間がかかるものの、
『経済活動』が、徐々に、徐々に、正常レベルへと戻った時、
果たして、どちらのお店に、本当の『実力』が付いているか??
冷静に考えれば、『明らか』ですよね。
『国家的有事』
ここまで『経済活動』が、全体としてストップした現在では、
『短期的視点』で、どれだけ足掻いても、上手くいかないかも知れません。
『ロシア危機』に学び、
必ず『中長期戦』になる、今回の『コロナ危機』を、
将来、『爆発的活躍』を見せる為、『充電期間』に昇華させる選択も有り。
地に足をつけて、粛々と、この危機を乗り越えていけたらと考えます。
尚、
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最後になりますが、
新型コロナ・ウイルス感染拡大に伴う、事態の早期収束・終息と、
ご覧頂いている皆様のご健康を、心より、お祈り申し上げます。
井上耕太事務所
代表 井上耕太