今日のテーマは、『何の為に、それをやるのか』です。
日本プロ野球に大きな功績を残した人物の一人に、
『野村克也さん』という方がいらっしゃいます。
野球が好きな方々からしたら、言わずと知れた人物ですよね。
30代の私たちの世代や、それより下の世代では、
『監督』としてのイメージが強く残っています。
私が物心ついて野球に熱中し始めた頃、
野村克也さんはヤクルトスワローズの黄金時代を築き上げていました。
現在はスカウトとして活躍する岡林洋一さんがエースを務め、
飯田、池山、土橋、トーマス・オマリーなど、錚々たる面子が並ぶ打線も協力。
奇しくも、
私が『阪神タイガース』のファンとなる年、
ペナントレース最終三連戦は、首位ヤクルトとの天王山決戦。
*ここからは少しの間、『タイガース目線』での話です。
タイガースは、ここで3連勝したら同率プレーオフに臨めて、
逆に、3連敗したら一気に4位に転落するという状況です。
残念ながら、
この3連戦は『2勝1敗』で決着がつき、
優勝は逃したものの、タイガースはペナント2位という成績を残します。
その後の『暗黒時代』を知る由もなく、
当時5、6歳だった耕太少年はタイガースファンになる訳ですが、、、、。
話が逸れたので、元に戻します。
私たちの世代では『監督』としてのイメージが強い野村克也さんですが、
『選手』としても、ものすごい成績を残されています。
プロ野球に兼任監督時代も含めて『通算27年間』在籍し『3017試合』に出場。
『11970打席数』『10472打数』『119犠飛』は歴代最高成績です。
『2901安打』を記録し名球会にも在籍し、MVPも現役通算で5度獲得。
『657本塁打』を記録している選手など、現在の現役選手にはいないほどの数字です。
残された数々の名言の中には、次のようなものもあります。
『長嶋、王は太陽の下で咲く向日葵。僕はひっそりと咲く月見草。』
上記のような生涯成績を見ていると、
この言葉も、どことなく納得いかないものになってしまいますね。
そんな野村克也さんですが、監督をされていた時代、
新人選手に対する研修の中で、次の2つの質問をしていたという話を聞きました。
1つは、『女は、好きか??』という質問。
これに『YES』であればプロ野球選手として有望であり、
反対に、『NO』であれば、大成する可能性はあまり無い、と。
『女が好きなら、どうやって落とそうか、頭を使う。
その頭の使い方が、野球に通じるものがある。』
このような理屈があるようですが、これには私も同感します。
『スポーツ』も『ビジネス』も通じることなのですが、
自分一人で出来るものでは決してなく、いつも『相手』が存在するものです。
そんな時、
要は、『機転が利く』人物というのは、
『相手の出し抜き方』『相手の喜ばせ方』も普段の行動から熟知しています。
反対に、
『良い人』と表現される方々は、決して悪い人では無いのですが、
こういった観点での『機転』がまったく利かない人が多い。
それをよく捉えたら『素直』と言えないこともないのですが、
やはり、『スポーツ』『ビジネス』の世界では通用しません。
また、
ここが現実社会の難しいところで、
『良い人』と表現されてしまう人ほど、周囲は魅力を感じませんから、
実際は、熱烈な『ファン』というものは存在しにくくなります。
結果、
大きな成果を挙げられず、人知れず一線を去っていく事が多いのです。
そして、
野村克也さんが新人プロ野球選手に対して、
投げ掛け、考えさせていた、もう1つの質問。
『何の為に、それをやるのか。』
数週間から数カ月に渡る、練習後の新人研修の中で、
ひたすら、毎日この質問に向き合わせたと聞きます。
私がこの話を聞いた時、最初は、1つ目の質問ほど腑に落ちませんでした。
『腑に落ちなかった』というよりは、
『何を言っているのか、その真意が理解出来なかった』という方が正確です。
自身が高校まで真剣に野球をしていたからこそわかりますが、
『プロ野球選手』になるような人は、
『センス』という観点ではアマチュア時代から飛び抜けています。
この感覚をどういう『言葉』で表現したら良いかわかりませんが、
『同じスポーツをしているのに、異次元の競技をしている』という感覚です。
そういった環境の中で、
常に飛び抜けた『才能』でプレーしてきているので、
特に、高校卒業したての選手など、何も考えずに『プロ野球選手』になれてしまっている事が多い。
要は、
『自分は野球が上手かったから、プロ野球選手で生きていく』
このような考え方でスタートしてしまう選手が、多い訳です。
しかし、
野村克也さん曰く、『それでは、大成しない』、と。
『自分は、何の為にプロ野球選手になったのか』と真剣に向き合い、
その『答え』を自分なりに見つけられた人物だけが、大成する、と。
この言葉は、最近になって、ようやく理解できるようになってきました。
アマチュアの時代は、自分が『野球』が好きなのであれば、
それをとことんやっていくだけで、良いのだと思います。
言うなれば、『アマチュア』は『自己満足』で生きられる世界です。
しかし、
私たちも『大人』になり、それぞれの分野で『プロ』になると、
社会に何かしら『価値』を提供し、『貢献』して生きていく必要があります。
自身の生活も、多くの人の価値提供の上に成り立っているので、
自分自身も、社会に対して『価値提供』していかなければいけない。
でないと、自分自身の『存在価値』がない訳です。
このことをしっかりと最初に認識させるあたり、
やはり、野村克也さんは偉大な人物だと思いました。
私自身、20代の前半から『資産形成』に取り組み、
30歳で独立・開業して、ファイナンシャルプランナーとして活動してきました。
独立当初は、正直、少しの不安もありましたが、
多くの方々に支えて頂き、お陰様で、とても順調にここまで来られています。
既存クライアントさんからのご紹介や、新規の方々の個人面談依頼も、
認知が進むごとに、よりスムーズに得られるようになりました。
その間にも、
自身の『資産形成』はより進捗を見せ、
『経済的基盤』は、年々強固に築けていっていると実感しています。
その中で、
最近は『心』にも相当余裕ができた分、
『何の為に、それをやるのか』を自問自答する機会も増えてきました。
最初は『セミリタイア』を目指してスタートした『資産形成』も、
現在では、『生涯現役』を自身の目標に活動しています。
経済的基盤が強固になり、収入が増えたとしても、
浮かれることなく、生活レベルはほとんど変化していません。
元々、当たり前の生活の中に、『幸せ』を見出せる方だと思うのです。
そうやって考えていくと、冒頭の質問に行き当たり、
『なぜ、資産形成し、活動を続けるのか??』という疑問が、自分自身に対して湧いてきました。
そこで、新たな境地として出てきた考え方が、
『より多くの方々の、経済的自由達成をサポートする!』という使命です。
活動をスタートした当初の、『初心に返った』とも言えます。
昨日開催したセミナーでも、多くの方々が参加してくださり、
具体的な『アクション』に向けて、行動を起こされることが決まりました。
そういった『前向きな想い』を持った方々に対して、
これからも、自身は『最良のきっかけ』になっていきたい。
この『想い』をこれからも忘れることなく、
日々、自分と向き合いながら活動を続けていこうと思います。
『資産形成し、人生を主体的に生きたい!』という方に最適なセミナーを、
来月は3月21日(水・祝)13:30スタートにて大阪・梅田で開催します。
■2018年3月21日(水・祝)開催!つみたてNISAポイントまるわかりセミナーin大阪・梅田■
>>>>セミナーご案内ページはこちらをクリックください<<<<
今年(2018年)1月からスタートして有効な新制度、
『つみたてNISA』をわかりやすく解説するセミナーです。
『具体的なアクション』を起こすことでのみ、
人生は、本当に好転していくものだと思います。
ぜひ勇気を持って、新たな一歩を踏み出してみてください。
皆さんに直接お会い出来るのを楽しみにしております。
セミナーを受講する間でもなく、
『今すぐ、資産形成をスタートしたい!』という方は、
ぜひ勇気を持って『お金のセッション』を受講してみてください。
井上耕太事務所
代表 井上耕太