今日のテーマは、『保険と資産形成、切り離してますか??』です(^_^)★
私は土日祝日をメインに、個人面談『お金のセッション』を開催しています。
公式サイトブログ等で情報発信させて頂いている事もあり、
私が拠点を置く大阪のみならず、全国から相談者の方々がお越し頂きます。
クライアントの方々の中には、
公式サイト記事を読み込んで来て頂く方も多く、
その時点で私の考え方に納得して来て頂く方も多いですね。
毎日ブログ記事を読み続けて頂く事で、
少しずつ金融リテラシーも向上していっていると思います。
ただ、
それでも普段から多くの方々の相談を受けていて、
未だに日本人の多くがハマっている洗脳に気付く時があります。
それは、
『保険』という金融商品に、過度に『安心感」を覚えるという洗脳。
日本人の場合、
『投資』『資産運用』という言葉には過敏に反応して『リスク』を恐れますが、
金融商品に『保険』という名前がついた途端、何の抵抗もなく契約してしまいます。
皆さんも、そんな経験はお持ちなのでは無いでしょうか??
例えば、
普段、クライアントからの相談を受けていて、
結婚しているご家庭で、月4〜5万円程度の保険料を支払っている方は多くいらっしゃいます。
この記事を読んで頂いている方の中にも、
『うちも、毎月それくらいは保険料支払ってるわ!』という方もいるのでは無いでしょうか。
確かに、
この程度の保険料を支払っている世帯は多く、
周りの方々と情報交換する事で、
『皆と一緒』と変に安心感を覚えてしまうケースもあるかも知れません。
しかし、
これは本当に正しい選択なのでしょうか??
『月4〜5万円』の支出を単純に年合計に直すと、
『年間約50〜60万円』の支出になり、ある程度まとまった金額になります。
これだけのお金があれば、一般的なご家庭であれば、
海外旅行にも行けてしまうほどの金額ですよね(^_^)
日本の平均年収が400万円前後を推移する昨今、
純粋に正社員だけで考えてみると、平均年収は600万円程度に落ち着くでしょう。
ここから社会保険料・税金等を源泉徴収されて、
年収600万円の会社員の可処分所得は、年間450万円程度です。
配偶者の方が働かれているケースもあると思いますが、
上記程度の世帯主の収入だけで、切り盛りされているご家庭も多いと思います。
その場合、
年間の『可処分所得』に占める『保険料』の割合は、
『約10%程度』も占める値になってしまいます。
これは、果たして正しい選択なのでしょうか??
『月4〜5万円』の保険料を掛けている場合、
多くのご家庭で共通するのは、世帯主の方に『積立て』で『死亡保障』を掛けているケースです。
大手漢字生保会社が提供する『積立:死亡保障』の場合、
『世帯主の方の年齢:30歳』『死亡保障:3000万円』の条件で、
『月3万円』ほどの保険料になる場合が多いでしょうか。
これに加えて、
『医療保障』『がん保険』『3大・7大疾病特約』等をつけていくと、
あっという間に『月4〜5万円』、『年間約50〜60万円』の出費が確定します。
どうですか??
私が挙げた事例に、
そのまま当てはまる方も多いのでは無いでしょうか(^_^)??
ここでは詳しく述べませんが、
『医療保障』『がん保険』『各種特約』等は、
私の個人的見解からいうと、期待値が低過ぎるので掛ける必要はありません。
これらの『保険』にお金を掛けるという事は、
『期待値』『確率論』の観点から見て、『お金をドブに捨てる』のと同義なのです。
ただ、
確かに、保有資産があまり大きくないご家庭の場合、
世帯主の方に対する『死亡保障』は必要なケースが多いと思います。
『お子さん無し』『夫婦ダブルインカム』の場合は、
その世帯主に対する『死亡保障』すら、必要性は低くなりますが。
それで、
その『死亡保障』を買う場合においても、
日本人の多くが『掛け捨て』は返戻金が無いから損だと思い、
『積み立て』で資産形成も兼ねて契約するケースが多い。
ここが、『保険』に対する間違ったポイントです。
そもそも、
大前提から確認しておくと、
『保険』というのは、『リスク』に対して保障を買う金融商品です。
『生起確率』はそれほど大きくないが、
起こってしまった時に与えるインパクトが大きい『リスク』に対して、
そのイベントが起こった際に必要になってくる『保障』を買うもの。
この考え方を、まずは徹底して欲しいと思います。
この観点で言えば、
『保険』を買うのであれば、
あらゆる場面で選択されるべきは『掛け捨て』です。
日本の高度成長期・バブル期に存在していたような、
運用利率5〜6%の『お宝保険』は、現代の日本では存在していません。
保険で『積み立て』を選択する方々というのは、
要は、次のような方々がほとんどだと思います。
『お金は、あったらあった分だけ使ってしまう。』
『解約返戻金であっても、強制的に貯蓄できる仕組みが良い!』
しかし、
このように自分から『主導権』を放棄した資産形成は、
とても大きな『代償」を支払うことになります。
世界的に超低金利が続く昨今、
日本でも長期金利(新発国債10年もの)が『0.030%』の時代において、
保険会社が運用で『プラス』を出すというのはかなり至難の技です。
顧客からの預かり金の運用がほとんど増えませんから(若しくはマイナス)、
そこから事業経費(人件費、事業コスト、宣伝広告費等)を差し引いたリターンは、
普通の思考能力で考えて『マイナス』になるのが定石でしょう。
つまり、
『積み立て』で保険を加入している方々というのは、
ご丁寧にも、保険会社の人件費・宣伝広告費等のスポンサーになっているのと同じことなのです。
保険は、『必要最低額』を『掛け捨て』で。
『リスクに対する保障』と『資産運用」は切り離して考えて。
まずは、
この根本的な部分から、
しっかりと理解してくれる方々が増えたら良いと思います(^_^)
『具体的に、資産形成をスタートしてみたい!』という方は、
ぜひ勇気を持って『お金のセッション』を受講してみてください(^_^)★
それでも、『いきなり個人セッションも勇気がない』という方もいらっしゃると思います。
その場合は、
『資産形成』のスタートアップに最適なセミナーを、
8月28日(月)19:30より大阪・梅田で開催しますので、
ぜひ、こちらを有効活用頂けたら幸いです(^_^)★
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『具体的なアクション』を起こすことでのみ、
本当に人生は好転していくものだと思います。
ぜひ勇気を持って、新たな一歩を踏み出してみてください。
皆さんに直接お会い出来るのを楽しみにしております(^_^)★
井上耕太事務所
代表 井上耕太