今日のテーマは、『株式市場において、パニック以上に恐ろしい事』です。
『コロナ・ショック』を超えて、
『コロナ・パニック』が始まって1ヶ月以上が経過しますね。
ここまで来ると、
私自身も、公式ブログ読者の皆さんも、『コロナ疲れ』を通り越して、
精神的にも、『平生』を取り戻されているのではないかと想像します。
連日連日、
メディアでは『コロナ騒動』に関連する報道が繰り返されて、
『想定外』となるイベントも連続してくると、
それも含めて『想定内』になって来るのですから不思議です。
先月(2月)末には、
全国の教育機関が『一斉閉鎖(要請)』されるという前代未聞の出来事が起こり、
その後、全国的にも、大規模イベント開催の自粛要請が行われる事態にまで発展。
遂には、
構想から10年間近くかけて進めてきた『国家的プロジェクト』、
2020年『東京五輪』までもが、通常開催不可能な事態に陥っています。
1984年生まれ。
オイルショックも、ブラックマンデーも、日本経済のバブル崩壊も、
更には、アジア通貨危機も、ITバブル崩壊も、サブプライ・ムショックも。
これまで、
起こってきた上記イベントを『実体験』した事ない自分にとって、
今回の『コロナ・ショック』は、初めて経験する『経済危機』かも知れません。
*2008年、社会人スタート元年、『資産形成(投資)』を始めた際、
幸か不幸か、既に『市場崩壊』は、直前に起こってしまっていました。
『本当に、こんな事って、起こるんやな』、と。
『金融』の世界には、とても有名な『格言』があります。
『ブル(上昇相場)』は、ゆっくりとやって来て、
『ベア(下落相場)』は、窓から飛び出していく。
実際、
『投資』をする人間であれば誰でも知っている、この超有名な『格言』も、
単に『知識』として知るのではなく、『体験』として知ることで意味を持ちます。
本当に、直近1ヶ月の『市場変動』は凄まじいものでした。
公式ブログでは、何度も取り上げましたが、
乱高下続く『米国市場』において、代表指数『NYダウ工業株30種平均株価』は、
前日終値比較で『1,000米ドル』刻みで上下動する、『大荒れ相場』を展開。
『海賊』をテーマにしたハリウッド映画ですら、
ここまでの『嵐』は、なかなか描けないほどの荒れ方です。
『過去最高』と言われた下落幅も、
翌週には、その数字を『倍額』で更新するほどの大時化が続き、
最終的に、1ヶ月で時価総額の『30%』を吹き飛ばす事態に陥りました。
例に漏れず、
『日本市場』も、世界市場同様、『大幅下落』を受けており、
本日(3月23日)は、小反発して取引終了しているものの、
日経平均株価は『1万6,887.78円』まで下落しています。
先日まで、
同指数は『2万4,000円』を目前に控えて上昇していましたが、
今となっては、その『面影』すら感じさせない状況に陥っています。
日本国内において、
大規模イベント等の『自粛要請』が解かれる予定であった3月中旬、
この時期を境に、『株式市場』の反転を唱える識者の意見は、想像以上にありました。
しかし、
3月も終盤に差し掛かったこの時期においても、
残念ながら、事態はそのように『好転』する兆しを見せてはいません。
その理由は、
当初、『発生源』とされた中国・武漢はじめアジア地域では、
感染拡大に対して、一定レベル『終息』が見え始めたものの、
遠く離れた欧米地域で、爆発的な『感染拡大』が見られているからです。
ここに来て、
世界全体の『株式市場』で起こっている停滞は、
もう1つ、次の『ステップ』へと進んでしまったのだと感じています。
冒頭ご紹介させて頂いた通り、
『NYダウ』が、前日比として『1,000米ドル』刻みで乱高下する状況は、
通常の経済状況では起こり得ない、典型的な『パニック相場』と言えます。
『株式市場』は、
よく『美人コンテスト』に例えられる場面がありますが、
市場参加者(投資家)の心理により変動するこのコンテストは、
『パニック相場』ではその『実体』を正しく評価していません。
自然に考えて、
『1日』という期間で、世界の『実体経済』が大幅に上下動するはずがなく、
その数値が示しているのは、完全なる『人間の心理的変動』に他なりません。
つまり、
『嵐』の最中にあった株式市場で付けられた株価に意味はなく、
私自身、その『評価(株価)』に一喜一憂することは有りませんでした。
しかし、
前述の通り、『想定外』が連続して起こることで『想定内』になり、
『平生』を取り戻しつつある株式市場の『低迷』は、少し懸念しています。
と言うのも、
現在の市場水準は、『半年から1年後の未来』を示している可能性が高く、
ここまで国家間の『移動制限』が為された経済下では、中長期的に、
『世界経済』全体が低迷することが、高い確率で予想できているからです。
本日(3月23日)以降、
余程、市場参加者(投資家)が予測していないレベルでの、
大胆な『景気刺激策』が発表されることを除いては、
『株式市場』の変動幅は、小さくなることが予想されます。
ただし、
それは、決して『プラス』を意味するものではなく、
市場参加者全体の見方が、『閉塞感』ベースで展開されていくという事。
確かに、
ボラティリティ(変動幅)の大きな『パニック相場』も恐ろしいですが、
それ以上に、『閉塞感』で落ち着きを見せた状態の方が、恐ろしいもの。
今回の騒動、
人為的な『ウイルス』による、人為的な『経済危機』と言われますが、
その回復には、当初の予測以上に『時間』が必要なのかも知れません。
このような状況でも、『希望』を失わずに、淡々と過ごしていきましょう。
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井上耕太事務所
代表 井上耕太