今日のテーマは、『金価格上昇に見る、資産形成することの必要性』です。
注視している方はご存知の通り、
直近3ヶ月ほど、『金価格』が歴史的高水準で推移しています。
世界基準として、
金取引の単位として用いられる『トロイオンス』は、
日本人に馴染みのある単位では『約31グラム』程。
それが、
4月中旬からじわじわと価格を上げて、
先週7月9日には、過去最高値を更新。
現時点でも、
『1トロイオンス=1800米ドル超』の高値圏を維持し、
購入希望者が増加し続け、取引されているという状況です。
元々、
『金(gold)』は、古今東西、『安全資産』という認識が強くあり、
一般的には『株式市場』と相対する動向を示すと考えられて来ました。
勿論、
地球上・宇宙上にも、『絶対的価値』を持つものは無いですが、
『共同幻想』が成立する、人類市場『唯一の資産』と言えます。
しかし、
昨今、上記の『セオリー』が成立しない場面が、散見されています。
実際、
株式市場が活況に沸いていた『ビフォー・コロナ』の時代、
そのセオリーとは逆行する形で、『金価格』も高値推移していました。
そして、
世界的に『新型ウイルス』の感染拡大リスクが顕在化した2月末から、
『株式市場』の暴落と共に、『金価格』も同様に下落してしまいます。
その後、
各国政府・中央銀行が『経済刺激策(金融緩和)』を発表すると、
こちらも『株式市場』と同様の傾向を示して、『金価格』も復調。
更に、
その動きは加速し続けて、前述させて頂いた通り、
『過去最高値』を更新するまでに上昇しています。
一般的に、
『株式市場』も『金市場』も、全体として活況を示す場面では、
『高値掴み』を嫌い、投資家は対象資産の購入を控える傾向に有ります。
しかし、
現状、『金(地金・関連株・ETF等)購入希望者』は後を立たず、
取引単位あたり、史上初の『2000米ドル』突破も射程圏です。
この辺り、
興味を持って、市場を観察していない方々には分かりませんが、
今、明らかに、過去になかった『潮流変化』が起こっています。
では、
具体的に、どのような『潮流変化』が起こっているのでしょうか??
公式ブログのコア読者の方々の中には、
ピンと来る、勘の良い方もいらっしゃるかも知れません。
原則として、
現代資本主義における『お金』は『バーチャル』な存在であり、
それ自体に、何かで保証されたような『価値』は存在しません。
既に、
1971年のニクソン・ショックで崩壊はしているのですが、
半世紀が経過した今尚、その『幻想』は解け切らずにいます。
冒頭、
今回の『コロナ危機』に対する、各国政府・中央銀行の対応策が、
基本路線として、『金融緩和』の点で一致していると示しました。
要は、
『お金』が『バーチャルな存在』であることを最大活用し、
その『価値』を、絶妙に目減りさせていくという戦略です。
先ほど、
『共同幻想が解け切っていない』旨をお伝えしましたが、
一般国民に、その『洗脳』が残っているからこそ、この戦略は効果を発揮します。
当然、
今回の『コロナ危機』が、根本解決を見せていない最中で、
『経済活動』は失速しており、世界経済は低迷しています。
ただ、
『本質的』には、上記のロジックが成立するものの、
現実世界では、『株高』『金価格上昇』が同時並行しています。
これは、一体どういう事なのでしょうか??
その答えは、意外に簡単です。
原則として、各国政府・中央銀行の『本来の役割』として、
『リアル』な世界に生み出された『価値』の分だけ、
自国通貨の『供給量』を増加させるというものがあります。
このルールでは、
『リアル』な世界における『価値』が増大していなければ、
自国通貨の『供給量』を増加させることは出来ない筈です。
しかし、
現代資本主義においては、何故かこの『大原則』が覆されており、
価値創出が為されない中でも『供給量』を増加させられるのです。
当然、
実質的な『価値』が創出されていない中、
『供給量』だけが増加させられますから、
市場に投入された『お金』は、『行き場』を探して彷徨います。
その結果、
結局、他の『行き場』を見つけられず、消去法的に、
『株式市場』『金(gold)市場』に資金が流入しているのです。
決して、『ポジティブ』な理由では有りません。
また、
この状況で、もう1つ、意識しておかなければならないあ事があります。
こちらの方が、『重要』ですね。
それは、
単なる『数字』として保有している現預金(キャッシュ)は、
その『実質的効力』を、大きく目減りさせるということです。
現時点、
『株式市場』『金(gold)市場』に資金投入している方々は、
その保有資産を『数字上』大きく伸ばされていると思います。
私自身、『利益確定』はしていませんが、
『含み益』として抱える資産も有ります。
ただし、
問題なのは、両市場に『資金投入』を全くしていない方々で、
そういった方々は、ご自身で『自覚症状』を感じることなく、
緩やかに、経済的な意味での『終末期』へと進んでいます。
その意味が、お分かり頂けるでしょうか??
昨今の『株式市場』『金(gold)市場』の価格変動そのものが、
『現預金(キャッシュ)』を保有することの終焉を示しています。
世界を取り巻く環境に、様々な『潮流変化』は訪れますが、
金融の世界のそれも、間違いなく、見落としてはならないものの1つです。
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