今日のテーマは、『あなたは、市民権放棄を選択することが出来ますか??』です。
昨日の公式ブログでは、
『世界ナンバーワンのアメリカ合衆国に訪れている異変』と題して、
米国で、『市民権放棄』を選択する人が急増することをご紹介しました。
その理由は、大きく2つあると言われています。
1つ目は、主に『新型ウイルス:感染拡大防止』の対応で、
現・トランプ政権に『失望』した人が急増したというもの。
確かに、
『累計感染者数』『死者数』共に世界ワーストを記録したことは、
『世界の覇権国』として掲げてきた看板に、泥を塗る形となりました。
特に、
『感染者数』については、世界全体の4分の1(500万人超)を占め、
公表値が正しければ、震源地・中国を遥かに抜き去ってしまっています。
勿論、
公表される『数字』だけを鵜呑みにする訳ではありませんが、
この結果に、『失望』した米国民がいても不思議ではありません。
ただ、
『市民権』を放棄する人が急増する理由は、もう1つ考えられて、
それは、同国の徴税を巡る『無限追尾魚雷システム』の存在です。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、
米国は、国内居住する人間に対してはもちろんのこと、
国外居住する『市民権保有者』に対しても、
毎年の税申告や、保有資産の報告制度を設けています。
基本的に、
私たち『日本人』であれば、『日本国』の居住を外れて、
『非居住者(国外居住)』となれば、日本国への報告義務は負いません。
何故なら、
海外諸国でも、原則、徴税は『居住地ベース』で行われる為、
『非居住者』となった時点で、情報入手は無意味になるからです。
その点、米国のそれ(徴税)は『属国ベース』で行われる為、
国内・国外、居住地の如何に依らず関係することになります。
昨日の記事中でも触れましたが、
2020年1月ー6月の半年間において、
『市民権放棄』を申請した米国人は、『5800人』を超えます。
これまで、
『年間2000人ペース』で推移してきた状況を見ると、
今年の『年間1万人ペース』は、明らかに急増していますよね。
ただ、
『市民権放棄』を選択することが出来ている人物は、その殆どが、
既に、『国外居住』している米国人ということもご紹介しました。
冷静に考えてみると、これは、少し不思議な現象ですよね。
『市民権放棄』の理由としてご紹介した『後者』については、
国内・国外居住に関わらず、全ての米国人が平等に不満を感じるはずです。
しかし、
『前者』の理由については、明らかに国内居住者に影響があるのに、
『市民権放棄』を選択する人間は、殆どいないという事になります。
『逆』であれば、すんなりと成立する『ロジック』です。
これは、一体、どういうことなのでしょうか??
『市民権放棄』を選択した国外居住者同様(若しくは、それ以上)に、
国内居住者についても、米国に不満を持つ方々は、確実に存在します。
ただし、
国内居住として、不満を持つ方々の『ほぼ100%』は、
『市民権放棄』という選択すら、出来ない方々ばかりなのです。
理由は、こちらも大きく2つあると考えます。
①そもそも、『国外居住』という選択ができない。
自ら『価値』を生み出して収入を得ることができない方々は、
『雇用』されることでしか、『収入を得る術』が有りません。
その場合、国外で『雇用』を得られるかは不確実なので、
『リスク』を負って国外居住することは出来ないのです。
②保有する資産が、ほぼ全てが『国内』に有る。
こちらについても、より突き詰めて、考えていけば、
『国外居住出来ない』に含まれるかも知れませんね。
以上の理由から、
『国内居住』という選択肢しか持ち得ていない方々は、
どんな『不満』を抱えようと、『市民権放棄』が選択できないのです。
これは、私たち『日本人』にも当てはまりますよね。
私自身、
生まれ育った『日本』という国のことは、勿論、大好きですし、
海外から帰国したらいつも、改めてその『良さ』を実感します。
しかし、
もしも、『居住・生活環境』が、今後、悪化していくと仮定したなら、
『国外居住』を選択しなければならない場面も、出てくると考えます。
『居住・生活環境』とは、何を指しているのか??
単純に、『居住空間・エリア』のことでは無いですよ(笑)
以前から、
公式ブログでは、定期的に情報発信している通り、
これから『日本国』が迎えることになるであろう、
『大増税(社会保険料含む)時代』のことです。
今でも、
『会社員』という立場の方々を中心に、源泉徴収システムを活用し、
『茹でガエル方式』で、徐々に、徐々に、税負担は上がっています。
概算として、
『会社員』という立場の方々は、額面から『約25%』が徴収され、
『手取り収入』の中から、『消費税』等の二重課税を受けています。
一説によれば、
『会社員』の方々の、最終的な『税・社保料負担率』は、
給与額面を基準として『50%』にも迫ると言われます。
今ですら、この数字です。
元々、日本国は、毎年負債を積み上げる『借金体質』でしたが、
今年の『コロナ危機』を受けて、その傾向は一気に加速します。
もし仮に、
前述の税・社保料負担率が、60%、70%と増加した時、
あなたは、『市民権放棄』を選択することが出来ますか??
『米国人:市民権放棄』の話題が出てきた今、
『当事者意識』を持って、考えてみても良いかも知れません。
定期開催する『資産形成セミナー』は、今後も、暫くの期間、
『リアル』『オンライン(Zoom)』を並行して開催します。
——————————————————————–
■8/28(金)将来のお金の不安が2時間で消えるセミナー@大阪・梅田■
■8/29(土)将来のお金の不安が2時間で消えるセミナー@Zoom■
——————————————————————–
また、
『オンライン開催』については、『リアル開催』の場合と異なり、
ご希望頂いた方への『1対1:個別受講』も対応させて頂きます。
(*この時期限定のご対応です。)
その場合、
通常開催(集合セミナー形式)より『濃い』情報をご提供出来ますので、
受講希望される方は、この機会を、ぜひ有効活用して頂けたら幸いです。
(*予告なく終了する場合もありますので、ご了承下さい。)
——————————————————————–
■8/28(金)将来のお金の不安が2時間で消えるセミナー@大阪・梅田■
■8/29(土)将来のお金の不安が2時間で消えるセミナー@Zoom■
——————————————————————–
*上記ご案内ページにアップする日程以外をご希望の方は、
下記アドレスまで、直接お問い合わせ頂けたら幸いです。
*井上耕太事務所公式:michiamokota0421@gmail.com
井上耕太事務所
代表 井上耕太