今日のテーマは、『あなたは、時代の変化に対応できますか??②』です。
昨日の公式ブログでも、
『あなたは、時代の変化に対応できますか??』と題して、『常識』の概念が、
たかだか、直近『数十年間』程の『共通認識』でしかない事をご紹介しました。
少し加えると、
成人してから生涯を全うするまでの期間が『約50年』程度ですから、
その期間を超えてしまうと、『常識』も全く異なるか、場合によっては正反対になる。
事実、
20年、30年ほどしか『時間』の隔たりがない『親の世代』とも、
『私たちの世代』は、全く『異なるルール』の社会を生きています。
その事に、気付いているかどうかです。
『サイン』は常に、出続けています。
が、
世間一般の方々は、大半が『変化したくない』と考えるので、
その『潮流の変化』に全く気が付かないか、気付いていない『フリ』をしています。
少し厳しい表現をすると、『思考停止』が得意なんですね。
昨日ご紹介した記事の中では、『雇用』に関する事例を取り上げました。
人工知能(AI技術)の発達のより、
これまで『機械化』された労働に従事していた方々は、今後、一斉に職を失います。
残念ながら、
『機械化された仕事』を、先進国の中でもトップクラスに抱える日本は、
その技術(AI)革新により、今後10年間で、約半数の仕事が無くなると言われます。
実際に、
実生活でアンテナを張っていれば、そのような事例は体験的に出会い、
コンビニ等小売店での無人レジ化や、空港での出入国審査無人化がその典型です。
また、
昨日取り上げたのは、かつて『一生安泰』の代名詞だった『銀行』においても、
昨今、各社それぞれ『数万人規模』の大規模リストラが流行している事例です。
それは、
『国内金融機関』だけに留まる話ではなく、世界共通の流れのようですね。
にも関わらず、
未だに、日本においては『人気就職企業ランク・トップ20』に、
『メガバンク』2社の名前がランク・インしてくるという有り様です。
いや、40歳以上の方々は、『どんどんリストラされているよ??』、と。
その事実が、世間一般的に公表されているにも関わらず、
『思考回路』を変化させられない事に、悲しさすら感じてしまう時があります。
それで、
『時代の変化』に対応出来ていない事例は他にもあって、
先日、少し目を疑ってしまうような、次のような報道が流れていました。
『2018年、20代、30代の負債残高が過去最高に』
一体、何が起こっているのでしょうか??
2002年に政府がスタートした現行調査ですが、昨年2018年には、
若年層での『持ち家志向』が強く、20代、30代の『住宅ローン残高』が過去最高を記録した、と。
昨今、
世界的に『超低金利』の時代を迎え、住宅ローン金利も低下し、
その流れを『追い風』として、簡単に『負債』を抱える人が急増していると言うのです。
昨年2018年、
世帯主が30代の家計の全負債額は、平均値で『1329万円』と、
調査がスタートした2002年以降、17年間で過去最高値を記録。
スタート当初2002年時点から比較すると、実に『2倍』近い数字になります。
また、
20代(30歳未満)の世帯における全負債額平均値も『675万円』と、
同2002年のデータと比較して、『2.7倍』に高まったことが分かりました。
確かに、
前述した『世界的超低金利』時代の到来に加えて、企業の福利厚生、
『社宅・賃貸補助』といった住宅関連支給が減少している事も、一因にあるようです。
購入者は、
『現行の賃貸支払額と同じだから』という安易な理由でローンを組み、
『都心部の住宅価格は下がらない』という神話を鵜呑みにし、
ローン完済・定年退職後に、『売却』も視野に入れていると言います。
いや、、、、完全に、『時代』を超越しています。
『生きた化石:シーラカンス』ばりの『思考回路』を引きずっている事になる。
経験者はお分かりでしょうが、
『住宅ローン保有世帯』は、慢性的につづく『潜在的心理負担』から、
消費傾向・可処分所得とも減少し、『QOL(生活の質)』も低下する事が分かっています。
それもその筈、
年収の5倍、6倍、酷い場合は10倍超の『借金』を抱えた状態で、
真の意味で、『安心』して、毎日眠りにつける人はいないでしょう。
常に、
『住宅ローン』のことは思考回路の大部分を支配し、それを決断した瞬間、
人生における『自由』『主導権』は、完全に放棄してしまう事になります。
第一、
『住宅ローン』を組む方々のほぼ100%が、『終身雇用』を前提にしていますが、
経団連会長や、日本のトップ企業『トヨタ自動車』でさえ、その崩壊を公表しています。
1つは、定年を迎える時期まで、『会社』が持ち堪えるかどうかの話です。
2つ目は、『会社』は存在したとしても、『あなた』が雇用してもらえるかの問題です。
その状況で、
『今、金利が低いから』『賃貸と支払金額が同じだから』で負債を抱える方々は、
私から見れば、『鳥人間コンテスト』の挑戦者と、まったく判別不能な状況です。
いや、『鳥人間コンテスト』の挑戦者の方々に失礼ですね。
彼らの中には、少数ながら、一定数『飛行』する方々がいるので、
そのチームは、緻密な計算のもと、『正当な挑戦』をしています。
同調査において、
世帯主が30代である家庭の『平均貯蓄額』は、
『全負債額平均値』の約半分程度にあたる『631万円』。
普段から、
『ライフプランニング提案』の個人面談で、多くの方々を見ていますが、
お子さんがいらっしゃる場合、『教育関連費』が増大する今後を考えると、
この『平均貯蓄額』は、なかなかシビア(壊滅的)な数字です。
先日、
『老後資産2000万円』と試算した某報告者が話題になりましたが、
正直、『最低基準』と言えるこのハードルも、越えられない方々が続出するでしょう。
人口減少するこの国で、『住宅』は、完全に供給過多です。
それは、むしろ『都心部』の方が進んでいるかも知れません。
ローン完済しても、あなたが30年以上住んだその家を、
『購入したい!』は愚か『住みたい!』という物好きなど、絶対に存在しません。
30年後には、30年後の『新築』が有りますし、
繰り返しになりますが、現時点で、『住宅』は供給過剰なのです。
『定期昇給』も無ければ、『終身雇用』も全く確保されていません。
その状況で、『住宅ローン』を組んでマイホーム購入するという事は、
『時代の変化』に対応出来ていない思考回路・行動の『典型例』です。
その事をしっかりと理解して頂き、『思考回路』も、
時代の変化毎に『アップ・デート』していって頂けたら幸いです。
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代表 井上耕太