今日のテーマは、『あなたは、第2領域の行動に時間を使っていますか??』です。
昨日の公式ブログでは、
『楽観性というポジティブな言葉が持つ危うさ』と題して、
『前向き』に解釈される事の多いこの言葉が本質的に持つ、
現実世界における『危うさ』についてご紹介しました。
多くの人遠いする職業柄、日々、このことを感じています。
昨日も書きましたが、
『楽観性』は、過剰に持ち合わせると『リスク』になります。
例えば、
物事をポジティブに捉え過ぎる人物は、冷静に状況判断せず、
シュミレーション能力に欠ける為、リスク分析が出来ません。
その結果、
こちらとしては、常識的に『想定内』という場面に遭遇しても、
『こんなはずじゃ、無かったのに!』と捉えてしまう事が多い。
こちらとしては、
いや、それは『想定内』の中でも初歩段階に数えられる事で、
それくらい、予め想定して、手を打っておいてくれよとなる。
この辺り、
物事の『全体像』を俯瞰して捉えて、『要点』を見抜く能力も要る為、
確かに、『脳』の器質的な優劣もあり、仕方がないのかも知れません。
要は、
『抽象思考』ができるかどうかという事ですが、知能指数が高い人間は、
どのような仕事に就いても、優秀にこなすことが出来るのはこの為です。
日々、『もどかしさ』も感じています。
それで、
久しぶりに、『金融・経済』と無関係のテーマを取り上げた為、
それに続いて、今日も『アクション』をテーマに書き進めます。
それでは、『本題』に入りましょう。
先ず、タイトルの質問をしてみたいと思います。
あなたは、『第2領域』の行動に時間を使っていますか??
勉強熱心な方であれば、何を聞いているか分かりますよね。
世界的ベストセラー『7つの習慣』で提唱されている事ですが、
日々、私たちが行う『行動』は、次の通り『4分類』されます。
*第1領域:『重要性』『緊急性』ともに高い行動。
*第2領域:『重要性』は高いが、『緊急性』は低い行動。
*第3領域:『重要性』は低いが、『緊急性』は高い行動。
*第4領域:『重要性』『緊急性』ともに低い行動。
上記『4分類』です。
全ての人に共通するのは、日々、生活する中で、
『第1領域』の行動は優先させ易いということ。
少し考えてみれば、当然ですよね。
『重要性』『緊急性』ともに高い物事は、自分にとっても、
関わる周りの方にとっても、必然、優先順位は高まります。
これについては、『異議』は有りません。
しかし、
ここで重要なのは、その次に優先される『行動分類』で、
多くの場面では、『第3領域』が優先されてしまいます。
つまり、『緊急性』だけが考慮されるんですね。
確かに、
『第2領域』に分類される行動は、『重要性』は高いものの、
それが顕示化するのは『未来』であり『今』では有りません。
例えば、
本業・独立系FP業務を通じて、日々実感させられますが、
『老後資産2000万円問題』がクローズアップされても、
必要なのは『今』じゃない為、多くの人が準備をしません。
結果、
将来的に、『経済的困窮』を極める場面を迎える訳ですが、
その時になって初めて、その重要性を実感すると思います。
あ、そうそう。
稀に、
大部分の時間を『第4領域』で埋める人も居ますが、
これは、完全なる『暇人』に分類される方々ですね。
例えば、
『時間を潰す』という言葉を日常的に使っている人物や、
朝っぱらからパチンコ屋に並んでいる人間が、それです。
話を戻します。
冒頭、『抽象度』を題材に、思考能力の優劣について話しましたが、
それでも、私たち『凡人』、先天的能力にそこまで差は有りません。
となれば、
人生においての『成功度(充実度・目標達成度)』を決定するのは、
有限資産である『時間』を、どの『行動分類』に振り分けるかです。
つまり、
『第2領域』と『第3領域』どちらを優先させるか、
判断基準の差により、決定していると言っても良い。
異なる例え話で、とても分かり易いものがあります。
ある大学教授が、生徒たちを前に行った『実験』です。
先ず、
透明な箱を用意して、その中に『大きな石』を敷き詰めていきます。
そして、学生たちに質問するのです。
『これで、箱はいっぱいかな??』
一見、『大きな石』で満たされているように見える箱を前に、
生徒たちは『はい、いっぱいです!』と回答したと言います。
しかし、
『大きな石』の隙間を埋めるように、次に教授は、
『少し小さいサイズの石』を敷き詰めていきます。
そして、また『これでいっぱいかな??』と質問します。
要領を得た生徒たちは、この質問に対しては、
『いえ、まだいっぱいではありません!』と回答します。
そして、
教授は、『砂利』『砂』『水』の順で箱を満たしていき、
最後に『これで、箱はいっぱいかな??』と質問します。
遂に、
本当に全ての空間が満たされてしまった箱を前に、
生徒たちは『はい、今度こそいっぱいです』と回答します。
そこで、
教授たちは、このシンプルな実験の種明かしをするのですが、
『この箱は、君たちの人生を表している』と説明を始めます。
つまり、
『箱』の中に存在している『有限の空間』こそ、
人生全体で残されている『時間』そのものだと。
そして、次のように質問するのです。
『この実験から、学ぶことは何かな??』
生徒たちは、次のように答えます。
『はい、一見、いっぱいに見えても、
まだ充たすことが出来る時間があるということです。』
この回答を聞いて、教授は大切なことを述べます。
『確かに、それもその通りかも知れない。』
『ただし、それよりも重要な教訓がある。』
『それは、この逆は、決して出来ない。』
つまり、
『水』『砂』『砂利』『小さな石』『大きな石』の順で、
箱を充していくことは、決して出来ないということです。
この話の『深さ』が、分かるでしょうか??
雑務(第3領域、第4領域)から『時間』を充していては、
人生における重要事(第2領域)は決して確保できません。
本日の公式ブログが、判断基準の参考にして頂けたら幸いです。
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