今日のテーマは、『キャッシュレス時代、破産候補者リストに名を連ねない為に』です。
昨日の公式サイトブログでは、
経済状況が厳しい国で持ち上がる、『高額紙幣廃止論』を取り上げました。
本当に近い将来、日本でも『1万円札』が廃止されるかも知れません。
表向きは『必要性の低下』『金融取引の透明性確保』かも知れませんが、
本質的な理由は、『流動性』を低下させ、政府管理をしやすくする事です。
クレジットカード、電子マネー、各種ポイント、仮想通貨、etc.
一昔前であれば、決済手段は『現金』の一択だったものが、
ほんの10年、20年の間に、本当に多くの代替手法が確立されました。
ただ、
それでも日本全体で考えた場合、国内の非現金取引依存度は14%程度。
この数字は先進諸国の中では最低レベルで、
まだまだ、日本における『現金決済』の占めるウェイトは大きなものになると考えます。
だから、
高額紙幣(?)の『1万円札』を数年後に廃止するというのは時期尚早。
『1万円札が高額紙幣に該当するのか?』という根本的な問題もありますが、
日本において、これを廃止するのは合理的ではない、という話を展開しました。
『現金取引』の話が出てきたので、
今日はその続きで、皆さんに注意して頂きたいポイントを書こうと思います。
まず、
昨日の話と少し矛盾すると感じるかも知れませんが、その点を先に断っておきます。
日本国内の商取引において『現金の寄与度』は依然高いものの、
それでも、一昔前と比べて、確実に『キャッシュレス時代』は来ていると思うんです。
先ほども、知人の女性がSNS投稿で、
『財布を忘れて家を出たけど、電子マネーで助かった!』とアップしていました。
私が子供の頃(20年ほど前)であれば、
財布を持たずに家を出たら、経済活動はほとんど行うことが出来ないでしょう。
電車に乗れなければ、カフェにも入ることが出来ない。
自販機でジュースも買えず、電話も掛けることが出来ません。
よって、選択肢としては、一旦帰宅する以外に何もない訳です。
でも、時代は変わりました。
現在のように代替手段が複数存在する社会では、
上記のような事例あれば、すべて『キャッシュレス』で済ませることが可能です。
事実、前述させていただいた知人の女性も、
一旦帰宅することなく、アポイント先へと向かわれているようです。
本当に、便利な世の中になりましたね。
ここ数十年の進化は、目を見張るものがあります。
しかし!!!!
この『世の中が便利になった』という事こそが、
『メリット』もあれば、多分に『デメリット』も含んでいると思うのです。
『キャッシュレス』時代が到来し、『現金』を使う場面が減少したのと同時に、
私を含めて、多くの人の中で、同じように減少してしまったものがあります。
それが、『お金を使っている』という感覚です。
例えば、
財布にはしっかりとお札が入っている状況が続く。
昨日も、一昨日も、そして今日見ても変化はしていない。
こんな状況、皆さんも日々感じていませんか??
『現金』が一向に減らない状況に安心して、
『私、今月は全然お金を使ってないわ。』と安心してしまう。
ただ、
本当に『支出0円生活』を送っているかと言えばその筈もなく、
クレジット、電子マネー等を活用して、支出活動は日々継続されている。
『自然と節約する体質が付いて来たのかも。』
『今月から、念願の貯金生活に入れる!』
まったく気付く事なく、そのように考えていた矢先、
想定外の金額のクレジットカード請求書が届き、愕然として、金策に走る。
*ここで、消費者金融、カードローン、リボルビングに手を出したら、人生が終わります。
こんな行動を繰り返してしまう方も、
もしかしたら、多くいらっしゃるかも知れませんね。
(*前払いの電子マネーはファイナンス的に不合理ですが)
『クレジットカード』は、以前お話しした割引率の考えもある為、
上手に活用することが出来たら、あなたの人生にとても有益に働きます。
しかし、
『お金を使っている感覚』を失い、無意識に使い続けると、
あなたの名前を『破産候補者リスト』に連ねる結果になりそうです。
*実際、一般人対象のある調査データでは、『クレジット・カード』を活用する事で、
『現金決済』に比べて、『平均23%』も支出額が増加することが知られています。
学生時代、私たちは『学業成績』で評価されましたが、
社会人になった今、私たちの評価基準は『経済状況』が第一義です。
世の中に対して価値提供して『収入』を得て、
自分の分相応に支出をコントロールして『保有資産』を増やしていく。
日常生活で『資金ショート』すると信用情報に傷が付き、
『お金』を上手に扱うことで、社会からの『信用』も得ることが出来るのです。
極端な話、
クレジットカードの請求日に口座残高があれば良い訳で、
1日前までは不足していても、当日工面できたら、問題はありません。
この辺り、個人的には『お金の運動神経』と呼べると考えています。
この『お金の運動神経』ですが、
『現金決済』しか出来ない時代はシンプルな話だったものの、
決済手段が増えるにつれて複雑化し、バランスを崩す人が続出しました。
かつての私(10年以上前)も、そのバランスを崩した人間の一人です。
このような『破産予備軍』とも言える候補者リストに、
名を連ねている人は、日本全国に想像以上に多くいると考えています。
*事実、書店に溢れる『節約して1000万円貯めよう!』的な本の中には、
『お金の運動神経』を失った方々向けの、初歩的なアドバイスが並んでいます。
*『1000万円』という金額は、個人的には疑問のある金額ですが、
世界トップクラスに裕福なこの国で、その程度の資産も築くことが出来ない人が多いということの表れでしょう。
*それでも、『千里の道も一歩から』。まずはスタート切ることが大切です。
皆さんは、『お金を使っている感覚』を失っていませんか??
あなたの名前は、『破産候補者リスト』に掲載されてないでしょうか??
もし、
少し不安がよぎっている読者の方々がいたら、
まずは、今日から『レシート・領収書』を取ることをお勧めします。
『家計簿を付けろ』とは言いませんので(私自身が出来ない為)、
『1日の支出額』を把握することからスタートして見てください。
会社員の平均年収が約400万円程度に停滞する現代、
月収30万円ほどで、毎月やりくりされている方々も多くいらっしゃると思います。
住宅関連費に20%の約6万円、日々の食費に15%の4.5万円、
光熱費、通信費(スマホ代)に各1万円ずつ拠出すると、
その他諸々であなたが使える『お金』は18万円ほどになります。
*『任意保険料』『自動車関連費』『交際費』『美容代』『自己投資費』等もある為、
実際には、『自由になるお金』はこの金額よりも格段に少ないですが。
上記の金額を1ヶ月30日で日割り計算すると、
『1日5000円平均』使える方々は、世間一般的にどのくらいいるか疑問です。
『現実』、お分り頂けましたか??
いつまでたっても預貯金ができない、資産形成できない方々は、
『お金を使っている感覚』を、一刻も早く取り返してください。
その為に、
具体的にとる行動は、会計の際にレシート・領収書を取ること。
そして、
1日の終わりに、毎日、支出額のチェックを欠かさないこと。
『破産候補者リスト』を抜け出すことも、勿論、
あなたが『資産形成』をスタートしていく第一歩になります。
『破産候補者リストを抜け出し、着実に資産形成したい!』という方に、
最適なセミナーを、2月22日(木)19:30スタートにて大阪・梅田で開催します。
■2018年2月22日(木)開催!将来のお金の不安が消えるセミナーin大阪・梅田■
『具体的なアクション』を起こすことでのみ、
人生は、本当に好転していくものだと思います。
ぜひ勇気を持って、新たな一歩を踏み出してみてください。
皆さんに直接お会い出来るのを楽しみにしております。
セミナーを受講する間でもなく、
『今すぐ、資産形成をスタートしたい!』という方は、
ぜひ勇気を持って『お金のセッション』を受講してみてください。
井上耕太事務所
代表 井上耕太