今日のテーマは、『中国人投資家は、何故、年率47%リターンでも満足しないのか??』です。
新型コロナウイルスに関連する報道が、留まる所を知りませんね。
本国・中国では、感染者数が『1万4000人』を突破し、
死者数も『1300人超』に膨れ上がっていると言われています。
日本政府は、東京五輪の予定通りの開催を宣言しています。
が、
現時点では、春を迎えても『流行』は継続すると見られており、
WHO(世界保健機関)も『終息の兆しが見えない』と発表しています。
個人的には、
米国を襲う『インフルエンザ(死者数1万人超)』との報道格差は感じますが、
それでも、ここまで世界的に拡大し、長期化するとは想像していませんでした。
2月13日、
『春の陽気』を感じさせる気温上昇に覆われている日本列島ですが、
来週からは、再び、『真冬』が舞い戻って来るとの報道もあります。
体調を崩しやすいシーズンなので、皆さんも、お身体ご自愛下さい。
本題に入ります。
前述の『新型コロナ・ウイルス』の影響も若干あると言われていますが、
少し前に、『資産形成(投資)』に関する、興味ある報道が流れました。
次のようなものです。
市場平均を上回る『年率47%リターン』でも顧客は満足せず。
2019年、『中国株投資信託』から、年間通じて資金は流出。
某海外メディアの報道によると、
『中国株投資信託』において、昨年(2019年)一年間でのリターンは、
ベンチマーク(市場平均)を8ポイント上回る『47%』を記録しました。
しかし、
市場参加者(投資家)からは、その成績に見合う評価は受けられず、
年間通じて『64億米ドル(7000億円超)』の資金流出となるようです。
『日本市場』では、なかなか考えられない事ですね。
仮に、
ベンチマークとなる『市場平均』を下回っていたとしても、
『年率47%リターン』を計上すれば、日本の投資家は満足して、解約しません。
単純計算で、
『1000万円』を資金拠出して運用していた場合、
1年間で『約1500万円』に増大する訳ですから、
『日本基準』で考えたら、悪くはないですよね??
むしろ、
その数字には到底及ばない『保険証券』を、多数抱えている現状を見ると、
上記の状況(市場平均以下)であっても、感謝されるのではと想像します。
その思考回路からすると、
前述の報道、市場平均を上回りながら『47%リターン』で解約する、
『中国人投資家』の思考回路は、理解出来ないのではないでしょうか??
1つだけ、質問させて頂きます。
あなたは、『中国人投資家』のこの行動原理が、理解出来ますか??
この質問に対して、『YES!』と答えられる日本人は、殆ど居ません。
少しくどいですが、
『年率47%リターン』にも関わらず、資金流出に至った理由は、
『中国人投資家』が持つ、日本人には無い『思考回路』が存在するからです。
それは、何か??
『機会損失』
例え、
『中国株投資信託』が、上記リターンをもたらそうとも、
他に『最良な選択肢』が存在していたと認識するならば、
彼ら(中国人投資家)は『逸失利益=損失』と見做します。
今回の事例では、
『リスク(不確実性)』を受け入れられる、多くの投資家は、
よりボティリティ(変動幅)の大きい『小型株』投資の方が、
『年率リターン』がより高かったのではと予測しているようです。
また、
冒頭、話を展開した新型コロナウイルスの影響もあり、
自宅待機を余儀なくされる人が多いのも、『一因』なのだとか。
彼ら・彼女らは、複数の投資家から資金を預かり、
『リスク嫌気』的運用編重のファンド・マネージャーの運用を信頼しておらず、
自ら『リスク』を取って運用した方が、パフォーマンスが高かったと考えます。
それ以外にも、
現在、『チャイナ(中国人投資家)・マネー』は、世界を席巻しており、
『超過リターン』を求めて、世界のあらゆる投資対象を駆け巡っています。
まさに、
30年以上前、日本国が『バブル』に湧いていた時期と重なりますが、
世界の様々な国・地域で、『不動産』を買い占めているのは、現在は『中国人』です。
中には、
『年率47%リターン』を超える私募債等も、当然存在しており、
それらの存在を認識している彼らとしては、国内市場での運用は、
『機会損失』していると感じているのです。
私たち『日本人』も、見習わなければ行けませんね(笑)
本日(2月13日)付、
日本市場の基準となる『日経平均株価』の終値は、
前日比『22円48銭安』ながら、『2万3,827円73銭』の高水準を付けています。
この数字は、
『直近12ヶ月』という期間でみた場合でも、
『年間113%超リターン』を記録しており、
日本人的感覚で言えば、十分すぎる『成果』ですよね。
しかし、
世界スタンダードで見た時、その姿勢はあまりにも『謙虚』であり、
長期的な『資産形成(投資)』の観点では、正しくないかも知れません。
日本国内の、
『限られた(狭い)視点』に囚われ、スコトーマ(盲点)にハマる事なく、
21世紀の覇権国『中国』からも、しっかり学んで行動していきましょう。
『危機損失』、その考え方を覚えておいて下さい。
『金融リテラシーを高めて、具体的に資産形成をしたい!』という方に最適なセミナーを、
今月は、神戸・三ノ宮2月26日(水)、大阪・梅田2月27日(木)の日程で開催します。
——————————————————————–
■2020年2月26日(水)開催!将来のお金の不安が2時間で消えるセミナーin神戸・三ノ宮■
****セミナーご案内ページはこちらをクリックください****
■2020年2月27日(木)開催!将来のお金の不安が2時間で消えるセミナーin大阪・梅田■
****セミナーご案内ページはこちらをクリックください****
——————————————————————–
『具体的なアクション』を起こすことでのみ、
人生は、本当に好転していくものだと思います。
ぜひ勇気を持って、新たな一歩を踏み出してみてください。
皆さんに、直接お会い出来るのを楽しみにしております。
セミナーを受講する間でもなく、
『今すぐ、具体的に資産形成をスタートしたい!』という方は、
ぜひ勇気を持って『お金のセッション』を受講してみてください。
——————————————————————–
****プライベートセッションご案内はこちらをクリック****
****『お金のセッション』ご予約はこちらをクリック****
——————————————————————–
井上耕太事務所
代表 井上耕太