今日のテーマは、『今回の仮想通貨報道から学ぶ、資産形成の鉄則』です。
『仮想通貨』
『対象』『報道のジャンル』は変われど、
本当に、日々、様々な話題を提供してくれますね。
この分野だけに注目していても、
それだけで、しばらくの間、ネタには困りそうもありません(笑)
間違って伝わって欲しくないのは、
私自身、『仮想通貨』自体には、何の感情も抱いていません。
それ自体は『ツール』として将来性あるものなのでしょうし、
一面的に見て、『良い』『悪い』を論じるつもりもありません。
しかし、
『MLM:ネットワーク・ビジネス』同様、
そこに集まってくる大半の方々の、『一発逆転を狙う雰囲気』が生理的に受け付けないだけです。
また、
価値交換の『ツール』として確立された後の保有はあるかもですが、
『投機対象』として、それを取得する事は今後もないと考えます。
その辺り、
一昔前、高金利の『外貨預金』が話題になった当時、
『ブラジル・レアル』『トルコ・リラ』『南アフリカ・ランド』等に、
手を出さなかった理由とまったく同じですね。
もし、
昨今『仮想通貨』で踊らされている方々同様、それに手を出してしまっていたら、
今頃、私は、『資産形成』のコンサルタントとして活動出来ていなかったでしょう。
今日のブログで取り上げようとしているテーマは、
御察しのつく通り、『コインチェックによる580億円相当のNEM不正送金』に関する話題です。
しかし、
私が注目したのは『コインチェック』本丸の話題ではなく、
その被害者の一人として話題になった、ある有名芸人さんのコメントです。
『NEM不正送金:顧客資産消失』の話題が出て早々、
お笑い芸人・藤咲マーケットのトキさんが、次のような呟きをしました。
『コインチェックの仮想通貨が全て盗まれました。
貯金すべてなくなりました。仕事ください。』
私自身は見ていないのですが、その明朝出演していたテレビ番組でも、
悲壮感いっぱいの顔をしていて、話題になっていたようですね。
芸能人の方で、影響力もある人なので、
その発言には、少し『ポーズ』も含まれているかも知れません。
実際に全ての貯金がなくなった訳ではないことを願いますし、
少なからず『資産』が無くなった事に関しては、素直にお悔やみ申し上げます。
ただ、
お笑い芸人のトキさん以外にも、一般的な方々で、
『仮想通貨に、ベットしている割合が高過ぎる方が多いのではないか??』、という懸念はあります。
要は、
自身が保有する『資産』のほとんどを、
『仮想通貨』に置いてしまっている方が多くいるのではないか??、という懸念です。
現代においては『仮想通貨』がその対象の筆頭ですが、
一昔前では、FXを通じた『外貨取引』なんかがそれに当たりますよね。
『ボラティリティ:標準偏差』が大きい分、
『投機対象』が上昇している局面では良いのですが、
それが下落に転ずると、一気に地獄絵図になります。
『積み上げる』ことが出来ないから、『資産形成』出来ないのか??
『資産形成』出来ないから、『積み上げる』ことが出来ないのか??
『鶏が先か??卵が先か??』のような哲学的な話になりますが、
地道に『資産形成』出来ない人ほど、『ボラティリティ』の高い、
上記例のような『投機対象』に熱狂してしまう傾向があります。
残念ながら、頭の中の『ソフトウェア』が書き変わらない限り、
彼らが『資産形成』できるようになる事は、未来永劫ありません。
それで、
今回の『仮想通貨騒動』から学ぶ、『資産形成』の鉄則です。
『タマゴを、1つの籠に盛らない。』
いや、『初歩の初歩』ですよね(笑)
でも、
『なんや、そんなの基本やん!』と言われる方々も、
『実際に、出来ているか??』と問われると、少し怪しいと考えています。
例えば、
『ウォール街のランダム・ウォーカー』という名著には、
各年代別アセットミックスとして、保有される資産クラスのシェア目安が書かれています。
その中で、
もちろん年代ごとに『リスク性資産』『無リスク資産』の保有割合は変化すれど、
常に、『キャッシュ:現金』の保有推奨割合は『5-10%』に限定されています。
どうですか??
皆さん、現金割合がこの低水準に保たれるほど、
きちんと自分の『お金』を分散して働かせていますか??
現在、
日本国内には『貯金が出来ない』という経済危機にある世帯が、
全体の20%を超えているそうですが、その方々はここでは除外します。
『日本円』に偏った投資をしていることも、
『タマゴを、1つの籠に盛る』の代表的な一例ですよね。
同様の注意喚起をする格言で、次のようなものもあります。
『かすり傷は負っても良い。致命傷は負うことなかれ。』
本当に、この通りです。
私自身、様々な『資産形成』を実践しながら、
面談依頼してくださるクライアントの方々に情報提供しています。
1つ1つの『投資対象』については、厳正に審査し、
それぞれ、相応の資金を拠出して自身の『お金』に働いてもらっています。
しかし、
もし仮に、予測してなかった『不測の事態』に陥ったとしても、
『致命傷』だけは負わないように、細心の注意は払いながら進めています。
そうすることで、
もしも万が一、『想定外』が訪れたとしても、
『かすり傷』を負いながらも、次の一手を打つ余力を残しておくことが出来るのです。
『タマゴを、1つの籠に盛らない。』
読者の皆さんが、『一発逆転狙い』で変動幅の大きなものに集中投機せず、
着実に積み上げて、『資産形成』を進めていかれることを願っています。
『タマゴを1つの籠に盛らず、真の資産形成をしよう!』と決心した方に、
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『具体的なアクション』を起こすことでのみ、
本当に人生は好転していくものだと思います。
ぜひ勇気を持って、新たな一歩を踏み出してみてください。
皆さんに直接お会い出来るのを楽しみにしております。
セミナーを受講する間でもなく、
『今すぐ、資産形成をスタートしたい!』という方は、
ぜひ勇気を持って『お金のセッション』を受講してみてください。
井上耕太事務所
代表 井上耕太