『資産形成スペシャリスト』、井上耕太です★
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私事ですが、先週末は結婚式に挙げました。
その準備等も含めてバタバタし、公式サイト内の『投資』テーマブログはなかなか更新出来なかった(>_<)
でも、今日から通常どおり情報発信も再開です！
少し休んでいる間に様々なことがありました。
メディアでも最も取り上げられているのは、
『伊勢志摩サミット』とその後発表された『消費増税延期』。
ちょうど先週は東京に向かい用事もあったのですが、
新幹線や駅のホームでも警察官が目立ちましたね。
『消費増税』のテーマを話すと、
ここで新たに『2年半の増税延期』を決定したことで、
事態は『ババ抜きゲーム』の様相を呈してきたと考えます。
まず、『2年半』という期間経過後では、
現政権は任期後で変わっている可能性が高い。
言うなれば、『後任者に任せた』という状況です。
日本は『一般会計』だけに特化して見れば、
GDPの2倍超の赤字を積み上げ、さらに今後も積み増していく財政悪化国です。
2019年10月に向けてもこの体質は変化しないし、
事態は現状よりも悪化していると考えるのが自然です。
毎年約『40兆円』ペースで『新規国債』という名の『借金』を積み上げるので、
今から2019年半ばまでで、新たに約『150兆円』ほどの債務が増えています。
この状況になった時に、国の税収を上げる方法として、
2019年現在も『消費増税』が正しい選択肢なのかは未知数です。
この『カード』を着ると確実に消費は減速するし、
ひいては経済が減速する傾向も強いです。
仮に、消費が落ち込まなかったとしても、
見込める税収増は『10兆円』程度と、
『リスク』に対して『リターン』の割が合いません。
『消費増税』とほぼ同じタイミングで公表された、
『対外純資産25年連続世界一』から考えても、
もっと他のところからの徴収方法を考えた方が良い気もします。
日本の経常収支が常に『黒字』で、
ずっと『お金』が入ってきている状況ということは、
日本のどこかには確実に『お金』があるということです。
それは、経団連を構成するような日本の一部主要企業です。
以前のブログにも少しだけ書きましたが、
例えば『TOYOTA』の場合、海外の子会社からの収益金は、
『現地子会社からの配当』という形を取っているので実質非課税。
これにより、日本を代表する超巨大企業は、
日本政府公認で合法の元、課税逃れを堂々と行っています。
こういう企業は結構あるので、
そういったところから税収を得る方法を考えた方が早い。
『社会保障』の問題然りですが、
そういった『政治家』さんの支持率に影響をもたらす、
『痛いところ』にメスを入れないと日本の復活は無理です。
今回の『オバマ大統領広島訪問』『伊勢志摩サミットの成果報告』
『消費増税の再延期発表』などのイベントを受けて、
短期的視点で安倍政権の支持率は上がっていると聞きます。
しかし、個人的には冷めてしまった。
確実に、日本が終わるカウントダウンが始まったと感じるからです。
誰もが、『ババ』を抜くのを恐れて、
『リスク』をどんどん先の世代に先送りしています。
このまま行ったら、行けるところまで引っ張るだけ引っ張り、
ある日突然『終わりました！』ということになります。
『沈黙の臓器：日本』は、果たして東京五輪まで持つのでしょうか？？
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