今日のテーマは、『綻び始めたバズーカ、現れ始めた歪み』です。
災害の少ない『大阪』という街において、
今年ほど多くの天災を受けることは無いですね。
地元・岡山県を離れて早『16年』が経ちますが、
京都、神戸、大阪に住んでここまで受難した記憶は無いです。
しかも、
皆さんもご存知の通り、今年の台風の進路はおかしい!!
真っ直ぐこちらに向かって来て、明日は関西エリアを直撃の予報です。
それを受けて、
JR西日本始め、交通機関各社は早くも明日の運休を発表。
最近は中心部のお店も休業する為、明日は引きこもりになりそうです。
予定されていた面談も、急遽、別日程に変更調整。
ご対応頂いたクライアントの皆さんに感謝申し上げますm(_ _)m
8月が終わって、9月1日、2日が土日だった事もあり、
今日から『始業』を迎える学生さんたちも多いみたいですね。
本当に、
毎日亡くなる方々が出るほどの『酷暑』だった為、
多くの学校が始業を遅らせ、久々の9月スタートになったようです。
いや、
私たち『昭和ど真ん中』世代からしたら、
『9月スタート』の方がスタンダードな感覚なんですけどね(笑)
新たにスタートしたビジネスが本格稼働し始めた事もあり、
久しぶりに、朝起きるのが辛いほどに疲労困憊の日々を送っています。
そんな中だったので、
予定パンパンの9月1日を何とか乗り切った後、
昨日『9月2日』は久しぶりにゆっくりと過ごすことにしました。
前述の『酷暑』もだいぶ和らいできて、
天気は快晴ながらも、過ごしやすい季節になってきましたよね。
『完全休養』とはいきませんが、本当に、穏やかな9月のスタートでした。
が!!!!
世間の皆さんは気付かれているか不明ですが、『金融』『経済』の世界では、
ある1つの、『エポック・ポイント』のような出来事が起こっています。
それは、、、、『金利上昇』。
先月(8月)30日に行われた日銀会合において、
『異次元緩和』と称された黒田総裁の金融政策に、方向転換の兆しが見え始めたのです。
この辺りは、これまでの出来事の『アーカイブ』になりますが、
約6年前、白川さんから襷を引き継いだ黒田総裁は、それまでの政策を一変。
世界各国が『金融緩和』して経済危機からの回復を図ろうとする中、
一人頑なに『金融引締め』を行なっていた日本経済を解放し、
市場の国債・株式等を買い入れることで『大規模金融緩和』を実行しました。
それを受けて、
『日顕平均株価』も短期間のうちに、起点から倍増の『1万5000円台』まで回復。
その後、『2万円台』も突破し、現在でもその水準は保たれています。
当然の話ですが、
『歴史的円高』の時代を経て、その期間、為替は続落。
当初は海外市場に比重がある企業に歓迎されましたが、
急激な為替変動は『歪み』も生み、その後、現在の水準で調整されています。
さらに、
市中金融機関が『お金』を貯め込むことを陰気し、
民間への融資を活発化させる為『マイナス金利』を導入。
この空前絶後・前代未聞の『大実験』の結末は未だ見えておらず、
それが果たして『成功』だったのか、『失敗』だったのか、
世界中のあらゆる『賢者』でも、判別不能な事態に陥っています。
加えて、
『長期金利』も『0%程度』という低水準に抑える為コントロールしてきましたが、
この『金融』の大前提を覆す政策は、金融機関に大きな打撃を与えてきました。
こちらも当たり前の話ですが、
他人から『お金』を借りる場合は『利息』が乗せられ、
反対に、『貸し手』からしたら、それがなければ『融資』する理由が見当たりません。
ノーベル平和賞を受賞した『グラミン銀行』でさえ、
(*正確には、銀行自体が受賞した訳ではありませんが。)
『無金利』でい事業資金を貸し出すような『愚行』は犯していません。
話を元に戻すと、
歴史的な『超低金利』時代を経て、このほど日銀から、
この政策を解除する旨の発表が、8月末日に成されているのです。
それを受けて、
大手金融機関は9月1日付けで融資金利を引き上げ。
特に影響が出るのが、利用者の多い『住宅ローン金利』で、
今後、段階を経て、適正水準まで回復してくる事が予想されます。
一例を示すと、
国内最大手の『三菱UFJ銀行』は、
10年固定で最優遇の住宅ローン金利を、0.05%引き上げて『年率0.9%』に。
こちらは、
今後の新規契約者に対して適応されるので、
現在、既に契約している方々には、一見、影響はさほど無いように見えます。
しかし、
今回の金利上昇の余波は『変動金利』にも勿論及ぶ為、
『店頭金利』基準で変動する金利を選択し融資を受けている方々は、
今後、適正水準まで戻った際の金利で返済金額が再計算されます。
これが、以前からお伝えしていた『時限爆弾』です。
全ての人では無いですが、『住宅ローン』の融資を受けた方の中には、
『金融リテラシー』が低く、『経済困窮者』も多分に含まれています。
10年前の『サブプライム・ショック』を見ても明らかですし、
『変動金利』を選択する辺り、そのことが如実に現れています。
そういった方々が、今後、金利上昇が続いた場面で、
(返済金額が上昇して)『住宅ローン返済』を継続していけるかどうか、、、、。
これは、想像するのも怖いので、辞めておきましょう。
気候も穏やかになり、明日を除いて天気も良いスタートを切った9月、
実は、歴史的な転換期を迎えているのかも知れません。
日々、『経済』『金融』の世界にアンテナを張りながら、
自身の『経済的基盤』を整える為、『資産形成』に励んで行きましょう。
『金融リテラシーを高めて、資産形成していきたい!』という方に最適なセミナーを、
来月は神戸・三ノ宮9月19日(水)、大阪・梅田9月26日(水)に開催致します。
■2018年9月19日(水)開催!つみたてNISAポイントまるわかりセミナーin神戸・三ノ宮■
****セミナーご案内ページはこちらをクリックください****
*2018年6月から、神戸・三ノ宮でのセミナーもスタートしました!
■2018年9月26日(水)開催!つみたてNISAポイントまるわかりセミナーin大阪・梅田■
****セミナーご案内ページはこちらをクリックください****
今年(2018年)1月からスタートして有効な新制度、
『つみたてNISA』をわかりやすく解説するセミナーです。
『具体的なアクション』を起こすことでのみ、
人生は、本当に好転していくものだと思います。
ぜひ勇気を持って、新たな一歩を踏み出してみてください。
皆さんに直接お会い出来るのを楽しみにしております。
セミナーを受講する間でもなく、
『今すぐ、具体的に資産形成をスタートしたい!』という方は、
ぜひ勇気を持って『お金のセッション』を受講してみてください。
****プライベートセッションご案内はこちらをクリック****
****『お金のセッション』ご予約はこちらをクリック****
井上耕太事務所
代表 井上耕太