違和感のある『陽気』が続く★

『資産形成スペシャリスト』、井上耕太です★

3月も下旬にさしかかり、もうすぐ4月に入りますね。

それでも、今朝の大阪はまだまだ肌寒い。

冬物ダウンジャケットを着ていても、手は結構悴みます。

高校野球のセンバツ甲子園大会も始まっていますが、

この気温の上がりきらない中で試合する選手には脱帽します。

 

さて、実際の気候はまだまだですが、

『違和感のある陽気』が続いている所があります。

それは、米国市場です。

日本市場の現在の指標は、多くの『まやかし』が入っていることは、

昨日の記事でも書かせて頂きました。

しかし、世間では何故か『米国経済は堅調』ムードがあります。

個人的には、これには違和感を感じています。

 

まだ皆さんご記憶にあると思いますが、

2016年年初は日本・米国・欧州など世界的に例外なく、

大きく相場を下げる波乱の展開からスタートしました。

原因は挙げ出せだ切りがないですが、

大きくは『中国経済減速』『原油安』『欧州不安』などでしょうか。

この時は日経平均も『15,000円』を割り込み、

NYダウ30種工業平均も『16,000USD』付近を彷徨っていました。

一時『18,000USD』の過去最高値を記録したことから考えると、

かなり大きく下げましたよね(^_^)

 

それで、僕も暫く目を離していたのですが、

いつの間にか『17,500USD』オーバーまで回復している。

ん?? 何か経済的な回復が見込める出来事、あった??

『中国経済』の減速はこれからも継続していくし、

『欧州不安』も何も解決していないように思います。

日本のマスコミは全く報道しませんが、ギリシャは相変わらず潰れかけやし、

ドイツ銀行のデリバティブの損失問題もどうなったんだ??

もしかしたら、秘密裏に『公的資金注入』が協議されているのか??

英国も今年6月のEU離脱国民投票に向けて揺れています。

つまり、何も状況は変わっていないわけです。

確かに、今年年初の乱降下は、投資家心理の過敏な反応もあったと思う。

それでも、実態はあの頃と何も変わっていない。

 

3月4日(金)発表の2月度米国雇用統計は、

新規雇用:(予想)20万人に対して、24万2000人と上回る結果になりました。

失業率は1月度と変わらず『4.9%』。

これをもってして『米国経済は堅調!』と言いたい気持ちもわかる。

でも、何か全てがFRBの『利上げ』に対する布石のように思います。

すべてが、そのための理屈を作っている感じ。

 

先日の記事でも書きましたが、

『THE BIG SHORT』で描かれた『リーマン・ショック』の舞台裏では、

全ての人々が『まやかし』を行って真実を言っていませんでした。

それを見抜き、気付いた人達は、『本質』を見抜くことが出来る人達だけです。

僕は、何も解決していないと考えます。

今、『違和感のある陽気』の中、世界経済が進行している。

『大きなお金』を一気に動かすのは、暫く様子見が良いかも知れません。

それでも、長期視点でのドル・コスト積立とかなら、

その衝撃も吸収して大きなリターンを得る可能性も大いにあります(^_^)

 

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ABOUTこの記事をかいた人

井上 耕太

・独立系FP事務所【井上耕太事務所】代表。
・1984年4月21日生まれ。岡山県津山市出身。
・2008年 国立大学法人【神戸大学】卒業。

【保有資格】
・CFP®(国際ライセンス:認可番号 J-90244311)
・1級ファイナンシャルプランニング技能士(国家資格:認可番号 第F11421005598号)

【活動実績】
・個人面談【人生を変えるお金のセッション】受講者は400組を超えており(*2022年4月時点)、活動拠点・大阪のみならず、全国から面談依頼が舞い込む。

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