今日のテーマは、『金融機関の窓口に、味方がいないことを認識する』です(^_^)★
タイトルで、少し迷いました。
『資産形成のスタートアップで気を付けたいこと』にしようかと思いましたが、
より多くの方々に読んでもらいたいと思い、『スパイス』を効かせました。
要は、少し『刺激的』なタイトルにしたということです(笑)
タイトル自体もそうですが、
記事の内容もよりシャープなものにすればするほど、
読者の皆さんにお役立て頂きやすいものになります。
でも、
それは『メリット』ばかりでは決してなくて、
シャープな記事を書くと都合のわるい人たちもいますから、
私をあまり良く思わない方々も同時に作ってしまいます。
情報発信をスタートした当時、今から3年ほど前には、
まだ読者数も今と比べて少なかったので、結構好き勝手書けました。
しかし、
今は全国各地の方々、様々な立場の方々が見てくれているので、
少し、その方々の『目』を気にしてしまう時があります。
その点、以前よりは『シャープさ』が失われてしまっていたかな、と。
ただ、
ここ数日は『スタンス」を元に戻して書いていますが、
やはり、情報発信に対する皆さんの『レスポンス』が全く違いますね。
芸能人などの著名人でもそうですが、
『好感度No.1』のタレントさんは、
なぜか『好感度ワーストランキング』にもランクインしてきます。
『熱狂的なファン』を獲得するためには、
やはり、その方達の為に戦うことになるので、
必然的に『敵』も作ってしまいますよね(^_^)
万人に賞賛されることは決してなくて、
読者の皆さんに有効な情報発信をしようとしたら、
ある他方の方々からは『嫌われる勇気』も、合わせて引き受ける覚悟が必要です。
やっぱり、そういう情報発信をしていきたい。
久しぶりに『前置き』が長くなりましたが(笑)、
ここから、今日の本題に入っていこうと思います。
読者の皆さんが、『資産形成』をスタートしようとする時、
まず、次のことを明確に意識しておいてください。
金融機関の窓口に、『味方』がいないことを認識する。
今日の結論は、これだけです。
先日、次のようなニュースが出てきました。
『金融庁が主要行に立ち入り検査へ、顧客本位の取り組み点検』
以前の公式サイトブログでも取り上げましたが、
現在の金融庁長官:森信親さんは、
未だかつてなく『顧客(投資家)視点』で金融機関と戦ってくれる金融庁長官です。
たかだか33年間しか生きていませんが、
このような人が金融庁長官を務められていた事を、私は知らない。
金融機関の『ドル箱商品』として9割以上の販売を占めていた、
『毎月分配型・毎月決算型』商品が最近少なくなってきたのも、
投資家利益にならないことから、金融庁が自粛通達を出したことに起因します。
また、
新規販売額・新規契約額と解約・償還額がほぼ同等の、
粗悪な投資信託に関しても、最近は規制を厳しくしてきました。
来年初めからは『積立NISA』がスタートしますが、
これも、『ロジック』だけで考えたら、資産形成の真理とも言える方法です。
*『積立NISA』を活用した資産形成法を、勧めている訳ではありません。
話を元に戻すと、
なぜ、今回、金融庁が金融機関に対して立ち入り調査をするかと言うと、
それは、『投資家利益』を考えずに、金融機関が商品提案をしているからです。
例えば、
最近は銀行などでも『証券口座』を併設して投資信託が購入できますが、
『投資信託を買いたいんですけど、、、、』と窓口に来る方々ほど、
金融機関にとって『カモ』に見える存在はありません。
街中でよく見かけるようになった、
『保険』商品の相談窓口店舗なども同様ですよね。
もし、あなたが『保険、投資信託はよくわからなくて、、、、』と言った時、
窓口の対応スタッフの方が、『投資家利益』を最優先に考えて、
商品提案をしてくれると本当に思いますか??
残念ながら、この答えは『NO!』です。
『今、これが流行っていますよ!』
『あなたには、これがぴったりだと思います!』
『ちょうど良いものがあります、今がチャンスです!』
『あなたにだけ、特別にこの商品をご提案します!』
言い回しは様々なパターンがあると思うのですが、
そこで出て来て提案される商品というのは、
金融機関サイドでは、『今月の注力商品』として取り上げられ、
今朝の朝礼でも何度も確認された、金融機関にとっての『ドル箱商品』です。
これは、何も不思議なことではありません。
金融機関(銀行、証券、保険)といえど、
『企業』である以上は、『自社利益』を最大限に追い求める組織になります。
『自社利益を最大限に追い求める』という事は、
当然、顧客に対して提案する金融商品・資産形成方法も、
金融機関自身にとって、利益率が最も高くなる商品・方法です。
『窓口の方が、とても爽やかで誠実そうだったから。』
『なんか今、キャンペーンでBOXテッシュくれるらしいから。』
『親身になって、私の話に付き合ってくれたから。』
『可愛い女の子で、彼女の笑顔にやられてしまったから。』
などなど。
これらの理由で、彼らが提案するままに、
あなたの大切な『お金』の運用方法を決めてしまうのは多大な『リスク』です。
私も一部上場の大会社で『会社員』をしていたのでわかりますが、
やはり、働いている身としては、会社から評価されるよう仕事をします。
それは、
半年後に大きな『ボーナス』として、
明確に自分に『リターン』が返って来るからです。
その報酬体系で働いている以上、
『会社から評価される商品』=『会社利益が最大になる商品』を無視して、
『顧客利益』を最優先して提案する事は、かなり難しい。
もしも、仮に、
そのような『投資家視点』から見て有り難い金融マンが存在したら、
それは同時に、会社からは『有り難くない』存在なので、
早晩、窓口スタッフ・営業を外されてしまいます。
結果、窓口には『売れる』営業マンだけが残るのです。
日本人は、世界的に見ても、
『経済に疎い、金融リテラシーがない』と言われている国民です。
それだからこそ、
『よくわからないんですけど、、、、』と、
金融機関の方々を崇拝して、丸投げしてアドバイスを求める傾向があります。
本当に『資産形成』に成功したいのであれば、
まずは、『窓口には、味方がいる。』という幻想を捨ててください。
私自身、なぜ金融機関に所属しない独立系FPとして活動するかと言うと、
次のような『想い』がしっかりとあるからです。
常に、自分の『信念』の基に、クライアントに対して提案したいから。
本当の意味で、『投資家視点』でアドバイスをしたいから。
自分が『良い!』と思った商品・方法しか、勧められないから。
もちろん、自身が実際に『活用』しているものか提案できないから。
以上です。
このブログを読んでくださっている皆さんは、
くれぐれもアドバイスをもらう『人』を間違わないようにしてください(^_^)
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『具体的なアクション』を起こすことでのみ、
本当に人生は好転していくものだと思います。
ぜひ勇気を持って、新たな一歩を踏み出してみてください。
皆さんに直接お会い出来るのを楽しみにしております(^_^)★
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『今すぐ、資産形成をスタートしたい!』という方は、
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井上耕太事務所
代表 井上耕太