今日のテーマは、『覇権国・米国の延命措置、2ヶ月間のリミット延長の結末は??』です。
久々に、日米両市場とも前日比プラスで終えています。
現時点、
中国発・不動産リスクに対する不安は燻り続けますが、
覇権国の信用不安が、一時的に和らいだ事が一因です。
とは言うものの、
先ほど公表された米国・雇用統計は低調に終わった為、
日本時間・今夜の米国市場の動向は、分かりませんが。
直近でも、
覇権国・米国が、慢性的に抱えている『根本的課題』、
債務上限の引上げについては、何度か触れて来ました。
米国政府は、
『基軸通貨特権』という絶対優位性を保有するものの、
理屈的には、解決不可能であろう課題を抱えています。
それは、
日本国が抱える課題と、本質的にまったく同じですが、
力技で推し進められる所こそ『覇権国』たる由縁です。
しかし、
何事も『歯止め』は必要とのことで、野党・共和党は、
今回、『債務上限』の引上げを断固反対して来ました。
もしも、
延命措置決定がなければ、イエレン財務長官公表通り、
『10月18日』前後が、終焉の日となる予定でした。
勿論、
これまで、米国はデフォルト(債務不履行)歴がなく、
現実にそれが起これば、資本主義も『傷』を負います。
確かに、
膨張しつづける現代版:資本主義の結末は不明ですが、
誰もが『ブラックスワン』は避けたいと願っています。
金融街も、
『まさか、それはないだろう』と心では願いながらも、
有事に備えるべく、『リスク回避的』な動きが顕著化。
何故か、
日本のメディアは、そこまで大きく報道はしませんが、
世界経済は、知らぬ間『瀬戸際』まで追い込まれます。
それが、
ここに来て一転、野党・共和党は、与党の要求を飲み、
『4800億ドル』の債務上限引き上げで合意します。
日本円換算『50兆円超』ですから、中々の破格です。
しかし、
これだけの巨額資金も、僅かな『延命効果』しかなく、
期限を『12月3日』に定められた、極一時的なもの。
この間、
再び、民主党、共和党間の争いが続いていく訳ですが、
2021年内、ギリギリまで問題は燻り続けることに。
既に、
『根本解決』が不可能なことは自明になっていますが、
『延命努力』も、同様に、大切といった所でしょうか。
意外にも、
『猫騙し』が如くこの戦略に、市場は好意的な反応で、
10年もの米国債の利回りは一時『1.58%』迄急騰。
前述の通り、
デフォルト(債務不履行)リスクが弱まった事により、
債権市場から『資金流出』が加速したことの結果です。
*『債券価格』と『利回り』は相反する動きをします。
意外にも、市場参加者は『単純思考回路』で動きます。
しかし、
繰り返しますが、事態は何ら『根本解決』しておらず、
本当に僅かな期間、一旦、『棚上げ』されているだけ。
リミットは、
私たちが『実感』している以上に、近い将来に存在し、
その動向如何では、世界経済は致命傷を負う可能性も。
果たして、
ここまで注意喚起しても、『世界的リスク』に対して、
どれだけの日本人が『危機感』を持たれるか疑問です。
ただ、『ヤバいこと』の瀬戸際という事は理解下さい。
私たちにも直結するので、引き続き、注視が必要です。
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