今日のテーマは、『都会で年収1000万円を達成したら、豊かに生活できるのか??』です。
『年収1000万円』というのは、キャッチーな言葉です。
その基準を達成する事は、『お金持ち』とは言えませんが、
かと言って、決して『低所得』という収入でもありません。
あくまで、
『事業家』『経営者』という視点での意見になりますが、
可もなく、不可もなく、常識的な範囲の収入と考えます。
それでも、
先日、厚労省から公表された『賃金統計』が示すとおり、
一般的に、該当者は『少数派』に分類されるようですが。
仮に、
あなたが、この基準を満たそうと考えた時、相対的には、
地方都市よりも、大都市圏の方が確率は俄然高まります。
決して、
『収入』という、1つの尺度だけの問題ではないですが、
大都市圏には、地方都市にはない『チャンス』が転がる。
それは、
『人』の数が集中することで、機会が複合的に連鎖して、
単純な『足し合わせ』以上の効果をもたらしているから。
そもそも、
経済の活況を測定する尺度は、原則『循環速度』なので、
浮き足立つ人が多い分(?)大都市は景気が良いのです。
私自身、
決して、経済的側面にフォーカスした訳ではないですが、
高校卒業後、大都市圏に出たいと幼少期から考えました。
そして、
その目標は、大学進学のタイミングから達成されますが、
1つだけ、自らに課していた『ハードル』は有りました。
と言っても、
何も、大それた話などではなく、地元・岡山県にいては、
実現できない環境への『ステップ・アップ』であること。
つまり、
大学進学の観点では、国立岡山大学以上の大学に進学し、
社会人の観点では、地元で実現不可能な環境で働くこと。
幸いにも、
これからの目標は無事に達成されて、2022年現在は、
事業家として、想像していた以上の人生を歩めています。
話を戻すと、
先日、最新版が公表された『厚生労働省:賃金統計』は、
現代の、大都市圏・地方都市の収入格差が示されました。
少しだけご紹介すると、
東京都(首都圏)で勤務する男性会社員の平均年収額は、
『約660万円』と日本の全体平均より100万円多い。
更に、
前述『年収1000万円』基準達成者は、約6%存在し、
こちらは日本全体平均(約3%)とダブル・スコアです。
勿論、
単純に、経済(お金)の循環速度が速いだけではなくて、
上場大企業の本社・支社が存在することも要因でしょう。
ストレートに表現して、
『大都市圏』は『地方都市』よりも断然稼ぎやすいです。
しかし、
単純に、数字としての『年収格差』だけを比較する事で、
大都市圏在住者が、豊かに暮らしているとは思いません。
何故なら、
皆さんもご存知の通り、大都市圏は地方都市と比較して、
同等レベルの生活を送るにも『コスト』が嵩むからです。
それが最も顕著に現れるのは、『住宅関連費』ですよね。
地方都市で『庭付き一戸建て』を購入する金額などでは、
東京・大阪の都心部で、極狭の空き地すらも買えません。
下手したら、吹き晒しの駐車場1台分の方が高い(笑)。
同じ国で合ったとしても、『貨幣価値』は異なっており、
同じ数字(金額)が持っている効力は、歴然の差がある。
海外の事例では、
シンガポール勤務ながら隣国・マレーシア居住する人は、
支給される給与効力を『3倍』に出来るのだと聞きます。
それに近いことが、日本『国内』でも起こっていますね。
その他、
食費、日用品に関連した雑費も、都市部は相対的に高く、
地方都市に在る、表出化はしない経済循環の恩恵も無し。
簡単に言えば、貨幣を介しない物・サービス交換のこと。
これも、実際、地方都市で生活した人しか分かりません。
先ほど、
賃金統計が示す所、『年収1000万円』基準達成率は、
地方と比較して、首都圏が確率『2倍』と紹介しました。
しかし、
私見では、むしろ『年収1000万円』基準を達成せず、
首都圏、特に、23区内で生活する意義が見出せません。
単純な数字比較ではなく、
自らが人生に求める、重要視する『価値観』を明確にして、
メリット最大化の為、どのような選択をすれば最適か??
独自の『判断基準』で、冷静に考えてみることが大切です。
オープン開催(どなたでも参加可)資産形成セミナーは、
現時点、2022年以降の開催スケジュールが未定です。
——————————————————————–
*個人面談ご希望の方は、直接お問合せ頂けたら幸いです。
*井上耕太事務所:michiamokota0421@gmail.com
——————————————————————–
井上耕太事務所
代表 井上耕太