今日のテーマは、『あなたは、生涯一書生の精神を保ちつづけられていますか??』です。
タイトルにある『書生』とは、『生徒』を意味します。
要は、一生涯『学習すること』を続けていますか??
元々、
『学習(知らないことを知る)する』という行動自体、
人生の質を向上させ、自らに満足感を与える行為です。
実際、
脳が高度に発達している人類は『学習』という刺激が、
脳内において、最上級の『快楽ホルモン』を流します。
という事は、
子供であれ、大人であれ、学習することを嫌う方々は、
人間になり切れない『類人猿』と同等かも知れません。
更に、
本能的な部分だけでなく、『学習』を積み上げる事は、
現代社会で『経済的基盤』にも大きく関与しています。
先日、
世界銀行が発表した調査結果では、直近のコロナ禍で、
学習機会を失う事での経済損失が算出されていました。
世界全体での総額は、『17兆米ドル』にも上ります。
現行為替では日本円換算『2000兆円』ほどですね。
2022年現在、日本国GDPの『約4年間』相当です。
兎に角、
莫大な経済規模の『価値』が、創出される機会を失い、
同時に、『収入』として得る機会も逸したことになる。
パンデミックに伴い、
世界各国で『学級閉鎖』が相次いでいることに起因し、
基礎学力(読解力・計算力)が著しく低下しています。
これらの能力の欠如は、正直言って『致命傷』ですね。
野球選手で言えば、キャッチボールすら出来ない状態、
サッカー選手では、インサイドキックが出来ない状態。
試合に出れないどころか、練習にも支障を来すレベル。
もし仮に、
今後2、3年ほどで、順調にパンデミックが終了して、
世界全体の『学習環境』が、正常レベルに回復した際。
残念ながら、
学習重要期に『コロナ禍』がバッティングした世代は、
前後世代と比較して、競争社会で劣勢を強いられます。
それほど、
『学習能力』は、『経済力』にも直結しているのです。
もちろん、
21世紀に突入して20年以上経つ、この期に及んで、
『学歴社会』の重要性を説くつもりは更々ありません。
むしろ、
現代では、詰め込まれた『情報量』を競うのではなく、
真の学力(思考し、行動する能力)が問われています。
確かに、
自らのゲシュタルト構築に、『情報量』は必須ですが、
実社会では『猿真似』が生かされる場面はありません。
繰り返しますが、
徹底的に情報を得たら、脳細胞を使って『思考』して、
具体的な『行動』に繋げられる人材こそ求められます。
内閣府が行った別調査では、
近年、20代、30代のジニ係数は拡大の傾向にあり、
経済的観点で『勝者』『敗者』が鮮明になりつつある。
余談ですが、
世帯所得が『年間500万円』を下回っている家庭は、
『子ども』を持つ選択をする確率が如実に減少します。
例えば、
年間所得400万円以上500万円未満で『9.8%』、
300万円以上400万円未満では『5.2%』に半減。
上記は、
『世帯所得』となっている所がミソで、年収ベースは、
其々『約1.3倍』したものが該当するようになります。
実際、『所得500万円』は『年収700万円』ほど。
成熟期にある現代日本で、簡単な数字ではありません。
話を戻すと、
若年層(20代、30代)における経済格差の拡大は、
かなりの精度『学習能力』と相関関係を為しています。
例えば、
大学新卒・就職ランキング上位の5大総合商社等では、
明らかに、入社できる・できない大学が決まっている。
確かに、
表向きは『オープン』にしていますが、就職内定者は、
旧帝大プラス旧商大(一橋大学、神戸大学)のみです。
もちろん、
学歴は優秀さを計測する『十分条件』ではないですが、
最低レベルの『必要条件』であることも事実なのです。
私自身、
『会社員』をドロップして『事業家』として生きる為、
『学歴』などは、最上級に関係がないように思えます。
しかし、
現実問題としては、既存クライアントの皆さんからも、
ある程度『学歴』は評価されていると実感しています。
単科大学(医科大学)を除いて、
入学する価値あると感じる大学は、日本全国規模でも、
はっきり言って『20』ほどに限定されると考えます。
もし仮に、
私自身、名前が書けたら入学できる私立大学卒ならば、
果たして、クライアントさん達は相談してくれたのか。
誰しも、
『生命』の次に大切と言っても過言でない『お金』を、
自分より明らかに劣る人物には相談したくないのです。
もちろん、
真の『学習』とは、大学までで評価されるべきでなく、
『生涯一書生』の言葉宜しく、一生継続するものです。
私自身、
(当然ですが)未だに『学習』の習慣を継続しており、
原動力は純粋な『好奇心』と他者への『貢献欲』です。
だからこそ『正のスパイラル』が生まれて来るのです。
あなたは『生涯一書生』の精神を保ち続けますか??
繰り返しますが、『学習』は『経済力』に直結します。
深く理解していたら、止めることは出来ないはずです。
今からでも遅くないので、『習慣化』をお勧めします。
オープン開催(どなたでも参加可)資産形成セミナーは、
現時点、2022年以降の開催スケジュールが未定です。
——————————————————————–
*個人面談ご希望の方は、直接お問合せ頂けたら幸いです。
*井上耕太事務所:michiamokota0421@gmail.com
——————————————————————–
井上耕太事務所
代表 井上耕太