今日のテーマは、『かつての植民地が、かつての宗主国を凌駕する日』です。
先日、
世界的には、まったく大きく取り上げられていませんが、
個人的には、とても興味を惹かれる報道が為されました。
昨年(2021年)時点、
GDP(国内総生産)換算『インド』は世界第5位になり、
代わりに『英国』が世界第6位のポジションに転落した。
ご存知の通り、
英国・インド両国は、歴史を遡れば『主従関係』にあり、
かつての植民地が、旧宗主国を逆転したことになります。
歴史的観点でも、エポック・メイキングな出来事ですね。
恐らく、
私を含めて、大半の方々はインドを『途上国』と見る為、
前述した事実は、少し意外に思われるかも知れませんね。
もちろん、
『一人あたりGDP』という観点は雲泥の差がありますが、
総合的な国力を考慮すれば、むしろ当然だとわかります。
最大の要因は、
同国(インド)が抱える超巨大人口で、2022年時点、
『約14.1億人』と言われ、世界全体の5分の1に匹敵。
更に、
現時点トップの中国(約14.3億人)にも肉薄しており、
2023年中に『首位』の座は逆転が起こる見込みです。
翻って、
英国のそれは『6800万人』にも満たない規模であり、
両者の間には、『20倍強』もの圧倒的な差があります。
このように見ると、完全に『頭数』の差だと言えますね。
しかし、
かつての『日本』と『中国』の関係がそうだったように、
頭ごなしに『数の利』を馬鹿にすることなど出来ません。
事実、
2010年、GDP『世界第2位』の座を逆転されてから、
2022年現在、両者の差は『ダブル・スコア』の状態。
日本からすれば、
一瞬で抜き去られたどころか、付いて行くことも出来ず、
今となっては、『背中』すら確認できないのが現実です。
話を戻すと、
今年、インド経済は『年率7%超』の経済成長を見込み、
直近数年間の経済停滞から、確実に回復を見せています。
反対に、
欧米日をはじめとした先進諸国は、インフレーションと、
それに伴う物価高騰に直面して、景気後退の危機にある。
その間にも、
インドは途上国市場『第2位』の座を強固に固めており、
長期的視点での成長余地・余力の観点でも断然有利です。
もちろん、
途上国共通の『政治・経済』の不安定性もありますから、
理屈通りに、順風満帆に成長していくことは考えません。
それでも、
『10年先』を見据えて資金拠出する長期投資家として、
インドを始めとした『エマージング市場』は外せません。
これからも、ポートフォリオに組み込むべきと考えます。
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